こんにちは!ミレニアム・プロミス・ジャパンです。

 

皆様のおかげで目標金額の62%まで達成することができました。

誠に感謝申し上げます。

 

さて、今回は難民居住区での心理社会的支援の状況について

ご紹介したいと思います。

 

 

駐在員・礒部は昨年8月末、外務省主催のNGO向け

海外スタディプログラムという制度を利用して

ウガンダに渡航し、心理社会的支援を専門とする

現地NGO「TPO Uganda」にて約3ヶ月間インターンとして働きました。

 

このインターンシップを通して、心理社会的支援を実施する為の

組織体制を学んだわけですが、インターン先の活動拠点が

ビディビディ難民居住区だったことから、このプロジェクトの

実施予定地であるビディビディ難民居住区での

心理社会的支援の現状を知りました。

 

現場を見て思ったことは、子どもに対する心理社会的ケアが

圧倒的に少ない、ということでした。

 

インターン当時、ビディビディ難民居住地区にて

数十ものNGO団体が活動する中、薬物療法等で

心理的な支援を実施している団体は

TPO Ugandaを含んでも4~5団体のみでした。

 

特に、専門の臨床心理士や精神科医が常勤し

認知行動療法といったアドバンス心理社会的支援を

専門として活動している団体はTPO Ugandaの1団体のみです。

 

難民の方々の大半が何かしらのトラウマ的経験を抱えて

逃げてきているにも関わらず、難民人口約28万人の

ビディビディ難民居住地区に対して

心理社会的支援の数は明らかに少ないのが現状です。

 

昨年10月、TPOでのインターン時に女性を対象とした

心理療法に参加している礒部(中央)

 

TPOでのインターンでは、難民の方々の精神状態に関する

事前調査を実施し、ビディビディ難民居住区内のある村では

調査を実施した4分の3にあたる難民が

心理療法が必要な精神状態との結果が出ました。

 

しかしTPOの予算の関係でその村からは4分の1しか

心理療法を行えませんでした。

 

このように現場では心理社会的支援が足りていないのが明らかですが

特に子どもに対する心理社会支援は喫緊とされています。

 

その理由は、TPO Ugandaは主に成人女性を対象に支援しており

小学校に通う子どもを対象にした心のケアは圧倒的に少ないからです。

 

学校で先生を対象に心のケアに関する現状調査を実施したところ

学校には生徒が悩みを打ち明けれるような相談室は設けておらず

先生自身もトラウマを抱えた子どもたちに対して

どのように接すればよいか分からない、との声が多く挙がりました。

 

今回の心理社会的支援では子どもに対するワークショップ以外にも

先生や保護者に対しても精神病やトラウマに関するワークショップを

別途実施し、トラウマを抱える子どもたちへの適切な対応や

振る舞いを学んでもらう機会も提供する予定です。

 

子どもたちがトラウマを乗り越えられるよう

またコミュニティとしても持続的に子どもたちを

支えていける環境を整備できるよう、活動して参りますので

皆様のご協力・ご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

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