学生の力で調査報告書を公刊したい【京都 松尾山廃寺 報告書作成費】
支援募集終了日までに集まった支援金をプロジェクト実行者は受け取ります(All-or-Nothing方式)。支援募集は6月29日(土)午後11:00までです。

支援総額

608,000

目標金額 550,000円

110%
支援者
79人
残り
4日
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プロジェクト本文

 

はじめまして。

 

私は京都にある立命館大学の学術公認サークル、考古学研究会の会長を勤めている岡村隆洋です

 

 

私が所属する考古学研究会は1970年以前に創部され、それ以来50年以上にわたり歴史豊かな京都の街で「考古学」を愛好する学生たちが集い、学びあう場として機能してきました。

 

そこに集う学生たちは大学のカリキュラムとして考古学を専攻する学生ばかりではなく、法学部や産業社会学部などの他学部・他分野の学生たちを含めて、野山を駆け回り、時には泥にまみれながら、野山に眠る「モノ」を、またそれらが語りかけてくる「京都の歴史」を、私たちは追い求めてきました。

 

そこで得られた成果を、私たち立命館大学考古学研究会は学術的な調査報告書として公刊してきました。

 

2004年に刊行した『朝原山・長刀坂古墳群測量調査報告書』では、嵯峨野地域にある朝原山・長刀坂古墳群をフィールドとして古墳墳丘の測量を行い、また表面採集した土師器・須恵器などの遺物を図化して紹介しました。

 

2021年に刊行した『近世鷹司家墓所調査報告書』では、嵯峨野二尊院に遺る近世公家鷹司家の墓所を調査し、石造物としての墓石の実測や墓域内に遺る卒塔婆堂を3Dデータ化して記録し、紹介しました。

 

これらの報告書の刊行に携わったOBの方々は各地の埋蔵文化財行政はじめ様々な場で現在も活躍されており、これまで当会が刊行してきた報告書は学術的な成果として認められるものでした。

 

学生の力によって、「京都の歴史」を明らかにする。

 

立命館大学考古学研究会は創部以来、そうした理念をもって継続的に活動しており、また実際に学術的な成果を挙げてきたサークルです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな私たち考古学研究会が、2024年現在調査を行っているのが京都府京都市西京区にある松尾山廃寺です。

 

 

 

 

この遺跡はかつて当サークルの会員によって発見され、はじめてその存在が明らかにされました。

 

15年も前のこと、私がまだ小学生にもなっていない頃の発見でしたが、発見の反響は大きく、当時の京都新聞では一面記事として報道されました。後述しますが、この発見の歴史的意義は非常に大きく、会を挙げての測量調査や遺物捜索などを通じて、この歴史的発見を学術的な成果として公表しようと、諸先輩・OBの方々が奮闘してきました。

 

調査を続ける中では、たくさんの苦労がありました。実測図の作成や遺物番号を付しての整理には膨大な時間が必要となりました。ただでさえ登りのきつい比高200m以上の山上に、気温が25度以上もある日に測量器具を担いで上がった日には汗が止まらず、登り切っても測量どころではないくらいに、ヘトヘトにもなりました。学生の力による、サークルとしての調査活動であるがゆえの困難もありました。会員それぞれが考える報告書の在り方・編集方針をめぐって議論しあった日々はそれなくしては、報告書刊行体制を整えるに至らなかった、一方ではかけがえのない経験ともなりました。

 

このようにして活動を続けてきた考古研ですが、2020年からの新型コロナウイルスの流行は大学サークルとしての立命館大学考古学研究会にとっての「存亡の危機」でした。私が2021年に考古学研究会に入部した際の会員は全学年あわせて3人しかおらず、かつ一回生の期間はサークル活動が厳しく制限されていたために考古学研究会としての研究活動はほぼできませんでした。

 

それから3年、部員数も回復し、考古研はようやく調査成果を公表する体制にまで蘇りました。

 

私たちが刊行する『松尾山廃寺調査報告書』はそうした困難の先に生まれた成果をまとめたもので、その刊行は、現役の会員だけでなく、調査に携わった数々のOBの方々も含めた、立命館大学考古学研究会の15年以上にわたる、まさしく「悲願」であるのです。

 

 

 

 

私たちの調査地である松尾山廃寺は京都市西京区松尾谷町の松尾山中に存在しています。

 

 

 

 

 

遺跡が機能していた年代としては確認している遺物の年代観から、およそ平安時代(9-10世紀)が中心であると考えられ、ちょうど2024年の大河ドラマ「光る君へ」で描かれている時代と同じくらいの時期の遺跡であると考えられます。

 

松尾山廃寺で確認された遺物は、京都市内のほかの山林寺院の遺物と比較しても多種多様であり、また搬入される製品に関しても特徴的な遺物が多く確認されています。この意味で、松尾山にかつて存在した寺院は平安期においてかなり大規模な寺院であったことが推察されますし、また遺物の年代が平安末(12世紀)をおおよその下限とすることからは、その後再び活用されることなく廃絶した寺院であったことが指摘できます。

 

従来、平安京域の山林寺院は如意寺・安祥上寺をはじめ主に京都盆地の東部で確認されてきましたが、平安京の西側に位置する松尾山廃寺は都市としての平安京の在り方を考えるうえでたいへん貴重な存在であると考えられます。

 

平安京・京都という都市を考えるうえで、松尾山廃寺という遺跡は極めて重要な遺跡です。

 

その調査成果を公にすることは、学術的にも高い意義があるものであると、私たちは考えています。

 

 

 

 

 

松尾山廃寺調査報告書の刊行は当研究会としての、まさしく「悲願」です。

 

しかし、調査報告書刊行に係る出版費用は学生の身にとってはたいへん高価であり、会員の持ち出しのみではこうした調査成果を出版物として刊行することが困難な状況にあります。

 

そこで今回、立命館大学考古学研究会ではクラウドファンディングという方式を用いて資金調達を行おうと考えています。

 

変礼に関しては、4つのコースを準備しています。

 

⑴報告書送付(5000円)

 

ご支援をいただいた方へ完成した松尾山廃寺調査報告書を送付します。

 

⑵松尾山廃寺見学会ご招待(5000円)

 

ご支援いただいた方限定で今年10月ごろに当研究会主催で開催する松尾山廃寺見学会にご招待します。

 

⑶報告書送付+松尾山廃寺見学会ご招待(9000円)

 

ご支援いただいた方へ、完成した報告書を送付します。またご支援いただいた方限定で、2025年3月頃に当研究会で主催する松尾山廃寺見学会にご招待します。

 

⑷お礼状の送付(3000円)

 

ご支援いただいた方へ、会員からお礼状を送付いたします。専門的な書籍などは不要だけど、会の活動に共感いただき、ご支援いただけます方には、こちらのコースでご支援いただければ幸いです。

 

 

報告書の刊行は2025年3月を予定しており、⑴・⑶の形でご支援いただいた方へはそれより順次発送という形になります。見学会の日程は今年8月末までに決定しご連絡いたします。

 

 

 

皆様のご支援によって刊行した報告書は各大学・研究機関・公立図書館などに送付する予定です。

 

そうして積み上げてきた成果が、今後の平安時代史・平安京史の解明に寄与することがあれば、会として何よりの幸せであると考えています。

 

ここまでの内容をご覧いただきありがとうございました。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

立命館大学考古学研究会 会長 岡村隆洋

      同     会員 一同       

  

プロジェクト実行責任者:
岡村隆洋(立命館大学考古学研究会)
プロジェクト実施完了日:
2025年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

報告書出版のための校正・編集作業。 クラウドファンディング資金は出版・備品費として使用します。

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