プロジェクト概要

出産後の母親のリアルを伝える本『産褥記』シリーズの最新作『産褥記3』を出版したい!

 

初めまして。NPO法人マドレボニータ事務局の坂崎あゆみと申します。“マドレボニータ”とはスペイン語で“美しい母”という意味です。産後の母親向けのヘルスケアプログラムを提供する団体です。 私たちは過去15年間「出産はハッピーなだけのものではなく、母親の心身に大きなダメージを与えるので、産後は安静とリハビリが必要」と伝え続けてきました。

 

特に安静が必要なのは「産褥期(さんじょくき)」という「出産後1ヶ月間」です。この時期の母親は心身のダメージを受けながらも新生児の世話に追われ、不調や周囲からの孤立が、産後うつや児童虐待の原因となる危険があります。産後に起こりうる心身の不調やその対処法・予防法といった具体的な情報が必要な時期です。

 

そこで、マドレボニータは『産褥記』という、産後ヘルスケアの専門家が自身の産褥期の体験を綴った日記シリーズを出版しています。

「出産前に、そんなアホな!と爆笑しながら読んだのに、産後には、そのとおりだ!と涙なしには読めなかった」等、熱のこもったご感想を数多くいただいています。『産褥記1』と『産褥記2』を合わせて計4,500部、自費出版の本としては異例の部数を売り上げました。

 

『産褥記3』というシリーズ最新作が、広く愛される本として世に出るための手助けを、制作費用80万円へのご寄付を通して、どうぞよろしくお願いいたします!7月中の発売を目指しています!

 

(子育てのスタート時期を健やかに過ごすことが、

その後の母親と家族の人生をさらに豊かにします。)

 

<寄付募集にチャレンジを決めた理由>

 

実はマドレボニータは、『産褥記2』の制作時にも制作費の寄付募集を行い、わずか10日足らずで目標額を達成しました。ご支援の重みとご期待の高さが、制作スタッフへの何よりの励ましになりました。

マドレボニータにとって、寄付には、資金調達以上の意味があります。

 

いち「読者」を超えた「産後のリアルを伝える本を世に出す意義の理解者」として役割の一部を担っていただいていると考えています。 現在制作している『産褥記3』には、前作にご寄付くださったかた、平素よりマドレボニータにご関心をお寄せくださるかたに加えて、「産後」に関する問題は初耳、というかたからもぜひご参加いただきたく、自団体のWebサイトではなくREADYFOR?でのチャレンジを決めました。

 

<日本の「産後」の現状>

 

日本の新生児死亡率は世界最少ですが、一方、その傍らにいる母親の健康が危ぶまれている現実は、あまり知られていません。

 

産後の母親の10人に1人(10万人)は産後うつと診断されています。さらにマドレボニータの調査では「受診はしなかったが、あれは産後うつ(または一歩手前)だった」と自己診断する人も含めると10人に9人、大半の人がそう感じていた、という回答を得ています。加えて、産後うつになるのは女性に限らず、男性も、環境の変化や家族間の人間関係の変化により、精神的においこまれ、うつ状態になる人がいます。

 

(マドレボニータは、出産経験女性620名を対象に独自調査を行いました。)

 

(出産後の生活には、抽象的なハッピーなイメージを持ちがちです。

ところが、実際は、身体は後陣痛・股の痛み・腱鞘炎などのトラブルに、

心はストレスに翻弄されています。)

 

また、厚生労働省の調査によると、平成22年度に虐待によって死亡した子どもの人数は51人。うち0歳が45.1%(23人)で最多。そのうち生後1ヶ月に満たない赤ちゃんが12人います。

 

平成25年の日本労働組合総連合会による働く父1,000人への調査では、「産後の妻の安静を確保したい」「妻だけで育児をするのは大変だと思う」という理由で、64%が「育児休業を取ったあるいは取りたい」と答えています。しかし、「今の職場は男性が子育てしながら働ける環境ではない」と感じる人の割合は51%で、「産褥期の妻をいたわり、ともに育児をしたい」と思っても難しい現実があるのです。

 

「夫が安心して仕事をしながら、産褥期の妻が安静とリハビリに専念し、夫婦で子育てできる環境をつくる」ためにはどうすればいいのでしょうか。夫の育児休暇取得、実義母のサポートや外部サービスを依頼すること等が考えられますが、マドレボニータでは、それらに加えて、友人同士の家事育児サポート「産褥ヘルプ」を提案します。

 

(赤ちゃんのお世話をしているのは母親…ではなく、

産褥ヘルプに駆けつけた、マドレボニータ代表の吉岡マコさん!)

 

<産褥ヘルプとは?>

 

お友だちに赤ちゃんが生まれたら「おめでとう!まずはゆっくり休んで。落ち着いたら赤ちゃんの顔見に行くね」とメールを送っていませんか?

 

親しい友人の来訪はとても嬉しいものですが、もし、新生児との生活について理解があれば、もっと喜ばれ、助けになるかもしれません。

 

例えば、「右手に箸を、左手に茶碗を持ってご飯を食べられる!」というのは、出産・育児経験のない人には想像しにくい喜びです。

 

日中、新生児とふたりきりで過ごす母親は、たいてい「赤ちゃんを寝床に置くと泣くかも」と赤ちゃんを抱っこしたまま片手で食事をしたり、「泣いたらすぐ抱っこしなくちゃ」と急いで食事をしています。 それを知っていれば、「食事時は外してケーキ持って行くね」というよりも「お昼頃お惣菜もってくね。抱っこ代わるから一緒に食べよう」というように、新生児のいる家庭に合わせた声かけが自然と生まれます。

 

(産褥期に両手で食事することができて喜ぶ『産褥記』著者の吉田紫磨子さん)

 

ほかにも、洗濯物をたたむ、上の子の相手をするなど、産後の母親が安静に過ごすためにサポートできることは、性別や育児経験を問わずたくさんあるのです。声をかけあってお手伝いにいくこと、それが「産褥ヘルプ」です。

 

<私の産褥ヘルプ初体験エピソード>

 

マドレボニータをご支援くださるのは、出産、育児の経験があるかたが多いのですが、私には子どもがいません。

それなのに私が『産褥記3』の制作に関わっているのは、産褥ヘルプについて特別な思い入れがあるからです。

 

私は、大学在学中に所属ゼミのつながりでマドレボニータのことを偶然知り、講座を体験受講したり、「ワークライフバランス合宿」と称して泊まりがけで『産褥記』の著者・吉田紫磨子(よしだ しまこ)さんのお宅に遊びに行き、家事や育児を手伝ったりと、まるで親戚のようなお付き合いをするようになりました。

 

(吉田家の四姉妹と私です。

吉田家に産褥ヘルプに行った際の写真です。)

 

いざ紫磨子さんの予定日が近づくとソワソワ。でも、具体的な祝い方が分かりません。入院する予定の助産院に行ってみるも、扉を叩く勇気はなく「ここかー」と眺めただけで帰路についたり(まるでストーカー?!)、予定日を過ぎた頃、夕方に電話をかけてみたら、小学生の長女さんが出て、どうやら吉田家はちょうど食事中だった様子。 背後からは拗ねる次女さんに食べさせるのにテンヤワンヤの吉田夫妻の声が聞こえてきたり…。

 

ですから、出産のお知らせと同時に、マドレボニータ代表の吉岡マコさんから「この予定表見て、都合が合う時に手伝いにきてくれない?」と産褥ヘルプのお誘いをいただいたときは本当に嬉しかったです。

「どうすれば喜んでもらえるのか検討もつかない中、確実に喜んでもらえる祝い方を準備してもらえた!」と。

 

予定表に書き込んで、紫磨子さんちに遊びに行き、初めて見る生後1週間の赤ちゃんにビックリ。これまで見たことのある赤ちゃんは、生後何ヶ月も経ったから、ふくふくぷっくりしているんですね。新生児は、赤くて細くてなんだか拝みたくなる感じ…。赤ちゃんをお風呂にいれるお湯やタオルを用意したり、長女さんと次女さんといっしょにシャワーを浴びたり、夕食を食べてお皿を洗って、帰宅しました。(その日のBLOGはコチラ!)

 

私は、初めての産褥ヘルプの体験をとおして、産褥ヘルプの醍醐味は「お祝いの気持ちを態度や行動で表せること」だと気づきました。

 

子育てのスタート時期を健やかに過ごすことが、その後の母親と家族の人生をさらに豊かにする。その手助けを、子どものいない私でもすることができるのです。 またこの体験から「この先に私自身が出産することになっても、不安にならずに済むだろう」と希望も生まれました。

 

 <『産褥記』シリーズと、著者の吉田紫磨子さんについて>

 

 『産褥記』シリーズの著者、吉田紫磨子(よしだ しまこ)さんは、マドレボニータの理事、産後セルフケアインストラクターとして、「産後のボディケア&フィットネス教室」や「にんぷクラス」「カップル講座」等、産後の母親に留まらず、妊婦や夫婦を対象にした数々の講座の講師を務めています。

言葉にしにくい現実を、笑いと愛であぶり出すユニークな文才をお持ちの紫磨子さん。「妊産婦界の綾小路きみまろ」を目指しています(笑)。ほぼ毎日ブログを更新し、産後ケアについて熱く発信し続けていますので、こちらもぜひ御覧ください。

→ 吉田紫磨子BLOG「日刊シマン」

 

 

(マドレボニータのイベント終了後の記念写真!

著者は最後列左から5番目。)

 

『産褥記1』は、紫磨子さんが第2子を出産した産褥期の日記です。日経ビジネスアソシエ2012年5月号の巻頭特集「今、読むべき本2012」に掲載されました。選者は認定NPO法人フローレンス代表の駒崎弘樹さんです。

 

『産褥期2』は、第3子の産褥期の日記をベースに「産褥ヘルプの仕組み」に焦点をあてて制作しました。意外と手間なのが「産褥ヘルプをしたい人と、受ける家庭との予定の調整」です。マドレ式産褥ヘルプでは、インターネットで予定表を共有することで、この手間を大幅に削減しています。読後、「仲間うちで産褥ヘルプを行った」、「産後の生活プランを再考してへルパーを利用することにした」、といった反響がありました。

 

『産褥記3』は、第4子出産の産褥日記と別立ての特集ページを組み、「自分や周囲の人の産褥期に使えそうな情報」を伝えていきます。

例えば、産後の身体のしくみ、適切な静養のために必要な環境づくり、家族や友人との関係性の育みかた、などなど。 Twitterで広く一般のみなさんからご自身の「産褥期エピソード」をつぶやいていただく大人気企画「はみだし産褥記」も掲載予定です。 → ♯はみだし産褥期 - Togetterまとめ

 

(『産褥記1』と『産褥記2』です。)

 

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<寄付(引換券)について>

 

今回のチャレンジでは、多様な方々のご支援のお気持ちやご都合に合わせて選んで頂けるよう、以下の4種類の引換券(金額設定)を準備いたしました。それぞれ、私たちの思いを込めたお礼の品です。

 

■3,000円:お名前を『産褥記3』に掲載 + 制作日記メールレター

 

■5,000円:上記2点に加え、『産褥記3』+ マドレボニータオリジナルステッカー

 

■10,000円:上記4点に加えて『産褥記1(改訂版)』※A +『産褥記3』へメッセージ※B を掲載

 

■30,000円:上記6点に加えて、著者の吉田紫磨子さんと家族(夫と四姉妹)からのサイン

 

※A『産褥記1(改訂版)』… 2012年改訂版。コラムを総入れ替え、「紫磨子と良雄(夫)のあれから6年対談」を追加し、旧『産褥記1』をお持ちのかたも十分お楽しみいただけます。

※B メッセージ…字数は100字~400字程度。ご希望と制作上の紙面の都合で調整します。

 

(マドレボニータオリジナルステッカーと、

吉田家のかわいい姉妹からのサイン!)

 

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<寄付金の使途内訳(予定)※現時点での試算>

 

■書籍制作費
・印刷費(初版2000部)…34万円(全体の43%)
・執筆/編集/デザイン料等…20万円(全体の25%)

■プロジェクト運営費
・チケット引換品代…12万円(全体の15%)
・引換品発送料…2万円(全体の2%)
・READY FOR?利用料...12万円(全体の15%)※
※特集企画につき2%の割引をいただいております。この場をお借りして感謝申し上げます。
※もし目標額以上のご寄付をいただいた場合には、その全額を制作費(上記に含まない、事業収入等で補填する予定の部分)に充てさせていただきます。

 

<おわりに>

 

今の日本では、産褥期のダメージが軽視され、母親ひとりが子育てを抱え込みがちです。マドレボニータは、産後うつや虐待を予防し、健やかな子育てを始めるための鍵が「産褥期の過ごし方」にあると考えています。そして、『産褥記3』出版により、新しい命を迎えようとする家庭や周囲の人たちにそのことを知ってほしいと考えています。

 

「あなたやあなたの大切な人が、産褥期を豊かに過ごすために、知っておきたいこと」に焦点をあてた今回の『産褥記3』を、ともに出版する仲間になっていただければ大変嬉しく思います。 みなさまのご支援・ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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※本プロジェクトにあたっては、福岡で寄付集めのコンサルティングを行う「NPO法人アカツキ」よりプロボノ(無償の専門的サポート)でのご協力を頂きました。この場をお借りして感謝申し上げます。


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