難病FIPを発症したサラ(８か月)の治療にご支援お願いいたします

 

７月16日、３ヵ月目の検診に行ってまいりました。
抜糸で伺って以来の健診となります。

 

この間にサラは食欲の権化となりました。食が細くて苦労していた頃を取り戻すかのように、朝から晩まで「ご飯が欲しいー！」と鳴き続けています。しかも元気良くというより、喉がちぎれそうな鳴き方というのが的確な鳴き方です。避妊手術後に食欲旺盛になるという知識は有りましたが、食べる量だけでなくこんなに四六時中鳴くほど欲しがるものなのか悩むくらいでした。
食欲の権化サラなので、増えないと悩んでいた体重も増え、むしろ心配になるほどで、診察の時には2950ｇ前後になっていました。
見た目も骨ばっていた痩せ気味のサラから、丸顔気味でフサフサ毛皮のふくふくとした猫になりました。

 

久しぶりの通院は不機嫌顔。行きたくないと拗ねてキャリーの隅でそっぽを向いてうずくまっていました。待合室で聞こえてくる他の猫ちゃんの声に「私、嫌なんだけど…」というジト目で訴えてきます。でも、今日は大事な「寛解」がかかった健診なので頑張ってもらうしかありません。

 

検査の結果、A/G比も前回より増えており、白血球数も落ち着いているので炎症もなく、肝臓の数値も問題ない。血小板は低めですが、安定して低いので問題ないでしょう。エコーで見ても腹水、胸水はなく、心臓、腎臓、脾臓、膀胱、リンパ節などもキレイ。これでPCR検査の結果問題がなければ寛解となるでしょうという診断を受けました。後日、猫コロナウイルスは検出されず、α1AGも前回より低い286と問題のない数値だったので「寛解」となりました！

 

血液検査の際、併せてワクチン接種が必要かの抗体検査も行い、十分な抗体を保有していたので今年のワクチン接種は見送りとなりました。
初診で指摘された「イレウス」の心配はなくなりましたが、念の為、再発を警戒しあと３ヵ月は注意して様子見を継続して欲しいとのお話がありました。

 

これで途中問題がなければ、次の健診は半年から１年後の実施となります。

 

１月に「サラが死ぬの？」と打ちのめされて泣いた日から６ヵ月。
先生、病院スタッフの皆さま、保護猫シェルターの皆さま、ご支援いただいた皆さま、サラのクラウドファンディングを世に広めてくださった皆さま、たくさんの方の応援を受けて、支えられて寛解に至ることができました。本当にありがとうございました。

 

盛夏の中、サラは夏バテもせず毎日「ごーはーんー！」と四六時中鳴いて家族全員からうるさいと思われています。
穏やかで優しいきょうだい猫のリオンも思いは同じらしく、鳴き過ぎるサラの頭を時折ペチン！とたしなめるように叩いたり、あまりにもひどい時は近寄ってくるサラを「うるさいからアッチ行け！」とばかりに突き飛ばしてみたりします。
でもサラはこたえない性格なので、そのまま鳴き続けています。健診も経ており隠れた別の病気の心配もないので、これも避妊手術の影響から抜けるまでの我慢のようです。
ただ確かにうるさいのですが、対応するとうるさいのが助長するという記事を読んで以来知らんぷりするようにしたら「ねぇ！聞いてるの？ねぇ！」とばかりに前足だけ踏み出して体を寄せてきます。かわいくて思わず笑ってしまいます。また朝は寝てる内から要求が始まり、寝ていて反応が悪いので段々と近づいてきて目を開けた時には目の前いっぱいサラの鳴いてるクチしか見えず、朝から笑ってしまいます。

 

心身共に健やかに強くなって欲しいと願いつつ、これからも見守り過ごしていこうと思います。