シリア紛争から10年。紛争下の子どもたちが、夢を持ち続けるために。

寄付総額

1,166,000

目標金額 1,000,000円

寄付者
105人
募集終了日
2021年5月31日

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2021年04月15日 18:00

シリア危機 2011年~2012年: 子どもたちが毎日を生きられるために

戦闘は、やがて国全体を巻き込む紛争へと発展し、子どもたちに取り返しのつかない結果をもたらします。一度に40人の子どもたちが殺されたことがありました。シリアに残ったとしても、周囲の国へ避難したとしても、子どもたちの人生は一瞬で一変してしまいます。
 

セーブ・ザ・チルドレンは、2012年から紛争の影響を受けた子どもとその家族に支援活動を行ってきました。

 

今回は、2012年の子どものストーリーと私たちが届けた支援をご紹介します。

 

ハッサンさん(当時14歳)

 

当時14歳だったハッサンさんは、ヨルダンのザータリ難民キャンプで暮らしていました。

 

これは、爆撃が起きた時の状況を話してくれた当時の内容です。


「爆撃の音が聞こえたとき、葬儀に参列していました。お葬式を狙っていたんだと思います。おじさんといとこが死亡し、きょうだいと2人のいとこと一緒にモスクに遺体を引き取りに行きました。

モスクにはたくさんの人がいましたが、全員、死んでいました。ものすごく怖かったです。僕は自分の人生、そして自分自身が嫌いになりました。いつも私の側にいてくれて、なんでも一緒にしていたいとこも失いました。だから私は途方に暮れていました。周りの人も、みんな途方に暮れていて、お互い誰も顔を合わせられませんでした。」
 

そして、ハッサンさんは、心の中の思いを打ち明けてくれました。


「シリアの子どもたちは助けを必要としています。武装集団は、町に出るときに子どもたちを先頭にして歩かせます。子どもを盾にして、自分たちが撃たれないようにしているのです。彼らは人間の、子どもの盾を作るのです。私はシリアの子どもたちに逃げてほしいです。爆撃で命を落とさないために。

シリアの何を覚えているか?爆撃されると、シェルターに逃げ込んでいたのを覚えています。シェルターでは、子どもがたくさん泣き叫んでいました。みんな、怖いんです。多くの子どもが暴力を受けていたことも覚えています。」
 

「私の家は焼け落ち、すべてを失いました。家の中に入りかったけれど、熱すぎてできませんでした。自宅が恋しいです。近所の人たちも、いとこも。サッカーで遊ぶことも。」

 

「世界のリーダーに言いたいです。シリアの子どもたちを助けてください。爆撃から守ってください。子どもには薬が必要です。服や食べ物も必要です。子どもは、遊んで幸せであるべきです。でも私は将来のことを考えると不安です。私たちに何が起こるのでしょう。私たちはどこに行くのでしょうか。」

 

 

セーブ・ザ・チルドレンは、シリアからの難民が増え続けていたヨルダンやレバノンなどの周辺国で活動を行っていましたが、ひとりでも多くの子どもに支援を届けるために、シリア国内でも活動を始めました。2012年末までに、8万3,000人の子どもたちに、食料や安心して暮らせる場所、教育、保健医療支援など、命と健康を守ための支援を行いました。

 

ヨルダンの子どもたち
ヨルダンで、子どもたちとその家族にコートや靴、衣類、かばんなどを配布している様子(2012年12月撮影)

 

ヨルダンでは、子どもたちが安心・安全に過ごせる空間「こどもひろば」を開設しました。初日には、18人の子どもたちが「こどもひろば」の活動に参加しました。子どもたちが遊びを通して日常性を取り戻したり、本来持っている回復力を高めることにつながります。「こどもひろば」のスタッフは、さまざまなアクティビティを通して、子どもたちが安心して自分自身を表現できる場を提供しました。2012年には、ヨルダンに60ヶ所以上の「こどもひろば」を開設する計画を立て活動をしました。

 

「こどもひろば」の様子
「こどもひろば」で一緒に本を読んでいる子どもたち(2012年3月撮影)

 

また12月には、ザータリ難民キャンプに初めての幼稚園「レインボー幼稚園」を開設しました。レインボー幼稚園には、4つのテント、そして遊び場とトイレがあり、3歳から5歳の600人以上の子どもたちが利用できるようにしました。

 

シリア難民の子どもたち
レインボー幼稚園でシリア難民の子どもたちが先生とアクティビティを行っている様子(2021年12月撮影)

 

紛争の影響を受けた子どもたちが、毎日を生きるための支援を届けられるのは、皆さまの支援があってこそです。


皆さまのあたたかいご寄付・ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
 

ギフト

10,000


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10,000円 ご寄附コース

◆活動報告
◆寄附金額領収書の発送
※領収書のお名前は住所の宛名に登録いただいたお名前となります。
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たとえば、人道危機の影響を受けた子どもを守るシェルターキット(テント、ブランケット、マットレス等)を2セット提供できます。

寄付者
37人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

3,000


alt

3,000円 ご寄附コース

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たとえば、子ども用衛生用品キット(タオル、石けん、コップ、歯磨き粉、歯ブラシ)を5セット提供できます。

寄付者
27人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

5,000


alt

5,000円 ご寄附コース

◆活動報告
◆寄附金額領収書の発送
※領収書のお名前は住所の宛名に登録いただいたお名前となります。
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たとえば、十分な食事を6人家族へおよそ1ヶ月間提供できます。

寄付者
31人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

30,000


alt

30,000円 ご寄附コース

◆活動報告
◆寄附金額領収書の発送
※領収書のお名前は住所の宛名に登録いただいたお名前となります。
---
たとえば、人道危機の影響を受けた子どもを守るシェルターキット(テント、ブランケット、マットレス等)を7セット提供できます。

寄付者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

50,000


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50,000円 ご寄附コース

◆活動報告
◆寄附金額領収書の発送
※領収書のお名前は住所の宛名に登録いただいたお名前となります。
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たとえば、重度の急性栄養不良の子ども4人を治療することができます。

寄付者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

100,000


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100,000円 ご寄附コース

◆活動報告
◆寄附金額領収書の発送
※領収書のお名前は住所の宛名に登録いただいたお名前となります。
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たとえば、重度の急性栄養不良の子ども7人を治療することができます。

寄付者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

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