2013年秋、『若年無業者白書2012-2013 その実態と社会経済構造分析』を刊行した後、その反響は大きく、さまざまなメディアに取り上げていただきました。

 

[2013年11月10日朝日新聞]

「ヤル気がない」など、感覚的な言葉で語られがちな姿をデータで浮かび上がらせた。

 

 

 

 

まさに私たちが『若年無業者白書』で伝えたかったことをまとめていただきました。「ヤル気がない」「甘えている」と、とかく印象論で語られがちだった若者無業者の姿を、客観的なデータを元に明らかにすることができました。

 

 

[2013年10月31日大阪日日新聞]

白書は、若者の就労支援にかかわる人々が立場や環境を超えて話し合う際の「土台」をつくり上げた格好と言える。

 

 

 

『若年無業者白書』では、「若者の就労支援に関わる多様なステークホルダーの方々との共通言語を作りたい」という想いもありました。そして、その「土台」を作り上げることには成功したと思います。


しかし、「土台」を作り上げられたとしても、ただそれだけでは何もなりません。さらなる共通言語を作り上げる手段としても、『若年無業白書』の第二弾はやはり必要なのだと思います。

 

長年、ひきこもり問題を追いかけているジャーナリストの池上正樹さんは、こんなことを書いてくださいました。

 

[2013年10月31日ダイヤモンドonline『引きこもり』するオトナたち]

 

今後も、若年無業者や引きこもり状態にある人たちの長期化は、地域で顕在化しつつあり、ますます深刻化していくものと思われる。もちろん、その先には、高年齢化という問題も控えている。


こうした周囲から見えにくい現実を調査し、データ的根拠を1つ1つ与えていく作業は、人と予算をつけて地域全体を巻き込んで取り組んでいくうえでも重要だ。そして、手を差し伸べてほしいと思っている人たちの前に、その道筋をどのように指し示せるのかが問われている。

 

http://diamond.jp/articles/-/43778

 

池上さんがおっしゃるように、一般的に見えにくい、わかりづらい若者の現実を一つひとつ明らかにしていくためには、まだまだ調査と分析が必要だと私たちは考えます。


より効果的な支援や政策に結びつけていくためにも、『若年無行書白書』を継続的に刊行していくことが求められているのだと思います。

 

当法人で支援を担当している蟇田薫はこう言います。
「求職したくても踏み出せない若者は、傷ついた経験からの学び直しが必要です。親やまわりの人にそうした姿を理解してもらうためにも、白書は必要なんですよ」。


データやエビデンスをもとに現場の支援をよりよくしていくだけでなく、白書刊行による社会的認知も若者が働くためには必要なのです。
 

 

 

執筆:育て上げリサーチ

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