日頃より暖かいご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。

 

ついに、達成額が90%を超えました!

 

クラウドファンディングの挑戦も佳境となり、これほど多くの方からご支援を賜ることでき、恐悦至極に存じます。とはいえ、このプロジェクトは100%に到達するまで気は抜けません……。

 

さて本日は、「渋谷能」第四夜の演目をご紹介します。

 

◇ ◇ ◇

 

「渋谷能」第四夜は、宝生流・髙橋憲正による「藤戸」です。


宝生流ゆかりの地域である金沢ほか北陸の公演でも活躍する、高橋憲正が登場。『平家物語』のエピソードを庶民の目線から捉えた「藤戸」を上演します。

 

「息子を失った母、その息子の亡霊の二役を前後半で演じ分ける難しい曲ですが、やり甲斐のある曲、精一杯務めます」とコメントしています。

 

◆プログラム 

 

解説:金子直樹

 

能「藤戸」
漁師の母/漁師の霊:高橋憲正
佐々木盛綱:野口能弘
盛綱の家人:山本則重
笛:小野寺竜一
小鼓:田邊恭資
大鼓:國川純
後見:宝生和英、金森良充
地頭:和久荘太郎
ほか

 

 

◆あらすじ

 

源氏の武将佐々木盛綱は、藤戸(現在の岡山県倉敷市)の備前の児島に新たな領主として入島し、訴え事のある者は申し出るようにと触れを出します。

 

すると老女が現われ、盛綱に我が子を殺された恨みを述べ、はじめは否定していた盛綱も隠しきれなくなり、浅瀬を教えてくれた若い漁師を殺して海に沈めたと告白し、弔いを約束し母親を家へ帰します。

 

盛綱が法要を行っていると漁師の亡霊が現れ、殺された事を再現し、祟りをなそうとしますが、弔いを受けて成仏します。

 

◇ ◇ ◇

 

「弔って成仏しても死んだ者は帰らない」という悲しみを表現するこの作品は、やりきれない「切なさ」という、日本人が古来から持つ美しい感情を表現しているようにも思えます。

 

達成まで、あと18万円。最後まで、変わらぬ暖かいご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

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