応援の声(23) 　ちんてんめい、堀内博、三井淳志

6月も間も無く終わります。

 

この週末は、ネットワーク所属の劇場でもいくつか、再開に向けての動きがあります。

 

 

クラウドファンディング開始当初とは社会的状況も変化してきていますが、いわゆる損失補填に加え、このような "活動再開" のための準備費用など、どの劇場も資金的に切迫していることには変わりありません。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、本日の新着情報は、「上土劇場」（長野県松本市）ゆかりの方々からのメッセージです（第一弾はこちら）。

 

- - - - - - - - -

 

●ちんてんめい（劇団シアターTRIBE制作 まつもと演劇連合会事務局長）

 

地方の片隅でふと、演劇に興味を持って見渡した時.都会から地方に来て、表現活動を続けたいけど迷った時.「あそこに行けば、何かきっかけがあるかもしれない！」私達はみんな、いつからかずっとそんな風にして誰からともなく上土劇場に集ってきた。そして、世の中に変化が起きた時の記憶にはいつも「あの時、劇場で・劇団で何していたっけ」という記憶が追随している。いま、全国の小劇場の周りで、こんなふうに声が共鳴していること,その声が、周りの人たちにどんどん伝わって拡がっていること.このうねりを活かすために歩いているんですね。いま、みなさんと手をつないでいる気持ちでいます。あったかいな！！

 

●堀内博（元上土劇場支配人 劇団うたかた代表）

 

「時間は生きている」

♪ぼんぼんとても　今日明日ばかり・・・子供たちの盆うたが近づいてくる。ちょうと明日（令和2年6月26日）が、1年2カ月間稽古を積んできた「頭痛肩こり樋口一葉」の初日だった。ところが、この事態で公演は1年延期。キャストの入れ換えがあったりして、最初からのやり直しである。新しく稽古を始めてつくづく身にしみるのは、時間は生き物である、という真実である。失った時間は取り戻すことはできない。刻一刻の時を新しく生きることしかできない。当然わかっていたはずなのだが、その難しいこと、ちょっと気を許すと一年前にやっていたことがすっと入り込んでくる。これでは駄目だ、もう一歩深くもぐり込んで、今まで気が付かなかった想いを感じとることはできないものか。これまで私たちは新しい思いつきにばかり気が向いていて、ものごとをもう一歩深く入り込んで見直すことを怠ってきたのではないか。これからの一年を苦しくも楽しく稽古したいものだ。

 

 

●三井淳志（劇団タヌキ王国 代表）

 

各地の表現の場が失われることのないよう、大変微力ではございますがご支援に協力させていただきます。頑張ってください。

 

- - - - - - - - - -

 

※応援メッセージをくださった方々をはじめ、全賛同人の方々のリストはこちらから。