『持続する情熱』には、隊員たちが関わる途上国の特産品の数々も紹介しています。バングラデシュの女性たちが現金収入を得られるようにと手工芸隊員たちが生み出した刺しゅう製品、キルギスでは一品一村運動が展開され「無印良品」とのコラボで生み出されたフェルトの羊の置物は大きな反響をよびました。

 

協力隊員の中には2年間の任期を終えた後も、現地の特産品等の開発を通じてその国との関わりを持ち続けている方が沢山います。
中には日本から移り住んでその後の人生を捧げる方もおり、一つ一つの品にはそれぞれの物語がありますが、今回はグアテマラOGの白石光代さんが代表を務める「青い空の会」と同会が生み出す「マヤの織物カード」についてご紹介したいと思います。

 

中米グアテマラ、白石さんが関わる街では小学校1年生は50人以上いるのに、6年生はたったの5人、しかも最後に卒業できたのは1人だけだったそうです。
本当なら授業を受けている筈の時間に、弟や妹を背負って歩いている女の子。学校へいく友達を見ながらお父さんの仕事についていく男の子。
仮に優秀な成績で小学校を卒業しても、兄弟のために働かなくてはならず進学を断念する子たち。

 

「勉強したい?」「小学校へ行きたい?」
「うん。」
「きっと行ける日がくるよ」

 

そんな会話を子どもたちと交わすたびに、白石さんは何度も胸が締め付けられたそうです。
子どもたちは学校から離れると同時に、「カクチケル語」と呼ばれる現地語の生活にもどり、やがて学校で習ったスペイン語も忘れていきます。
それは、かつて抱いていた「先生になりたい」「看護師になりたい」という夢も忘れていくことです。

 

幸せにはそれぞれの形がある。しかし、子どもたちがまだ自分の夢を忘れていないなら、それを少しでも叶えてあげよう。
そんな思いからグアテマラの子供と女性を支援する「青い空の会」が生まれました。真っ青に澄んだグアテマラの空は日本へと続いている。同じ空の下で暮らす子どもたちを日本から支援しよう、そんな思いが名前には込められているそうです。

 

そして今回、プロジェクトのお礼として使わせていただきます「マヤの織物カード」は、「青い空の会」の活動資金として使われるものです。
「グアグア」と鳴きながら独り立ちしようとしている小さな鳥が、まるでグアテマラの子供たちのように思え、「カード」というスペイン語「タルヘタ」と併せて『グアグア・タルヘタ』と名付けたそうです。

 

 

グアテマラの先住民・マヤが誇る色鮮やかな民族衣装。
その美しい織物を使って作られたカードには元協力隊員とグアテマラの子供たちのたくさんの想いがつめられており、私達の感謝の想いもこのカードに込めることにしました。
 

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