難聴ってそうなんだ!「聞こえづらい世界」の正しい理解を常識に
難聴ってそうなんだ!「聞こえづらい世界」の正しい理解を常識に

支援総額

1,831,000

目標金額 1,260,000円

支援者
227人
募集終了日
2021年1月25日

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2021年01月22日 20:03

”聞こえづらい”という共通の事実を持つ関係者同士で連携を

こんにちは。

最近娘が生活発表会で歌うオーバーザレインボーを英語で鼻歌してるのがかわいくてたまらない岩尾です(笑)

 

さて、今日はこの機会に難聴の関係者向けにお話したいことがあるのですが、難聴に直接関係してない方々にも、よかったら聞いてもらえればと思います。

 

いつもより少し長いです(笑)

 

聞こえづらいことがわかった子どもたちは、「聞こえと言葉の訓練」をします。

少しだけ昔の話ですが、その訓練時に、手話などを禁止された時期があります。

手話を使うと、言葉を聞き取る力が伸びなくなるからという理由だったようです。


当然ながら、この方針により、非常に苦しんだ難聴児者が多く出てしまいました。

 

今は、手話の重要性が理解され、少しずつ拡がってきています。

 

そうすると、今度は、口話(わずかな声と口の動きを見て言葉を読み取って話すこと)では難聴児は完全な理解はできない。口話では難聴児の健全な発達は促せないといったことも言われるようになり、手話VS口話という対立構造が、一部では生まれてしまいました。

 

手話が激しく虐げられ、辛い思いをする人たちが大勢出てしまったからこそ、口話に対する攻撃的な批判が生まれてしまうことは、もちろん致し方ないことかもしれません。

 

僕はそういう時代を生きてないからこそ、いい意味でフラットに考えてものを言えるので、批判も承知の上であえて言いますが、
“聞こえづらい”という共通の課題を持った者同士で、激しく批判し合うのはもうやめにしませんか?
同じ課題を持った者同士で批判し合うことほど悲しいことはありません。

 

もちろん、難聴にもいろいろな形があるので、みんな同じだと言うつもりは全くありません。
でも、例えば程度が軽かろうが重かろうが、口話で生活していようが手話で生活していようが、聞こえづらい事実は同じなはずです。


そして、軽度には軽度の、重度には重度の、口話には口話の、手話には手話の課題が存在します。


“聞こえづらい”という共通の事実を持ち、それぞれの形によって、課題解決の仕方が様々にあるわけです。

 

僕は医師でも言語聴覚士でもないので、難聴児の親として現実を見て体験した立場で話しますが、
口話だけでは、子どもたちは、当然ながらうまくコミュニケーションはできません。
手話や指文字、サイン、ジェスチャー、絵カードなど、視覚情報を組み合わせてこそ、子どもたちが過ごしやすいコミュニケーションが取れます。
もちろん、大人も同様です。

 

手話だけでは、社会での活動が著しく制限されることが多いでしょう。
書物を読むにも日本語は必要ですし、口話も身につけられれば有効に使えます。

 

そして、口話という選択、手話という選択ができない人もいると思います。

 

どちらの方法が良いとか悪いとかではなく、いろんな方法があって、それぞれに使い道があり、一人一人に合う方法があるはずです。

 

手話派、口話派に分かれるわけではなく、手話というコミュニケーションの仕方、口話というコミュニケーションの仕方があるわけです。


新しい医学的事実がわかれば、お互いがより良い方向に進めるように共有して使えるようにすればいい。
そして、それぞれが自分に合ったタイミングで、自分に合った配分で、自分に合った場面で使っていけばいいんじゃないでしょうか?

 

ところで、医学的根拠と現実はしばしば違ったりします。
もちろん、医学的根拠を否定するつもりはありませんが、教科書やデータ通りにはいかないところが人間の面白い力でもあります。

 

だからこそ、手話メインと口話メイン、補聴器と人工内耳、補聴装具ありとなし、ろう学校と地域の小学校など・・・それぞれの家族ごとの選択があるわけです。

 

もちろん、自分の選択した考えを伝えることはいいことです。
それを聞いて、どうするかはそれぞれの家族が決めるのです。
(もちろん、子どもを中心に据えて)

 

正解があれば、みんな一本道を進むだけです。
でも、正解なんてないわけです。

 

だから、いろんな選択をした人同士が意見を出し合って、補い合ったり、より良いものを生み出したりした方がお互いのためになると僕は思うんです。

自分と違う選択をした人を攻撃しても何も生まれません。

 

例えば、ろう学校と地域の小学校、どちらにも居場所がなくなるケースがあるようですが、連携し合えば、いい方法が絶対に生まれるはずです。


市の管轄とか、県の管轄とか線を引っ張っては何も生まれません。
そんなものは現実的には関係ないんです。有志が集まって話せばいいだけです。
誰でもそこから始められるはずです。
おそらく、良い事例もすでにあるはずで、そういう事例も共有していければいいなと思っています。

 

そらいろは、(そ)れぞれ(ら)しく、それぞれの(いろ)(色・個性)でというコンセプトでつけた名前です。


いろんな選択をする人が集まって、知恵をシェアし、より良いものを生み出していきたいと思っています。

 

 

さて、クラウドファンディングも残すところあと3日となりました!
発信力のある方の力を借りることは、広く多くの人に伝えるために非常に重要なことです。


あと3日もあります!
ぜひ、ネクストゴールに向けて皆さまの力を貸してください!
どうぞよろしくお願いします!

リターン

3,000


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ご好意応援プラン

①感謝のメール

申込数
87
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

5,000


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後押し応援プラン

①感謝のメール
②活動報告(報告レポートをメールにて7月あたりに1回送付)

申込数
64
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

3,000


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ご好意応援プラン

①感謝のメール

申込数
87
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

5,000


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後押し応援プラン

①感謝のメール
②活動報告(報告レポートをメールにて7月あたりに1回送付)

申込数
64
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制限なし
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