20代前半で結婚したリボイは、サトウキビ大農場の労働者でした。

当時、地主に雇われた農場管理者からは暴力を受け続けていました。また、朝から晩まで働いていたにもかかわらず、十分に食べることもできず、家族への仕送りも叶いませんでした。

そこで彼は、海岸線の砂地に小さな竹の家を建て、漁師となりました。しかし、今度は、捕れた魚を道端で売るなと警察官に邪魔されるようになったのです。


リボイが住んでいた海沿いの砂地にある村。

 

リボイが住む海沿いの村にリゾート開発の話が持ち上がった時、漁民組織代表だったリボイや組織メンバーは開発に反対しました。すると、リボイ達が住む海岸線の砂地は公有地であるにもかかわらず、「自分が地主である」と主張する人物が現れ、その人が「リボイは軍事組織のサポーターだ」と吹聴してまわりました。彼は、日ごろから、銃を所持し、村人をその銃で脅していました。

ある朝、リボイが外出中に、彼の村で国軍兵士が彼を探し回っていました。それを知った仲間たちはリボイに「帰宅してはならない!殺されるぞ!」と言い、何度も引き止めました。しかし、責任感の強い彼は、漁場や家を守るために家に戻っていったのです。

 

そうしてその晩、リボイは子どもの前で、5人組の男たちに銃殺されてしまいました。
警察は現場検証さえしなかったそうです。
 

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