![九浦の夏休み 無料映画上映会「猫と私と、もう1人のネコ」吉祥寺東町](https://readyfor.jp/rails/active_storage/representations/proxy/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBMGdCRGc9PSIsImV4cCI6bnVsbCwicHVyIjoiYmxvYl9pZCJ9fQ==--3e1f0f81fa7f699a2ab05e0359c51768c417e7f5/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaDdDRG9MWm05eWJXRjBPZ2wzWldKd09oTnlaWE5wZW1WZmRHOWZabWxzYkZzSGFRTGdBbWtDbmdFNkNuTmhkbVZ5ZXdZNkRIRjFZV3hwZEhscGFRPT0iLCJleHAiOm51bGwsInB1ciI6InZhcmlhdGlvbiJ9fQ==--1853a891dd6bcfcfbe4fac5bdcd8ca724ef814f9/p144090-key-visual.png)
プロジェクト本文
▼自己紹介
法人設立の背景
私たち(実行者:一般社団法人箱の中の箱)は、2018年に、演劇事業を中心としたイベント運営を通じて、アーティストの作品が社会に良い影響を与えることを目指して法人を設立しました。しかし、コロナ禍により多くのイベントが中止となり、存続の危機に直面しました。経費を削減し、オンライン事業に注力しながら、国からの給付金や補助金を活用して何とか法人を維持してきました。
2023年、吉祥寺で「こぶた書店」を開く
2023年秋、コロナ禍が落ち着ちつきをみせたことで、私たちは品川のバーチャルオフィスから吉祥寺の公園近くの小さなアパートに事務所を移転させ、その部屋を「こぶた書店」として地域に開きました。現在の主力商品は「ものをたいせつにするこころ」をコンセプトにした、福祉の古本と手作りブックカバーのセットです。また、ミニイベントや居場所作り事業も行っています。対象は、子供たちやその親御さん、現在休業中の方、高齢者を含むリタイアされた方等で、「図書館や公共施設に行くのがちょっと疲れるときに来てくださいね」と呼びかけています。2024年度は、お茶会・キッズタイム・集中タイム(作業時間)の無料イベント、ミシン体験やミニ手話などの有料イベントを開催しています。
地域との連携について
現在、武蔵野市の居場所作り補助金を受け、月に4回程度の無料居場所作りイベントを開催しています。地域の福祉会や社会福祉協議会、在宅介護・地域包括支援センターとも連携し、コミュニティセンターや民生委員・児童委員の方々とも顔見知りになりました。吉祥寺はおしゃれな街と言われますが、少子化や高齢化による担い手不足や防犯問題など、さまざまな課題があります。これまでの活動を通して、実に取り組みがいのある地域だと実感しています。
居場所作りの取り組み
今年度から新たに武蔵野市の補助事業として助成を受けながら、無料でちょっとしたおしゃべりをするお茶会や、親子が土曜昼に気分転換できるキッズタイム、平日の15-17時に子ども連れで親が集中できるスペースを提供しています。年齢や性別に関係なく、人目を気にせず過ごせる場所を提供することで、生活に困難を抱える方々の孤独を軽減しています。心の問題や貧困問題、安全の問題に向き合い、地域に文化的な支えの場を提供することを目指しています。今回が初めてのクラウドファンディングとなりますが、「こぶた書店」が地域の皆様の温かいご協力のもと、夏休みの子どもたちのためのイベントを開催できるよう、ご支援をお願い申し上げます。
▼このプロジェクトを立ち上げたきっかけ
心の居場所を探すきっかけに
こぶた書店が取り組む居場所作りにおいては、利用者が「心の居場所を見つけるきっかけになれますように」と、多くの人々に寄り添い続けるための工夫を試行錯誤しています。今まで、障がいや生きにくさを抱える人たちとの出会いがあり、彼らにはそれぞれ心の孤独がありました。忘れられないエピソードがあります。それは、中学受験のストレスに悩み、親からの厳しい言葉に傷ついた子が心の拠り所を求めて訪れました。そのような場面では、私たちは一人ひとりの話を丁寧に聞きながら適切な距離を保ち対応しています。そして冷静に、地域資源や公的サポートと連携できる可能性を模索すべく、専門家に相談するようにしています。
こぶた書店のスタッフの一人は、かつて幼い兄弟の世話をしながら家事を担っていたヤングケアラーでした。彼は、自分と同じように苦しんでいる子供たちに対して深い理解を持って接しています。こうした活動を通じて、私たちは地域とのつながりを大切にしながら、子供たちにとって安心できる居場所を提供しています。
子供たちの権利を守るために
我が国におけるヤングケアラーの調査状況は、まだまだ実態や全体像が把握しきれていない現状です。これは、私たちの法人が別事業として携わるヤングケアラーの調査研究事業を通じて、痛感しました。子供たちの居場所のなさ、頼れる大人が不在なこと、大人もまた居場所がないこと、昔とは違って近所で助け合う文化も失われている中、ヤングケアラー当事者に関わる人たちと、映画の企画段階から監督の祝大輔さんとの対談を繰り返してきました。この映画には、繋がりとご縁もあったのです。子供の権利は大人が守らなければなりません。しかし、急ぎすぎることなく、子供たちが自ら助けを求められる力を育てることも重要です。私たちは居場所事業を通じて、多世代のニーズに応えながら、少子高齢化の影響を色濃く受けている子供たちが、自分の権利を全うできるような、地道な支援をしていきたいと考えています。この考え方を居場所作りにも反映しています。キッズタイムや親子が集中できるスペースを提供し、年齢や性別を問わず、人目を気にせず過ごせる「お茶会」も地域に提供しています。これにより、生活に困難を抱える方々の孤独を軽減し、心の問題や貧困問題、安全の問題に向き合う場を提供しています。
活動実績:2024年度の武蔵野市社会福祉協議会「身近な地域の居場所づくり助成・事業」
特別上映会の開催と地域の評価
2024年4月、地域の人たちにこのイベントへの理解を得るために、地域の方々を招いて映画「猫と私と、もう1人のネコ」を見ていただく機会を作りました。コミュニティーセンターの職員さん、地域の児童委員を務める方、福祉の関係者、広報の方、俳優業の傍ら福祉に携わる方から、この映画を親子に観てもらうにあたって、客観的な評価をいただきながらも、理解とご協力を得る目的でした。結果は非常に好意的でした。「親子の関係について深く考えるきっかけになると思う」との心強い感想を寄せてくださり、地域の映画イベントをいっしょに作っていただけることになりました。また、ある親御さんは涙を浮かべながら、「自分は子供のことが大好きなので、どんな時でも家族を愛する気持ちを大切にしたい感じた」と話してくれました。また、教師の方からは「ヤングケアラーの子供たちの現実をリアルに描いていて共感した」との声もありました。 今回のクラウドファンディングは、夏休みの子供たちのための特別なイベントを成功させるためのものです。こぶた書店が地域の皆様の温かいご協力のもとで、子供たちにとって大切な体験を提供できるよう、ご支援をお願い申し上げます。
▼プロジェクトの内容
目的
武蔵野市内の小学校高学年から高校生までの児童を対象に、助け合いの精神とその実践を学んでもらうことにあります。多くの人が困難や悩みを抱えている現代において、武蔵野市を始めとした様々な自治体では、共生と社会の絆を取り戻すための福祉プロジェクトが多角的に進められています。特に10代を中心とした子供たちにとって、昨今注目されている問題の一つがヤングケアラーの問題です。
ヤングケアラーとは?
ヤングケアラーに関する政策や支援策は地方自治体レベルで進められているケースがあるものの、現時点では、厚生労働省の掲げる定義が一般的です。そこで、まずは定義のバリエーションを調べ、整理することにしました。2023年3月と4月にインターネット検索でヤングケアラーの定義に関する記述を集めました。8つのサイトの記述を検討した結果、「ヤングケアラーとは、大人が担うべきケアを日常的に行う子ども」という定義が一番使われていました。なお、ヤングケアラーの担う「ケア」とは家事や家族の世話であり、「ヤング」とは、概ね18歳未満の若者のことを指しています
うぃずぽん wizpossum「ヤングケアラー調べ」より抜粋
子供たちに地域の支援が無理なく届くように
ヤングケアラー当事者が周りに助けを求められない理由として、自分が助けを求めていいことを認識していないこと、信頼できる大人がいないことなどが挙げられます。子どもたちが、自分や友人に起きているかもしれない問題を自分ごととして捉えられるよう、この映画を子どもたちに無料公開します。上映後には、相談したくなった時の窓口を紹介し、介護や病気について正しく解説してくれる保健学の専門家を招きます。また、地域の社会福祉関係者も顔を見せることで、適切な次の一歩に進めるような体制を整えています。このプロジェクトを通じて、地域の中でケアラーとして救いの手が必要な子どもたちやその家族に、地域の支援が無理なく届く文化を醸成していくための一歩を踏み出します。皆様のご支援により、地域全体で子どもたちを支える温かい環境を作り上げていきたいと思います。
▼プロジェクトの展望・ビジョン
このプロジェクトは、継続的で持続的なものへと変容させていきたいと考えています。具体的には、映画を上映したいと考えていただける地域の方やコミュニティセンターの運営者が、このプロジェクトと同じ仕組みで子どもたちにこの映画を届けられるように運営環境を整備していくことを目指しています。まずは近隣のコミュニティへ、そして関東地方だけでなく全国各地へと広げていきたいです。しかし、費用と人的リソースの問題があり、なかなかビジョンを膨らませることが困難です。そこで、上映料金を含む運営費や諸経費などすべての費用を、弊所(一般社団法人箱の中の箱)の持つリソース、そしてご支援いただける皆様からのご寄付でまかなっていく仕組みを整えていきたいと考えています。
すべての支援者様への情報提供
このプロジェクトには金額に応じたリターンを設定しておりますが、すべての支援者様に向けて、別途ご報告の機会と情報提供を行わせていただきます。オンライン・リアルの両方で、映画の成果や関連する社会問題や取り組みを紹介するイベント等を企画中です。その際は、支援者様がそれぞれのお立場で参加しやすいように考慮し、お声がけさせていただくことで、インタラクティブな支援の輪を作りたいと思います。
映画鑑賞ご希望のかたへ
2024年8月1日から予約受付スタートです。居住地の限定はありませんので、どなたでもお申込みいただけます。但し、対象者は「小学校四年生から高校生とその親」となっております。
※他地域へこのイベントを拡げていただく(共催をご検討いただける)ための視察を含めてご来場いただける方は別途個別にご相談いただけますと幸いです。
※予約の詳細は「こぶた書店」で検索→トップページにイベント特設ページのバナーがありますので、そちらもご覧ください。
※いただいた支援金の使い道など
目標金額:30万円
いただいた支援金の使い道:
2024年8月17日と18日に無料映画上映会を実施します。
いただいたご支援は、以下の費用として使用します。
上演権利料2回分130,000円(映画出資金含む)
人件費と諸謝金(監督・ゲスト・専門家)72,000円
都内交通費4,000円
県外交通費40,000円
消耗品費3,000円
通信費20,000円(宅急便含む)
広告宣伝費(紙・ウェブデザイン含む)40,000円
交際費(当日の飲み物や軽食費とスタッフの食事代含む)30,000円
イベント保険料30,000円
雑費31,000円(予測できない経費全体の5%※100円以下切捨て)
に使用します。
※本プロジェクトは、期日までに集まった支援総額に応じて、実行内容の規模を決定します。
例えば、期日までに目標金額の50%が集まった場合には、まず、スタッフの人数と助成する交通費と保険料を減らして実施し、交際費と広告宣伝費には使用しません。
仮に支援金が2回の無料映画上映会を実施する金額に満たなかった場合には、自己資金を拠出して2回の無料映画上映会を予定通り実施します。
リターンに関しては、ご支援一件ごとにリターン原資が含まれますので、リターンは可能です。
みなさまのあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
- プロジェクト実行責任者:
- 熊崎 秀雄(一般社団法人箱の中の箱)
- プロジェクト実施完了日:
- 2024年8月18日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
九浦の家(運営:吉祥寺東コミュニティ協議会)と、こぶた書店(運営:一般社団法人箱の中の箱)とが共催で「九浦の夏休み・映画無料鑑賞会」を吉祥寺東町コミュニティセンターで開催します。集まった資金(目標金額400,000円※1,000円以下切捨て)は、上演権利料2回分130,000円(映画出資金含む)、人件費と諸謝金(監督・ゲスト・専門家)72,000円、都内交通費4,000円、県外交通費40,000円、消耗品費3,000円、通信費20,000円(宅急便含む)、広告宣伝費(紙・ウェブデザイン含む)40,000円、交際費(当日の飲み物や軽食費とスタッフの食事代含む)30,000円、イベント保険料30,000円、雑費31,000円(予測できない経費全体の5%※100円以下切捨て)に使用します。掲載している名称は吉祥寺東コミュニティ協議会より許諾を得ています
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額と目標金額の差額は自己資金にて補填いたします。
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プロフィール
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リターン
590円+システム利用料
レベル1:感謝のメール
感謝のメールをお送りします。郵送対応はございません。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月
1,170円+システム利用料
レベル2:ウェブと当日パンフ掲載
このイベントのプロジェクト公式ウェブサイト、および当日に配布する当日パンフレット紙の中にある「わたしたちも応援しています!」のコーナーにお名前を掲載させていただきます。こちらのリターンには、当日パンフレット紙(B4両面印刷で白黒両面プリントの予定)の郵送は含まれませんのでご承知おきください。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月
2,330円+システム利用料
レベル3:報告レポート送付
御礼のメール+ウェブとパンフ掲載+活動報告書をPDF形式でメールでお送りさせていただきます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月
5,820円+システム利用料
レベル4:手作りブックカバー
ここまでのリターンに加えて「こぶた書店」の手作りブックカバーを提供させていただきます。こちらでセレクトした福祉の本のサイズも可能ですし、お好みの本のサイズに合わせた大きさで新たに作ることも可能です。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月
11,630円+システム利用料
レベル5:対談会に無料ご招待
レベル3までのリターンに加え、映画監督とのオンライン対談会(2024年秋予定「子どもたち自身に考えてもらうために」)への無料招待。1支援につき1人まで参加可能です。詳細については、9月までにメールにてお知らせいたします。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月
58,140円+システム利用料
レベル6:スペシャル特典
今回のプロジェクトのご報告を直接会ってさせていただきます。※都内であればどこでも伺います。交通費や宿泊費はいただきません。※詳細な日程については、ご相談の上、決定させていただきます。但し、有効期限を1年以内(2025年9月末日迄)とさせていだきます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年9月