宝が池公園の人と動物を巻き込む動く環境彫刻
支援総額
目標金額 300,000円
- 支援者
- 7人
- 募集終了日
- 2022年10月10日
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- 39日
プロジェクト本文
都市の周縁部にある自然豊かな公園『宝ヶ池』
この公園を舞台に“動物と人”が自然の巨大な空間の中で出会うような作品を開発し、
11月の京都市主催のイベントで公開いたします。
|藤村憲之
現代美術アーティスト。
人の繋がりの拠り所をテーマに活動を続ける。
素材と技法は電子装置から紙と鉛筆まで幅広く、街の広場での展示やギャラリーでのワークショップなど、場所を変える手法も得意とする。
2021年は横浜象の鼻テラスにて作品「光ある航海」を招待作家として制作。
文化庁派遣芸術家在外研修員、ポーラ美術振興財団在外研修修了。作品RemoteFurnitureはVictoria and Albert美術館、アルスエレクトロニカセンターにて展示。
2000年前後から、インターネットなど情報技術が発展するなかで取り残されていた公共空間での人のコミュニケーションの在り方や、インターネットを通した身体性をもった接触に興味をもち、メディアアートの分野作品を発表し続けてきた。
その後、企業にて情報家電のデザインに取り組んだのち、2016年から作品制作を再開。
現在は、風景を媒介にした人の繋がりをテーマにパブリックアートの分野で作品を作り続けている。企業や公共の活動からこぼれ落ちてしまうような個人の視点からの活動をモットーに活動している。
今回、動物をテーマにしたのは初めての経験になる。
今まで人と人を繋ぐ活動をしてきた作家が、郊外の自然のなかで、はじめてその住人である野生の生き物と人の間を繋ぐ作品に挑戦する。
このプロジェクトはFabCafe Kyotoが運営するレジデンスプログラム COUNTER POINTがきっかけで始まりました。プログラムと連携する京都市のご協力で、宝ヶ池を舞台に作品の開発をすることになりました。
元々私は東京を中心に活動しています。都市のなかや公園での実験的な作品制作を、今年は個人で自治体に相談してさせていただこうか、などと考えているなかで、このプログラムに出会いました。
宝が池公園という、都市の周縁部にある自然豊かな公園での活動は、まさに私が今試したいことでした。
宝ヶ池は、みなさんが京都と聞いて想像する、いわゆる洛中の碁盤の目のエリアから小さな丘を越えた、地下鉄の終点にあります。
隣には国際会議場があり、環境保護の契機になった京都議定書が作られた場所です。静かな宝ヶ池をハイキングできそうな丘と森が囲んでいて、夜は本当に静かで、暗い場所です。
今回、5月から7月までのFabCafe Kyotoのレジデンスプログラム COUNTER POINTに参加するにあたって、実際に京都市の方に話を聞くと、鹿など野生動物との関係が課題になっているとのことでした。
実際に夜に公園を訪問すると、なんと人に出会うより前に、公園の中を徘徊する鹿に出会いました。奈良の公園の鹿とは違い、人に慣れた獣ではない、野生の鹿たちです。そして周りを森に囲まれた池の風景は都市のことを忘れさせるものでした。
一方でこの公園とそこに暮らす野生の生き物たちは、都市で暮らす人々からは忘れられた場所であり、意識の外にある生き物たちでもあります。京都に暮らす人の多くが、この公園のことも、そこにいる動物のことも知りません。
そこで今回のプロジェクトは、動物と人が、自然の巨大な空間の中で出会うようなものにしたいと思ったのです。
いくつかの作品をすでに試作してきましたが、11月に向けては、特に、「鹿のための彫刻」と、「月にある鏡」の2作品に集中します。
前者は、存在が知られていない野生の鹿のために光の彫刻を作り、夜中に鹿に見せている様子を映像作品として撮影し、公開します。普段見えていない鹿に、この作品を通じて関心をもっていただけたら。
後者は、ドローンや風船にミラーボールを搭載し、観客が手に持った懐中電灯を光源に、広い公園で星屑のような光の空間を作り出します。
普段宝ヶ池公園にこない市民の方々にも、この作品を通じて公園のもつ広い空間に気づいてもらえたらと思います。
宝ヶ池で生活する、私たち人間を含めた動物たちをテーマや作品の要素にした作品を開発してきました。11月の京都市主催のイベントでは、そのうち、動物と自然の空間にテーマを絞り、2つを公開する予定です。
イベントまでの調査期間では、野生の鹿の生態を追い、夜中に作品を鹿に見てもらいその様子を記録したり、夜間の屋外空間でのドローンや風船による空間演出の実験を行います。すでに5月から7月までに何度か実験をしてきましたが、これからは11月のイベントに向けての仕上げです。
11月のイベントでは、鹿の生態、また、鹿が作品を見ている様子の映像を公開します。ドローンや風船による演出も、実際にきていただくみなさんが手に懐中電灯をもって楽しめる予定です。
資金使途
今回みなさまにいただく支援金は、第一に、これから11月イベントに向けての作品の材料、実験や展示のための費用、作家の京都滞在交通費に使われます。
京都、宝が池、自然や動物をテーマにしたランドアート、パブリックアート、メディアアートに関心のあるみなさまからいただいた資金で、ボトムアップ(草の根で)で作品が立ち上がってくる様子に私(藤村)はとても興奮しています。
11月のイベント費用以上の支援が幸運にも集まる場合は、すでに作家がポケットマネーで行ってきた5−7月の実験費用を補填し、今後の作品制作に備えます、また、今後のFabCafe Kyotoとの作品についてのトークイベントやワークショップ開催のために使わせていただきます。
費用の使用目的については、支援者の皆様にはReadyforを通じてメールなどでお伝えしてまいります。
FabCafe Kyotoが運営するレジデンスプログラム COUNTER POINTで2022年5月〜7月末にかけて宝ヶ池を舞台に作品のための調査、実験をさせていただきました。
7月末の京都市主催の交流会での公開実験を経て、今回、11月に京都市が主催するイベントでの公開を目指しています。
野外、郊外や地方の自然のなかで作品を展開するトリエンナーレなどが地方自治体などの主催で広く開催されていく一方で、この場所で作品を作りたい、という作家の思いから始まって作品を作り上げられる機会はそれほど多くありません。
今回、クラウドファンディングを通じて、予算のないところから、まさにボトムアップで作家の思いが作品になり、支援者や地域の方々の楽しみや感動につながる流れはとても新しいものです。ここからこの新しい作品の作り方を続けていけたらと思っています。
というわけで、今回、個々の作品は野生生物との関係や、自然空間と人の繋がりをテーマにしていますが、一方ではこのようなランドアートをこれから作家がどのように周囲の支援を得て作り上げてゆくか、というプロセスへの挑戦でもあります。
みなさんのご支援から、この新しいプロセスが始まり、作品になり、宝ヶ池での体験になり、そしてその先へと広がっていきます。よろしくお願いします。
- プロジェクト実行責任者:
- 藤村憲之
- プロジェクト実施完了日:
- 2022年11月13日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
宝ヶ池で調査した結果を元に、“動物と人”が自然の巨大な空間の中で出会うような作品を開発します。作品は11月に京都市主催で開催されるイベントに出展予定です。 ご支援金は、11月イベントに向けての作品の材料、実験や展示のための費用、作家の京都滞在交通費に使わせていただきます。
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プロフィール
人が繋がりの拠り所にするものごと、をテーマに活動を続けている。素材と技法は電子装置から紙と鉛筆を用いたワークショップまで幅広く、街の広場での展示やギャラリーやカフェでのワークショップなど、場所の様子を変える手法も得意とする。 2021年は横浜象の鼻テラスにて水上を走る作品「光ある航海」を招待作家として制作。2018年横浜スマートイルミネーションアワードにて審査員賞を受賞。2017年同アワードにて屋外展示部門優秀賞を受賞、同年亀山トリエンナーレに参加。 パプリックアート作品RemoteFurnitureが英国Victoria and Albert美術館、アルスエレクトロニカセンターにて展示。東京芸術大学建築科卒業、慶応義塾大学政策メディア研究科修了。文化庁派遣芸術家研修、ポーラ美術振興財団在外研修修了。
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リターン
3,000円+システム利用料
作家のプロジェクトページにお名前を掲載
◉活動報告メールの配信
◉作者によるプロジェクトページnorifujimura.com にお名前を掲載させていただきます。(希望制)
※掲載後、Readyforを通じてメールにてお知らせさせていただきます。
- 支援者
- 5人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年11月
10,000円+システム利用料
プロジェクト活動報告会への招待(オンライン)
◉活動報告メールの配信
◉作者によるプロジェクトページnorifujimura.com にお名前を掲載させていただきます。(希望制)
※掲載後、Readyforを通じてメールにてお知らせさせていただきます。
◉オンラインでのアーティストトークにご招待させていただきます。
オンライントークでは、本プロジェクトの背景、作家の他の作品の紹介をするとともに、時間の許す限りでみなさんからの質問に答えます。Readyforを通じて開催のご案内をメールにて送付させていただきます。
※11月のイベント前、イベント後に合計2回開催を予定しています。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年11月
プロフィール
人が繋がりの拠り所にするものごと、をテーマに活動を続けている。素材と技法は電子装置から紙と鉛筆を用いたワークショップまで幅広く、街の広場での展示やギャラリーやカフェでのワークショップなど、場所の様子を変える手法も得意とする。 2021年は横浜象の鼻テラスにて水上を走る作品「光ある航海」を招待作家として制作。2018年横浜スマートイルミネーションアワードにて審査員賞を受賞。2017年同アワードにて屋外展示部門優秀賞を受賞、同年亀山トリエンナーレに参加。 パプリックアート作品RemoteFurnitureが英国Victoria and Albert美術館、アルスエレクトロニカセンターにて展示。東京芸術大学建築科卒業、慶応義塾大学政策メディア研究科修了。文化庁派遣芸術家研修、ポーラ美術振興財団在外研修修了。