「『若者から若者への手紙 1945←2015』翻訳プロジェクト」に参加の津田塾大生メンバーが中心になって企画した「Peace art project 2018 戦争の記憶を繋ぐ~73年前の日本から現代へ~」展に10月21日に行ってきました。
津田梅子記念交流館の1階では、現在のシリアと東京大空襲を繋ぐ展示、2階では「あなたが平和を感じるのは?」とのテーマで募集した写真をプロジェクターで紹介するなど、みずみずしい感性で「戦争を考え、平和を創るには?」と来場者に投げかけていました。


午後1時から行われた「朗読と平和について考えるお話会」では、「青年劇場」の俳優、八代名菜子さんが本の中から学童疎開を引率した岩瀬房子さんの体験を情感をこめて朗読。そのあと『若者から若者への手紙 1945←2015』で戦争体験者に手紙を書いた若者、今回の翻訳プロジェクトで英訳を担当する若者も参加し、さまざまな世代の来場者もまじえてフリートークを行いました。「戦争について誰かと話しますか?」「今は平和だと感じますか?」「平和を創るにはどうすればいい?」などの問いに、紙のボールを持ちながら答え、それを次に受け取った人がまた話す、というふうに対話がつながっていきます。


「いままで誰とも戦争について話したことがない。ジェンダーについては話せるんだけど・・・。祖父母にも聞いていいのかためらってしまいます」
「広島出身なので子どもの頃は被爆した祖母からよく話を聞いたけれど、大人になってそんなことを話す機会もなくなった。こんな場所があってうれしい」


「私にとってのピースは人とのつながりを感じられるとき。そして国籍やジェンダーで線引きを強要されず、自分の選択が受け入れられるとき」とは、翻訳プロジェクトにも参加している韓国人の権 普美さん。

同じく翻訳プロジェクトの遠藤真希子さんは「私たちは戦争体験がないから語れない、とは思わない。それぞれの立場で考えて語ることが大切なのでは?」
 

平和のイメージや、それを創る方法も人それぞれで、答えはひとつではないのでしょう。一歩踏み出して言葉を交わし、共有することから国境を超えて平和を創っていく、翻訳プロジェクトでもそれができるといいなと願っています。

新着情報一覧へ