福島の子どもたちに自然体験を!手のひらに太陽の家プロジェクト

福島の子どもたちに自然体験を!手のひらに太陽の家プロジェクト

支援総額

880,000

目標金額 800,000円

支援者
73人
募集終了日
2013年11月8日

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プロジェクト本文

福島の子どもたちに自然と触れ合う場を提供する「手のひらに太陽の家プロジェクト」を存続させたい!

 

はじめまして、NPO法人日本の森バイオマスネットワークの唐澤晋平です。


私たちは宮城県に本部を置く環境団体です。東日本大震災直後から復興支援活動に取り組んでおり、現在も進行中の手のひらに太陽の家プロジェクトでは私たちの運営する被災者支援施設「手のひらに太陽の家」で、主に福島の子どもたちの保養滞在を受け入れて支援しています。震災から2年半が経った今もなお、福島の放射線量が高い地域では数多くの子どもたちが放射能への不安から外で遊ぶことが出来ずストレスを抱えている状況が続いているからです。週末や長期休暇には、周辺の豊かな自然環境を活かして川遊びや雪遊びなどのさまざまな自然体験プログラムを実施しています。

 

参加者の多くから好意的な反応を頂く一方で、震災から2年が経ち、費用面の問題から存続が難しくなってきました。福島の子どもたちの保養滞在を受け入れ、放射能を心配することなく伸び伸びと自然の中で遊ぶ場を提供する取り組みにご支援いただけないでしょうか。

 

(登米森林公園で開催した「森のようちえん」)

 

手のひらに太陽の家プロジェクトについて

 

日本の森バイオマスネットワークは森林資源の活用を推進することで森の再生と地域の活性化に貢献することを目的とした団体です。宮城県に本部を置き、東日本大震災の際は発災直後からネットワークを活かし物資運搬やボランティア活動など様々な復興支援に取り組みました。私の住んでいた栗原市も1週間は停電し、1か月はガソリンが手に入りませんでしたが、津波で被害を受けた沿岸部の支援のために内外のコーディネートや被災地の情報発信に奔走してきました。そして中長期の復興支援として取り組んでいるのがこの手のひらに太陽の家プロジェクトです。


手のひらに太陽の家プロジェクトは、地元の木材や再生可能エネルギーを活用する復興のモデルとなる施設を建設し、そこで東日本大震災の被災者を受け入れて支援する取り組みです。もともとは断熱や防音性能が低く、コミュニティの寸断や孤立が問題になっているプレハブ仮設住宅に代わって、地元の木材を使ってもっと安心できる環境を用意し、被災者同士が支え合いながら復興へ向けて歩み出せるような場を提供しようという思いから始まったプロジェクトです。

 


(手のひらに太陽の家 外観)

 

手のひらに太陽の家は建築面積118坪の木造住宅で、中央には共用のリビング、東西に伸びる住居棟には個室が計8部屋並び、プライバシーを確保しながらも利用者同士が交流出来る共生住宅です。

 

(手のひらに太陽の家 間取り)

 

建材には東北の無垢材やウールやスギの皮から作られた断熱材、自然由来の塗料などを使っており、シックハウスやアレルギーの原因になる化学物質を極力排除した安心安全な建物です。さらに太陽光発電や太陽熱給湯、木質ペレット燃料による給湯・暖房システムなども導入した自然と共生するライフスタイルのモデル住宅でもあります。


プロジェクトの発案当初は、沿岸部で家を失った家族や震災遺児などを支援する構想もありましたが、被災地のニーズを探る中で、福島の放射線量が高い地域では、不安を抱えながらも仕事や家庭の都合により引っ越すことも出来ないまま生活することを強いられている親子がたくさんいることに気付きました。そして少しでも放射能とストレスの影響を減らすためには線量の低い地域へ一時的にでも移る保養活動が効果的であることを知りました。

 

プロジェクト開始後、想像以上の反響を頂きました。


手のひらに太陽の家が立地する宮城県登米市は放射線量が低く、周りには豊かな自然が広がっています。ここで福島の子どもたちを受け入れて、自然の中で自由に走り回る当たり前の姿を、一人でも多くの笑顔を取り戻そうと決意し、昨年夏より福島からの保養滞在の受入れを始めました。


募集開始当初は本当に申込みが来るのかどうか半信半疑でしたが、昨年の夏休みはあっという間に部屋が埋まり想像以上の反響に驚かされました。訪れた母親たちからは、目に見えない放射能への不安から子どもたちを自由に遊ばせることができない状況、子どもたちがストレスを抱えて体力の低下も問題になっている実態を伺いました。そして親もまた放射能について気兼ねなく相談できる相手がおらず、悩みを胸に秘めて苦しみながら生活していることを知りました。「こんなことになるのだったら、産むんじゃなかったと思うときがある」というある母親の言葉が、今でも胸に刺さっています。

 

(手のひらに太陽の家を利用している福島の男の子)

 

今後も多くの子どもたちに安心して自然体験できる場を提供するため、手のひらに太陽の家プロジェクトの存続をご支援頂けないでしょうか。


平成24年7月に宮城県登米市にオープンしたこの施設では、これまでに150家族以上の保養滞在を受け入れてきました。朝から晩まで休みなく響き渡る子どもたちの笑い声が何よりの喜びです。他の保養プログラムと比べると、年齢制限や期間制限がないためいつでも気軽に利用できることが人気です。繰り返し訪れる利用者も多く、手のひらに太陽の家は放射能に苦しむ親子にとって無くてはならない安らぎの場となっています。


さらに訪れる子どもたちのために、森の中で自由に遊ぶ「森のようちえん」や、北上川や栗駒山といった周辺の豊かな自然環境を活かしたキャンプ活動などを実施しています。普段の生活では土や葉っぱに触れることにも抵抗がある環境で生活している子どもたちも、思う存分川遊びや雪遊び、山遊びが出来るプログラムは大変好評です。しかしながら、震災から時間が経つにつれて東北から世間の関心が離れていくことを感じており、寄付金も集まりにくくなりこのままでは活動の継続が難しい状況です。

 

(昨年実施した冬のキャンプでの一コマ)

 

支援金使用用途について

 

今回ご支援いただいた資金は、秋から冬にかけて実施を計画している森のようちえんやキャンプ活動に必要な講師謝金や交通費、プログラム体験料、施設利用料、保険料などに活用させていただきます。一人でも多くの子どもたちが参加できるよう、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

 

【森のようちえん概要】
 開催時期  :11月~4月までのうち、合計4回程度。
 定員    :15名
 開催予定場所:登米森林公園、及甚と源氏ボタル交流館など
 プログラム内容:森のハイキング、野外クッキング、雪遊びなど
 過去の様子:http://taiyounoie.org/archives/3924

          http://taiyounoie.org/archives/3737

 

【キャンプ概要】
 開催時期:冬休み、春休みに2泊3日のキャンプを1回ずつ(計2回)
 定員: 20名
 開催予定場所:登米森林公園、栗駒山
  プログラム内容:テント泊、星空観察、動物とのふれあい、雪遊び、野外調理など
 過去の様子 : http://taiyounoie.org/archives/3783
            http://taiyounoie.org/archives/2684

●利用者の声

 

・子どもの本当の笑顔が見られてうれしかったです。居心地がよく帰りたくないのは子どもも一緒のようです。帰ったらまた、手のひらに行きたいコールが始まりそうです。私も嫌な事や不安な事を忘れて、たくさんしゃべり、おもいっきり笑ったり100%リフレッシュできました。

 

・手のひらに太陽の家に入った瞬間、体中のストレスが消えたように思いました。自然素材のものは人間へのダメージが少なく、本当に素晴らしいと、手のひらに滞在して実感しました。

 

・福島の第一原発は未だに放射能を出し続けています。世間ではあまり騒がれなくなって来ていますが、日常生活の場が汚染されている以上、私は子ども達をできるだけ長く保養に連れ出したいです。家族や親戚の様に私たちを 迎えてくれる太陽の家の存在は、私たち家族の心の支えになっています。

 

・福島にいる時には「ダメー」「コラー」が多いですが、太陽の家では子ども達がのびのびと生活させていただいたため、家にいるときより素直でおりこうさんで、振り返るとほとんど怒っていないなーと感じました。子どもも私も放射能から解放されて、毎日のびのび気分晴れやかに過ごせました。

 

・これからますますこのような場が必要だと感じました。週末ごと遠方に行くのは計画するのも大変な労力が必要だし、経済的にも無理があります。それが半永久的に続くのです。ここに来て子どもは自然にふれて走って遊び、親はいろいろ語り合う・・・ずっと必要です。


引換券詳細


手のひらに太陽の家プロジェクトにちなんだ特製グッズを用意いたしました。

 

■手のひらに太陽の家 特製ステッカー(大小1枚ずつのセット)
水や日差しに強い素材で作られていますので、車に貼り付けても大丈夫です。

 

■手のひらに太陽の家 クリアファイルセット
 手のひらに太陽の家のロゴマークが入ったクリアファイルです。黒、青、ピンク、白の4色セットでお届けします。

 


 

 

■手のひらに太陽の家 シェラカップ
底に手のひらに太陽の家のロゴマークが入ったステンレス製シェラカップです。目盛つきで計量カップにもなります。国産アウトドアブランドのUNIFLAME製です。


 

■東北の森から明日を考える DVD

手のひらに太陽の家プロジェクトの背景と成り立ちを収めたドキュメンタリー「東北の森から未来を考える」のDVDをお届けします。(2012年/制作:NPO法人環境テレビトラストジャパン/本編35分)

 

 

■手のひらに太陽の家 特別宿泊体験チケット
手のひらに太陽の家に1泊することの出来るチケットをお送りします。木の爽やかな香りと温もりに包まれたお部屋でお過ごしください。1枚につき2名様までご利用いただけます。
※利用申し込みの状況によっては希望の日時にご利用いただけない場合がございます。

 

■手のひらに太陽の家プロジェクト公式サイト

 活動の様子や最新情報はこちらからご覧いただけます。

 http://taiyounoie.org/

 

■NPO法人日本の森バイオマスネットワーク 公式サイト

 http://jfbn.org/

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プロフィール

日本の森バイオマスネットワーク事務局長。3.11直後から被災地を奔走し、誰もが豊かに暮らすことの出来る地域社会の実現に取り組んでいます。

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リターン

5,000


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感謝状
手のひらに太陽の家 特製ステッカー
手のひらに太陽の家 クリアファイルセット

支援者
28人
在庫数
制限なし

10,000


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感謝状
手のひらに太陽の家 特製ステッカー
手のひらに太陽の家 クリアファイルセット
手のひらに太陽の家 シェラカップ

支援者
39人
在庫数
制限なし

30,000


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感謝状
手のひらに太陽の家 特製ステッカー
手のひらに太陽の家 クリアファイルセット
手のひらに太陽の家 シェラカップ
東北の森から明日を考える DVD

支援者
5人
在庫数
制限なし

50,000


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手のひらに太陽の家 特製ステッカー
手のひらに太陽の家 クリアファイルセット
手のひらに太陽の家 シェラカップ
東北の森から明日を考える DVD
手のひらに太陽の家 特別宿泊体験チケット

支援者
1人
在庫数
制限なし

プロフィール

日本の森バイオマスネットワーク事務局長。3.11直後から被災地を奔走し、誰もが豊かに暮らすことの出来る地域社会の実現に取り組んでいます。

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