プロジェクト概要

ご支援への御礼とネクストゴールについて

 

とあさ村 村長の青木です。お読みいただきありがとうございます。

 

このたび本プロジェクトは、びっくりするほど早期に目標額の100万円を達成することができました。これもひとえに、たくさんの方々が私たちの取り組みを応援し広めてくださり、より多くの共感とご支援をいただくことができたおかげです。

 

また、ご支援と応援メッセージに背中を押していただいたことで、「みんなの家」をつくり上げて、たくさんの笑顔があふれる場所にしていこう!と、あらためて強い思いを持つことができました。

 

ご支援いただいた方々、広めてくださった方々に、心より感謝申し上げます。

 

本プロジェクトは、皆さまのさらなるご支援を必要としており、ネクストゴールを設定させていただくことにしました。次の目標は300万円です。

 

「みんなの家」の整備には、現状では、施設の改築や土地の購入など一部費用に個人資金を投じる必要があります。この負担額の補填として、皆さまに追加のご支援をいただくことができれば、個人資金を「みんなの家」設立後の安定した運営資金に回すことができます。この個人資金分にクラウドファンディング手数料をあわせて、金額を設定させていただきました。

 

これまでご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございます。 そして「みんなの家」設立の次は、障がいのある人もそうでない人も、みんなが笑顔で集う場づくりを、着実に運営していくためのお力添えをお願いします。

 

皆さまの応援パワーで頑張ってまいりますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

2019年9月9日追記 特定非営利活動法人とあさ村 代表 青木 明子

 

 

北海道安平町に、災害時にも”居場所”となるコミュニティサロンを

初めまして、北海道安平町に住む「とあさ村」村長の青木明子と申します。

 

とあさ村は、障がいのある人も地域の人々と共に暮らせる“居場所づくり”の実現を目指して開村した自然体験農園です。農薬や化学肥料、堆肥を使わない自然栽培の農作業、またポニーやヤギ、鶏などの動物たちとのふれあいを通じて、自然との共存を体感できる癒しの場づくりを模索してきました。

 

自然栽培の農作物を作っています。

 

2018年9月の北海道胆振東部地震を経験し、災害時に発達障がいのある人々が一般の避難所で暮らすのは困難であり、この地域には彼らをサポートする施設や取り組みが不足していることを痛感しました。

 

そこで私たちは、ふだんは障がいのある人々が集まるコミュニティサロンとして活用し、災害時には安心して身を寄せられる建物を開設し、運営していくことを決意しました。

 

今回のクラウドファンディングでは北海道安平町にコミュニティサロンを立ち上げるにあたり、かかる費用の一部を、皆様にご支援いただければと考えております。

 

障がいのある人たちがいつでも安心できる“居場所”をつくるため、ご協力をお願いいたします。

 

 

我が子が生き生きと暮らせる居場所を残したい

- とあさ村を始めた経緯

 

「自閉症で知的障がいのある我が子が、将来も生まれ育ったこの町で生き生きと暮らせる居場所を残したい」というひとりの母親の強い想いが、とあさ村のはじまりです。〈農業の活発な地域性〉と〈高齢者の多い地域性〉を生かし、農業・観光・地産地消の3つをキーワードにした障がい者支援を行っています。

 

とあさ村の農園

 

自家農園での農作業体験を提供したり、無農薬栽培した安心で安全な野菜やハーブなどの農産品、加工品を作って販売したりしているほか、誰もが笑顔で暮らせるために、安心安全な食の講習会なども開催して、SNSで活動を積極的に発信しながら、共感する人達の繋がりを広げています。


- きっかけは、日常を奪った大地震

 

とあさ村では、障がいのある方々への日ごろのサポートを、地道な取り組みを通して徐々に形にしてきました。そのようなときに、2018年9月、北海道胆振東部を大地震が襲いました

 

震災時の自宅の被害

 

当時、周辺の町とともに私たちが暮らす安平町も大きな被害を受け、たくさんの町民が避難所生活や他の地域への一時避難を余儀なくされました。私たちの家も地震直後から電気と水道が止まり、水道が復旧するまでには10日間の日数を要しました。
 
私には、発達障がいの一種である自閉症と重度の知的障がいをもつ息子がおり、地震による停電と水道停止という日常の喪失は、彼に大きなショックと混乱を与えました。
 
家の散乱状況と地震時の揺れに日常との違いを強く感じた息子は、自分の日常を確認するために地震の直前まで観ていたDVDの続きが観たいとアピールしてきましたが、停電のためDVDプレイヤーは動かず、願いをかなえてあげることはできませんでした。

 

私は、とっさの判断として、息子は集団の避難所生活では、ストレスがかかりすぎるから利用出来ない! と考え、一般の指定避難所への避難は諦め、札幌の実家や長男のアパートに滞在することをすぐ決めることができました。
 

とあさ村では、前日の台風の被害も大きかった
とあさ村でも、地震で建物の一部が崩れるなどの被害があり大変でした。


 

- 障がいのある方も、いつでも安心できる

「みんなの家」をめざして

 

知的及び発達障がい(自閉性スペクトラム障害)のある人々は、非日常がとても苦手です。彼らが日常との違いを感じたとき、息子がDVDを観たがったように、何とか安心できる日常を取り戻そうと要求し、それが実現しなかったとき、パニックを起こしてしまいます。

 

安平町で、災害時に配慮の必要な人々が利用できる「福祉避難所」は、健常者の指定避難所でもある公民館などが指定されており、息子のような障がいのある人たちが身を寄せることは、正直なところ困難です。震災後、周りの家族に話を聞いたところ、同様の障がいのある人たちが息子と同じように日常を失い、避難先探しに苦労したことを知りました。


平時に困難なことや不足していることは、災害時にはますますそれが顕著になるものです。色々な人達と協力し合いながら、地域で地域を支え合わなければ乗り越えられないことがおこる現実を考えると、日ごろから、地域の方々と、障がいのある人々をつなぐ居場所づくりをして備えておくことが大切だと感じています。

 

幼い我が子が、幼児検診で、発達障がいの疑いがあるかもしれないのでと母子療育に通うなどして、なんだか育てにくい子だと感じながら子育てしていた頃、「ウチは、災害が起きて炊き出しや水汲みが必要になっても、その列には並べないだろうし、避難所なんて絶対行けない」と、漠然と考えていました。 そんな孤立感と不安を心に抱えながら子育てしていた私達のような家族の不安を取り除くことができるのが、私達がこれから作る場所の存在意義だと考えています。

 

去年の震災時のように、ほとんどの人が人生初めての経験で、余裕がなく、他の人の心配もままならないときに、頼りにできる場所を備えておけば、彼らが非日常の中で少しでも日常を取り戻せるかもしれないのです。

 

私たちが運営する「とあさ村」が目指す、障がいのある人も地域の人々と共に暮らせる“居場所”として、災害時にも滞在できるコミュニティサロン「みんなの家」を作ることを決意しました。

 

とあさ村

 

 

具体的なプロジェクト内容

今回のプロジェクトでは、災害時には知的障がい・発達障がいの方が滞在できるコミュニティサロン「みんなの家」として整備する建物の土地取得費、改修費や設備費等の一部を皆様にご支援いただければと思います。

 

多くの人に囲まれることなく、安心できる日常を提供することが、コミュニティサロン「みんなの家」の目的であり役割です。ふだんはセミナーや交流イベントを行い、災害時には障がいのある方々が滞在できる施設として支援します。

 

また、地域に住むみんなの手で定期的に運営し、障がいのある方々それぞれのペースに合わせて、くつろいだり交流したりするための環境を整えます。軽食や飲み物を提供し、ハーブティー講座、季節の野菜や果物を使ったジャム作り、パン作りなどのワークショップや、クリスマス、新年会といった交流イベントを計画しています。

 

ハーブ講座

 

災害時には避難生活を送る場所として自主的に開放する予定ですが、今後、町とも連携して、より多くの方に安心して利用してもらうための方法を模索していきたいと考えています。

 

- 施設設備

 

コミュニティサロンの設立のためにまず必要なのは建物ですが、幸いにも町内からアクセスが良く「とあさ村」からもほど近いところに最適な空き家を見つけることができました。

 

コミュニティサロン「みんなの家」の建物
JRとあさ駅が目の前に見える立地です。

 

この建物は、町のハザードマップの浸水想定地域外で、洪水や土砂崩れの危険性は低い土地にあります。また、建物には非常用発電機を導入し、約1日、照明や冷蔵庫を運転できるほどの燃料を備蓄することで、明るい日常生活を維持できるようにします。

 

各部屋には灯油暖房を整備するため暖かく、車椅子を利用する方も安心できるスロープや手すりなども整備します。また、災害時に、より多くの方が暖かく静かな環境で安心して過ごせるよう、寝袋も含めた十分な数の寝具を用意する予定です。

 

平屋ではありますが築年数が経っていますので、耐震のための診断や必要な措置についても検討していく予定です。

 

施設名:コミュニティサロン「みんなの家」

住 所:北海道勇払郡安平町遠浅

オープン予定日:2020年3月頃

 

地域の交流の場であり有事の際のライフラインになれるように

この施設では、コミュニティサロンとしての活動以外に、「とあさ村」で採れた野菜やハーブを加工したりパッケージ詰めしたりする作業を用意し、障がいのある人たちに主体的に参加してもらえる、就労支援の作業所として活用していきます。

 

そして、2023年春を目標に、多様な障がいのある人々がそれぞれのペースで仕事に携われる、就労支援継続B型事業所の開所を目指していきます。

 

普段はコミュニティサロンとして交流の場をつくり、災害時にも安心できる日常を提供する施設。私たちのこの取り組みがひとつのモデルとなって全国に広まり、障がいのある方々もそうでない方々も、有事のときも安心して暮らせる世の中になってほしい。それが私たちがこの事業にかける願いです。

 

安平町をはじめとした近隣地域の障がい者の方々が、突如として日常を奪われたとき、ライフラインを提供するためのコミュニティサロン「みんなの家」の設立に、ご理解とご支援をいただけましたら幸いです。

 

ポニー


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