支援総額
目標金額 230,000円
- 支援者
- 64人
- 募集終了日
- 2024年3月28日
猫の炎症性腸疾患(IBD)について❽
《第8回:猫の炎症性腸疾患(IBD)お役立ちサイト情報まとめ》
さて、このシリーズはトラちゃんの炎症性腸疾患発症前後の経緯をお知らせすることと、
今後、もしこの病気に罹ってしまう子がいたら、少しでも早く治療に入れるように役立つ情報を発信できたらということでまとめてきました。
今回は、私がこの病気のことを知るために訪問させて頂いたサイトなど、お役立ち情報をまとめてみました🙇♂️
🔷炎症性腸疾患(IBD)の診断の指針
炎症性腸疾患について、世界小動物獣医師会(WSAVA)が提唱しているIBDの診断基準というものがあります。
これを分かりやすくまとめてくれているのがこちら⬇️
(以下引用)
IBDを疑う場合
- 3週間以上嘔吐や下痢をはじめとする胃腸症状が続くこと
- 対処療法、食事療法、抗菌薬などに完全に反応しないこと
- 病理組織学的に消化管粘膜の炎症性変化が明らかであること
- 消化管に炎症を引き起こす疾患が認められないこと
- 抗炎症薬や免疫抑制療法によって症状が良化すること
IBDと診断するためにはこれら全てもしくはほとんどを満たしていなければなりません。
IBDとは病理医が診断する病気ではなく、あくまでも臨床医が臨床症状、除外診断、病理組織学的検査、治療の反応性などの所見を総合して判断する疾患です。
(引用ここまで)
🔷炎症性腸疾患(IBD)の実際の診断のSTEP
◉猫の「炎症性腸疾患」(IBD)とは?たかが嘔吐とあなどってはだめ!ー猫と暮らしの大百科(アニコム獣医師監修)
(以下引用)
◻️確定診断するには内視鏡による生検が必要
-——-前略
実際の診断では、 消化器症状(嘔吐や下痢)が慢性的に続く時に、以下のStepで診断します。
Step1 慢性的に嘔吐や下痢を起こす他の病気を除外する
Step2 食事療法を実施する
Step3 抗菌薬療法を実施する
Step4 内視鏡検査を実施する
Step1 慢性的に嘔吐や下痢を起こす他の病気を除外する
猫で慢性的な消化器症状を示す時には、
□ 甲状腺機能亢進症
□ 慢性膵炎、胆管炎
□ 腸内寄生虫感染
□ 慢性腎臓病
など、腸炎以外が原因のことがあります。そのため、血液検査、レントゲン検査、エコー検査、糞便検査、ホルモン検査など、さまざまな検査を実施して、これらの病気がないかを判断します。
なお、これらの検査は「炎症性腸疾患(IBD)」だった場合の全身状態の把握にも役に立ちます。
進行した「炎症性腸疾患(IBD)」では、血液検査で低アルブミン血症・貧血といった異常値が見られることがあります。エコー検査は特に重要で、消化管に腫瘍の膨らみがないか、腸管の壁の構造が正常であるか、腹腔内のリンパ節が腫れていないかを確認することができます。また、重度の「炎症性腸疾患(IBD)」で認められる腹水の有無も確認することが可能です。
Step2 食事療法を実施する
食物アレルギーや食物不耐性といった特定の食物に対してアレルギー体質を持っていたり、食事成分が合わなかったりといった理由から、慢性的な消化器症状を示すことがあります。これを除外するために、食事療法を行います。2週間以上、加水分解食や新規タンパク食という療法食と水のみを与え、症状が改善するかを見ます。
Step3 抗菌薬療法を実施する
抗生剤を使用することで症状が良くなる「抗生物質反応性腸症(ARE)」を除外するために、メトロニダゾールなどの抗菌薬を2週間投与し、症状が良くなるかを見ます。
Step4 内視鏡検査を実施する
Step3までの検査と治療で診断がつかず、良くならない時には、「炎症性腸疾患(IBD)」と「消化器型リンパ腫」のいずれかが疑われます。消化器型のリンパ腫は、消化管に発生したリンパ腫で悪性腫瘍です。抗がん剤を用いた治療が必要になり、予後も良くない可能性があります。炎症性腸疾患(IBD)なのか、消化器型リンパ腫なのかを診断するためには、内視鏡検査や開腹手術により、腸管の組織を採取し、病理組織学的検査を行う必要があります。中には、病理組織学的検査でも炎症性腸疾患と消化器型リンパ腫の区別がつかないこともあり、必要に応じて、「免疫組織化学染色」や遺伝子の「クローナリティー解析」といった特殊な検査を行います。
内視鏡がなかった頃は、腸の組織を採取するには、開腹手術をするしかありませんでした。開腹手術で腸を採取するのは痛みを伴いますし、数日の入院や食事の制限が必要となります。内視鏡検査は、人間の胃カメラや大腸カメラと同様の検査です。動物の場合は、動かないようにするために全身麻酔は必要ですが、痛みはほぼなく、日帰りでも行える検査です。腸や胃の組織の採取は鉗子(かんし)で摘んで行い、採る量は1~2mm四方の量です。食事も次の日から食べることができます。猫への負担は非常に少ない検査であると言えるでしょう。
(引用ここまで)
🔷炎症性腸疾患(IBD)の検査・治療の流れ
◉獣医師が解説【猫の炎症性腸疾患(IBD)】嘔吐・下痢など代表的な症状、原因、治療法、受診の判断は?ー獣医さん通信by anicli24
(以下引用)
検査 炎症性腸疾患は、他の考えうる似た病気が全て否定されて初めて診断できる病気のため、診断までには時間がかかります。一般的には以下の検査を行います。 問診で飼い主さんから普段の様子、症状が始まったタイミング、飲んでいる薬、予防歴、食事、などについて詳しく話を聞きます。 便検査で寄生虫や寄生虫の卵の有無、細菌の状態を確認します。 画像診断では、消化器(胃や腸)の炎症状況を確認したり、異物誤飲など他の原因がないかを確認したりします。 血液検査では、一般的な健康状態を確認し、血液中の電解質のバランスや、水分と赤血球の割合などを確認します。 内視鏡により消化菅粘膜の一部を採取して病理検査を行うこともあります。 診断的治療といって、実際に治療を進めながら症状の反応を確認し、病気を確定させていく流れになります。
治療 食事療法、抗生剤、ステロイド剤、免疫抑制剤、ビタミン剤、整腸剤(腸内細菌叢の改善)などが治療に用いられます。 食事療法では、アレルギーを起こしにくいフード、未消化物が少なくなるフード、低脂肪のフードが選ばれます。低脂肪のフードについては、手作り食や市販のフードで見つけることができることもありますが、アレルギーを起こしにくいフード、未消化物が少なくなるフード、手作りや市販でそろえることは難しく、一般的には療法食が処方されます。 薬については、症状がひどい時期と落ち着いている時期で種類や量を変更させます。 通常、これらの治療に良く反応し、良化がみられますが、完全に投薬をやめることは難しく、ほとんどのケースではなんらかの治療を継続的に行う必要があります。 ちなみに、食事療法だけで良化する場合は、慢性腸症(CE)の一種の食物反応性腸症の診断になります。
(引用ここまで)
🔷猫の食事量を決めるためのカロリー計算お役立ちサイト
こちらのHPの下の方に、カロリー計算が自動でできて参考値を知ることができるコーナーがあります😻
リターン
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