【犬山城下町】菓子屋がつくる本屋 ついでで終わらない出逢いの場を!

支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 146人
- 募集終了日
- 2021年10月28日

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- 総計
- 130人

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- 総計
- 175人

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#地域文化
- 現在
- 2,561,000円
- 支援者
- 153人
- 残り
- 39日

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- 現在
- 5,511,000円
- 支援者
- 392人
- 残り
- 9日

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- 現在
- 214,000円
- 支援者
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- 残り
- 9日

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- 現在
- 4,380,000円
- 支援者
- 182人
- 残り
- 9日

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#動物
- 現在
- 6,541,000円
- 支援者
- 548人
- 残り
- 7日
プロジェクト本文
終了報告を読む
はじめまして。
愛知県犬山市で菓子屋shirushi(しるし)という洋菓子店の代表をしています黒部恵と申します。
菓子屋shirushiのあるビルの2階で本屋tsuide(ついで)の今秋オープンを目指し準備を進めています。
愛知県犬山市の木曽川のほとりにある国宝の犬山城。
名鉄の犬山駅から城下町へと向かう通り沿いにたたずむ小さな古いビルが今回の舞台です。
そのビルの2階に本屋tsuideをつくります。
ビルの1階には洋菓子店の菓子屋shirushiがあります。
本屋tsuideは菓子屋shirushiが運営する本屋です。
私は愛知県内の洋菓子店やカフェなどのパティシエを経て、昨年2020年10月10日に菓子屋shirushiをオープンしました。
私は自分の店を開くことを20代のころから目標にしてきました。
一昨年2020年にお店を開くと決め、そのためにマルシェやイベントにお菓子を出店し、その傍ら2つのカフェでパティシエとして腕を磨いてきました。
お店用の物件を内覧し始めた矢先、コロナが流行り始めました。
独立をどうしようかと躊躇していた頃、長年勤めていたカフェがコロナによって閉店することになりました。
地域のお客さんから愛されていたお店だっただけに、そのことは私にとっても衝撃でしばらく何も手につきませんでした。
緊急事態宣言で誰もが自宅生活を余儀なくされていましたが、そんな中でもこれまでのお客さんや友人が私のお菓子が欲しいとありがたいお声をかけてくれました。
お客さんの自宅までお菓子を届けると本当に喜んでくれ、その笑顔が悩んでいた私を救ってくれました。
コロナ渦で頑張っている大切な人のために自分ができることがあると強く感じました。
自分の好きなデザインのお店で、自分が美味しいと思う食材をふんだんに使った自分のこだわりを詰め込んだお菓子をつくってお出ししたい。
自分のお店をつくると改めて決意しました。
そして誕生したのが菓子屋shirushiです。
菓子屋shirushiは季節の食材を使った焼菓子を販売している小さな洋菓子店です。
季節の地元産のフルーツやお茶などの食材を使い、クッキー缶やタルト、マドレーヌなどの焼菓子をお出ししています。
ご愛顧いただいている多くのお客様と関わっていただいている生産者の方々始めお世話になっている方のおかげでオープンからもうすぐ1年を迎えることができました。
shirushiをオープンして多くのお客様から喜びの声をいただき、お菓子は生活必需品ではないけれど、お菓子一つでこんなにも多くの人が幸せな気持ちになるんだと自分の役割を深く感じました。
そして、shirushiのあるビルは4階建ての小さなビルで、ビルが空きビルのため、1階にshirushiをオープンする前から2階にも何かつくりたい、shirushiとは違う役割の、人が集まれる場所を、地域にとって必要とされる場所をつくりたいと思い描いていました。
そして、shirushiをオープンしてやっていく中で湧いてきたもの。
それが本屋でした。
菓子屋が本屋?
そう思われるかもしれませんが、shirushiがつくる菓子屋がつくる本屋です。
▼本屋tsuideとは
本屋tsuideは菓子屋がつくる本屋です。
お菓子や料理をつくるのも食べるのも大好きな店主がつくる本屋です。
そんな店主がつくる本屋は食をテーマにした本屋です。
そして、出逢いの場をつくる本屋です。
出逢いとは?
本屋tsuideでは3つの出逢いをご提供します。
1つ目は本との出逢いです。
世界中のレシピ本
洋菓子や食の歴史
食と旅
食にまつわるエトセトラ
等々、食に関する本が並びます。
今まで作ったことのないお菓子や料理を作りたくなった。
食について悩んでいることがある。
食べ物に関する面白い本は無いかな。etc.
食に関することで気になることがあればぜひお立ち寄りください。
そして、店主の私にぜひお声がけください。
あなたにとっての何かのきっかけになれるかもしれません。
2つ目の出逢いは生産者さんとの出逢いです。
私自身shirushiをオープンしてから、様々な地域のこだわりを持ってつくられている生産者の方と知り合うことができました。
そして、それぞれの方の農産物に対する想いをお聞きすることができました。
やっぱりこだわりを持ってつくられた果物などは本当に美味しいんです。
shirushiでは狭い店舗のスペースの関係で、そのような生産者の方をご紹介することができませんでした。
tsuideでは生産者の方がつくられているジャムや蜂蜜などを置きながら、生産者の方をご紹介します。
そして、生産者の方と一緒につくるイベントも企画しています。
tsuideがお客様と生産者の方をつなぐ場になればと思っています。
3つ目は地域の素敵なお店との出逢いです。
shirushiをオープンしてから犬山市内もしくは周辺部の素敵なお店の方々と知り合うことが増えました。
こだわりを持ってつくられている珈琲焙煎店の店主の方。
素敵なセンスで飾ってくれるフラワーアレンジメントの方。
美濃和紙を製造し懐紙をデザインしている懐紙作家の方。
等々、素敵な方やお店を皆さんにぜひご紹介したいです。
生産者の方と同じくshirushiではご紹介できなかったのが、tsuideであればできます。
そして、そういったお店の商品とお菓子と本を絡めたイベントや、
店主の方や職人さんを招いてのワークショップなども開催します。
本屋tsuideは食にまつわる情報発信拠点です。
tsuideではお菓子と一緒に大切な人に贈る本やギフトを選ぶことができます。
菓子屋shirushiは元々、ほんのしるし、感謝のしるし、大切な日のしるしにお菓子を選んでもらえたらと思いつくったお店です。
tsuideは、shirushiに来たついでに、犬山に訪れたついでに、お買い物のついでにフラッと立ち寄ってもらえるお店でありたいと思っています。
今、本はネットで簡単に購入することができますが、ふと訪れた本屋でふいに見つけて手に取ったあの出逢いの場である本屋は確実に減っています。
あの本を買おうと思って立ち寄った本屋でふと見つけた思いもかけなかったあの本との出逢い。
そして、本だけでなく生産者さんがつくられた食材や地域の素敵なお店とも出逢えます。
このtsuideはついでに訪れたきっかけで生まれる出逢いの場にもなれたらと思っています。
ついでに立ち寄ったのについでで終わらない出逢いの場所。
それが本屋tsuideです。
私は本屋さんが好きで、よくふらっと立ち寄ります。
目的を持って行ったつもりがついでにあれもこれもと本を選んでしまいます。
出産祝いや入学祝いに本を贈ることもよくあります。
休日の家事の合間に自宅で本を読む時間や、雨の日のカフェで本を読む時間は私にとってかけがえのない時間です。
その中で、大きな本屋さんももちろん魅力的です。
ネットで本を購入するのもすごく便利です。
tsuideは小さなお店です。
しかし、大きな本屋では見つけることの出来ない面白い本や、小さな出版社さんがこだわりを持って作っている本や、生産者さんがつくられた食材などが置いてあります。
それは大きな本屋やネットでは得られない出逢いやきっかけが生まれると感じています。
1階のshirushiで進物用のお菓子を選び、2階のtsuideで大切な方のことを思い浮かべながら本やギフトを選ぶ。
お菓子と本、ギフトを一緒に季節の包装紙に包み、大切な方のかけがえのない日に贈る。
shirushiだからできること、tsuideがあるおかげでできることがそこにはあります。
▼tsuideのある立地
tsuideは名鉄線犬山駅から犬山城の城下町へ向かう駅前通りの犬山駅から徒歩4分ほどの場所にあります。
かつて、ここは駅前通り商店街で、tsuideのある建物は元はカメラ屋さんのお店でした。
tsuideのある2階はカメラ屋さんのスタジオだったようで、スタジオと書かれた窓に貼られたシールの跡が今でも残っています。
この通りには商店街のような面影はほとんど残っていませんが、shirushiとtsuideで新たな人の流れをつくれたらと思います。
shirushiの扉の右側の扉を開けると2階のtsuideに上がる階段が現れます。
レトロな階段が本当にいい感じ。
階段途中にある可愛いガラスブロック
階段を上がると元カメラ屋さんのスタジオが広がります。
▼tsuideの現状
現在はオープンに向けてshirushiスタッフの手を借りてDIYで天井と壁を漆喰で塗っています。
▼今後のスケジュール
現在のDIYでの壁天井の漆喰塗りは継続中です。
2021年9月中 本棚取り付け
2021年11月末頃 グランドオープン予定
▼支援金の使い道
今回、募集する200万円は以下のような資金使途で使用させて頂きます。
本の商品仕入代 100万円
(本屋tsuideは新書と古書を扱います。新書600冊、古書600冊相当の費用です。)
改装費・家具購入費 47万円
支援者様へのリターン費 20万円
READYFORへの手数料 33万円
200万円は本屋をオープンするための最低限に必要な金額です。
お客様にたくさんの商品の中から選んでいただき、多くの方にとっての出逢いの場をご提供したく、お店の商品充実のためネクストゴールを目標にしていきたいと思います。
また、今回のクラウドファンディングはAll or Nothing方式という形式で行われます。
これは目標金額を達成した場合のみ支援金を受け取ることができる仕組みになります。
▼tsuideが目指すもの、つくりたいもの
私は、菓子屋shirushiを開店してから数多くの出逢いをいただき今があります。
その出逢いの一つが生産者の方々との出逢いです。
種があるからこそ、実に甘みが行きわたると種ありぶどうにこだわり、大切に育てられているぶどう農家さん、初めて出逢ったときはそのぶどうにかける熱い想いを熱く語っていただきました。
木曽川水系の岩盤近くの地下水を汲み上げ、1粒1粒丁寧に育て、朝採れいちごを販売しているいちご農家さん。
地元犬山でお客様が安心して美味しいお茶を飲んでほしいと作られているお茶農家さん。積極的にジェラートなどの商品開発もされて頑張ってみえます。
完全無農薬で土づくりにこだわり大切に栗を育て、1粒1粒厳選して大粒の良質な栗ばかり送っていただける栗農家さん。
瀬戸内海の大三島で100年以上続く農園の後を継がれてご家族で丁寧に育てられているレモン農家さん。
犬山で親戚の方の後を継がれ、ご夫婦で丁寧に桃を育てられていたのですが、ご主人が突如お亡くなりになり、農園をやめることを余儀なくされた桃農家さん。ご主人が亡くなって間もないにも関わらず明るく私たちに接していただき美味しい桃をご提供いただきました。
せっかくの美味しい桃にもかかわらず農園をやめるしかないとお聞きし、自分たちにできることは何だろうと模索し、ひとまずできることはお礼として桃を使ったお菓子をお届けすることぐらいでした。
そういった農家さんの取り組みや想いも農家さんとの出逢いによって知ることができました。
それをこれまでのshirushiだけでは充分にお伝えすることができなかったのが、本屋tsuideがあればできます。
tsuideを通じで農家さんの想いを取り組みをお客様や地域の方にお伝えするのも私たちの役割だと感じます。
次の出逢いが地域の方々との出逢いです。
犬山の城下町にほど近い旧駅前商店街にお店を出すことで、地域に住まわれる方やお店をされている方と出逢わせていただきました。
犬山商工会議所の名誉会頭にお会いした際は犬山城下町のこれまでの変遷をお聞きし、今から30数年前に犬山駅前に大型ショッピングセンターができ、城下町のお店のほとんどがその中に出店することで、城下町がシャッター街になり、一方で城下町の道路の拡幅計画が決まりそうになり、拡幅されると城下町のほとんどの建物が無くなり、ビルが建つという城下町の危機を乗り越え、1軒1軒シャッター街に出店者を誘致し、今の賑わう城下町に至ったとのことで、歴史を知ることでより一層犬山の街が好きになりました。
犬山の街やその周辺部には城下町以外にも素敵なお店がいくつもあり、そういった地域のお店とつながることでできることがあると感じています。
食にまつわる情報発信拠点であるtsuideとしてtsuide発の企画展を開催します。
地域の農家さん、お店、食材と私たちのお菓子と本をMIXした面白い企画をいくつも考えています。
また、かつてカメラ屋さんだったということも生かし、本屋tsuideのある2階の元撮影スタジオでカメラマンさんとコラボし撮影会も企画しています。
お客さんと生産者の方、shirushiやtsuideでお世話になっている方と地域がつながり、新たなきっかけが起きる場となるよう目指してまいります。
tsuideは菓子屋shirushiのついでだけでは終わりません。
▼最後に
パティシエとして洋菓子をつくることばかりしてきた私にとって本屋をつくることに関してはまだまだこれからの初心者です。
ただ、本が大好きで、本屋が大好きな私がこの街にこんな本屋があったらいいな、そして菓子屋shirushiがつくる本屋ならこんなカタチだなと妄想を膨らませていったのがこの本屋tsuideです。
本が好きな人、お菓子が好きな人、shirushiを好きでいてくれる人、犬山に観光で訪れてフラッと立ち寄った人、地域に住んでいる人、それぞれの人たちがふと立ち寄り、新たな発見や気づき、出逢う場になればと思っています。
私の個人的なことを申し上げると、SNSで顔出しすることも苦手で、表にもあまり出たくない私が、このようなクラウドファンディングに挑戦するのは、本当にドキドキする思いでいっぱいです。
ただ、私のこのtsuideをつくるチャレンジが、shirushiのオープン前にお客さんの笑顔で勇気づけられたように、まだ見ぬ誰かのともしびになれたらと思い、一歩踏み出してみました。
この犬山の街にtsuideがあってよかったなといつか言っていただけるよう少しずつ前進してまいります。
どうか応援し見守ってていただけましたら幸いです。
長文でしたがお読みいただきありがとうございました。
菓子屋shirushi・本屋tsuide 店主 黒部恵
- プロジェクト実行責任者:
- 黒部 恵(菓子屋shirushi)
- プロジェクト実施完了日:
- 2021年11月30日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
菓子屋shirushiが本屋tsuideの開店資金として、本や雑貨などの商品仕入れ代120万円、改装費と家具購入費47万円を予定しています。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
岐阜県生まれ。京都の調理師専門学校を卒業し、名古屋の有名店に就職し、菓子製造技術を学ぶ。修業時代、大量のお菓子を仕込みながら、もっとお客様と距離の近いところで、お客様の反応を見ながらお菓子を作りたいと江南市のカフェに転職。菓子製造技術を磨きながら接客や販売を学ぶ。この頃から自分のお店を持つことを考えるようになる。 結婚を機に退職し、子育てが落ち着いた頃に2店舗のカフェのパティシエを担当すると共に、イベントの企画や販売、マルシェ出店、店舗運営などの経験を積み、2020年10月菓子屋shirushiをオープンした。
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リターン
3,000円
心から感謝コース
・本屋tsuideスタッフから感謝のメールをお送りします。
・本屋tsuideの活動報告をメールでお送りします。(不定期)
- 申込数
- 17
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年11月
5,000円

オリジナルトートバッグで感謝コース
・本屋tsuideスタッフから感謝のメールをお送りします。
・菓子屋shirushi・本屋tsuideオリジナルトートバッグをプレゼントします。
菓子屋shirushiトートバッグはきなり色、本屋tsuideトートバッグは黒色ですが、色の指定はできませんのでご了承ください。
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年12月
3,000円
心から感謝コース
・本屋tsuideスタッフから感謝のメールをお送りします。
・本屋tsuideの活動報告をメールでお送りします。(不定期)
- 申込数
- 17
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年11月
5,000円

オリジナルトートバッグで感謝コース
・本屋tsuideスタッフから感謝のメールをお送りします。
・菓子屋shirushi・本屋tsuideオリジナルトートバッグをプレゼントします。
菓子屋shirushiトートバッグはきなり色、本屋tsuideトートバッグは黒色ですが、色の指定はできませんのでご了承ください。
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年12月
プロフィール
岐阜県生まれ。京都の調理師専門学校を卒業し、名古屋の有名店に就職し、菓子製造技術を学ぶ。修業時代、大量のお菓子を仕込みながら、もっとお客様と距離の近いところで、お客様の反応を見ながらお菓子を作りたいと江南市のカフェに転職。菓子製造技術を磨きながら接客や販売を学ぶ。この頃から自分のお店を持つことを考えるようになる。 結婚を機に退職し、子育てが落ち着いた頃に2店舗のカフェのパティシエを担当すると共に、イベントの企画や販売、マルシェ出店、店舗運営などの経験を積み、2020年10月菓子屋shirushiをオープンした。