支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 93人
- 募集終了日
- 2015年3月11日
僕が何者か(1)-特別養護学校でのかけがえのない経験
僕自身の生い立ち
僕のプロフィールを既にご覧になられた方は、ああ、なんか賢いヤツ、もしくは、エリートが何かやろうとしているんだな、と思われたかもしれません。僕はビジネスプロフェッショナルとして、20代を過ごしましたし、それ以降は起業家として人生を送っています。したがって、それも僕を表す大切な部分ではあるのですが、人生はもっとドロドロとしていて。
「お前、ほんま身体弱かったよなあ」
と、昨年末に大阪に戻った時に忘年会で友人が僕にぽろっともらしていました。僕にはなぜか嬉しく聞こえてしまって…。それは僕にとって当たり前だったはずのことなのですが、時が経つに連れて、”強く”振る舞う自分というのも当たり前になってしまったところがあって。
さて、僕自身は、1980年の大阪市に生まれ、強度の喘息児として育ちます。当時の大阪では、気管支喘息に対する公害補償が行われていた頃で、多くの人々が亡くなりました。僕は「喘息で人が死ぬかもしれない時代」の最後の方を生き延びてきたことになります。
”社会”から隔絶された全寮制の養護学校で学んだこと
僕が自分のことと社会のことを分けて考え始めた頃。つまり、小学生の高学年の時。僕は大阪の南端にある貝塚養護学校という全寮制の養護学校で暮らしていました。喘息児を始め、一人では日常生活が送れない子どもたちが集められ、空気の良いところで、看護師さんのケアのもとに暮らすという場でした。
僕がどうしても社会のことを変えたいと思い始めたきっかけはそんなところにありました。
そう、その時期の僕は、今とは全く違っていて。今、僕は「社会を変えられる」のだと信じています。だけれど、当時の僕は社会が変えられるなんてことを信じることなんてできなくて、自分の運命を呪ったりするばかりだった。満足に呼吸をすることもできなくて、”普通の子たち”が行けるはずの”普通の学校”にも行けなくて、自分に価値なんかないんだと思うようになっていました。
でも、そんな僕にでも不思議に思えることがあって。寮の中に、仲の良い子が二人いたんですが、二人共、僕よりもずっと重い病因に苦しんでいたんです。一人は、アトピーがきつくて、酸素テントという特殊な施設の中でしか暮らせないかどうかというスレスレ。もう一人は、喘息がきつくて、さらに先天性にヘモグロビンが少なく、喘息の発作が起きると、命取りになりかねない。
彼/彼女が明るかったんですよね。病気のために親元を離れて寮で暮らす誰よりも。そこで、僕は思い始めるんですよね。「ポジティブかどうかってのは、病気と関係ないんやね。」って。そういう感覚が自分のものになるには、すごく時間がかかったんですが、でも、やっぱり、関係ないんですよ。一番、病気が重い子らが一番明るいんやから。そうすると、自分はなんで、クヨクヨしてるんかな、なんて思い始めるわけです。
なんでこんなことを話をしているかというと、やはり、僕は、”弱い”方に立って居たいと思うし、自分自身やその運命と戦ってきた友人たちを迎える気持ちでも、”弱き者”の中にある可能性を信じる側でいたい。そして、それが混沌とした社会の中で、僕を”正気”のままにしておいてくれるというか。
”弱い”という感覚は、他人から”貼られた”ものにしかすぎません。でも、そのラベルやレッテルが当たり前になる中で、たしかに、僕らのちからは奪われていってしまって。僕は、それと闘っていたいんです。
もちろん、社会のこととかを考えたりはしますが、僕がやりたいのは、単純に、運命と戦っているひとたちを応援したいというだけななのかもしれません。(続く)
リターン
3,000円
財団設立時への参画の御礼として、
・フォトレター(財団設立時のみ発送)
・活動報告のメールマガジン(月刊)を送らせて頂きます。
- 支援者
- 27人
- 在庫数
- 73
10,000円
・フォトレター(ハガキサイズ・月次で郵送)
・賛助会員向けのジャーナル(デジタル)を送らせて頂きます。
・招待制の総会にご招待致します。(賛助会員の資格は年度更新とさせて頂きます。)
- 支援者
- 23人
- 在庫数
- 77
30,000円
・フォトレター
・ジャーナル
・総会への招待
・代表・加藤(過去に25社の非営利組織、ベンチャー企業の事業開発を支援の過去の経営支援の経験から得られたエッセンスを取りまとめ)、ブックレットにした「非営利組織の経営のノウハウ、キープロセス」(印刷物のみ。20-30頁を予定)をご提供します。(2015年8月末までに発送)
- 支援者
- 18人
- 在庫数
- 32
50,000円
・フォトレター(郵送),賛助会員向けのジャーナル(デジタル)を3年間送らせて頂きます。
・財団の設立者として記名させていただきます。
(ウェブサイト上にご芳名を記名。記載は希望者のみ。ニックネーム可。)
※ 財団の「設立者」は財団法上、株主のような意思決定権限を持ちませんが、設立者としての声や意志、時代性は財団経営に反映させて頂きます。
- 支援者
- 18人
- 在庫数
- 42
60,000円
・フォトレター
・ジャーナル総会への招待
・ブックレット
・「財団/ベンチャー/フィランソロピー/インパクト・インベストメント・ファンドの立ち上げ方~WIAのケーススタディ~」(印刷物のみ。各20-30頁を予定)をブックレットでご提供します。
(2015年8月末までに発送)
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 48
100,000円
・フォトレター
・ジャーナル、
・総会への招待
・設立者への記名
・日本国内で支援する社会起業家たちのプロジェクトを訪れ対話するためのツアーにご参加頂けます。
(東京もしくは大阪で開催予定。年1~2回程度を予定。交通費はご負担をお願いいたします。宿泊無しのプログラムを予定)
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 26
100,000円
・フォトレター
・ジャーナル
・総会への招待
・設立者への記名以外のリターンはありませんが、投じた金額のすべてが社会起業家/社会的企業の革新のために使われます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
250,000円
・フォトレター
・ジャーナル
・総会への招待
・設立者への記名
・アジアで支援する社会起業家たちのプロジェクトを訪れ対話するための場にご参画頂けます。
(年1~2回程度の開催。タイミングが合わなかった場合は翌回にご参加いただけます。現地の宿泊代・食事代を含みますが、航空券のご負担をお願いいたします。二泊三日もしくは三泊四日程度を想定)
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 29
400,000円
・フォトレター
・ジャーナル
・総会への招待
・設立者への記名に加え、
・アジアで支援する社会起業家たちのプロジェクトを訪れ対話するための場にご参画頂けます。
ツアーの開催日程を予め指定することができます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 2
600,000円
・フォトレターの送付
・ジャーナル
・総会への招待
・設立者への記名
・アジアで支援する社会起業家たちのプロジェクトを訪れ対話するための場にご参画頂けます。
ツアーへのご参加の際にご要望を組み込んだオプショナルツアーを組み込むことができます。
(現地の宿泊代・食事代を含みますが、航空券のご負担をお願いいたします)
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 5
1,000,000円
・フォトレター
・ジャーナル
・総会への招待
・設立者への記名以外のリターンはありませんが,投じた金額を活用し、社会起業家/社会的企業一社の革新を形にすることができます。
(2013年-2014年の投資先の社会的企業の社会的成果=受益者数の伸び率は平均で年間61%を達成しました。金額の概算は東北での実績から算出したもので、支援の条件によって異なります。)
※ 詳細は別途お問い合わせください。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 9
30,000,000円
・特定の分野の社会起業1社もしくは、1テーマの社会起業に対して、永続的な資金供給と経営支援が可能になります。
(社会的に責任ある形で資金を運用し、その運用益を助成と経営支援に活用します。年間4%の利率で運用できた場合、年間120万円を継続的に社会的企業のために活用することができます。)
※ 金額は、特定目的のプログラムを永続させるための目安となる金額を記載しています。詳細は別途お問い合わせください。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 2