おはようございます。

 

 今日は、昨年、青森在住の版画家竹林嘉子さんと詩誌『回生』の小熊が一緒に行った『東日本大震災復興支援 竹林嘉子版画展』の活動の一部分をご紹介します。

 

 昨年は、

 

 八戸

 大船渡

 白石

 福島

 石巻

 仙台

 

 と、4月から11月にかけて開催してきました。

 

 その中で、大船渡、白石、福島、石巻では版画のワークショップを行い、地域の方々に版画を作る楽しさを体験していただきました。

 

 竹林嘉子さんは、大船渡のワークショップに参加された方のある「想い」を心に受け止め大切にしています。

 

 それは、一生懸命に木版画を作成されている女性の方がいました。竹林さんが上手ですねと声を掛けると、その方がお話になったそうです。

 

 「これは、津波で亡くなった夫の仏前に供えるのです。」と、

 

 「空から、きっとこの絵を探して、見つけてくれるはずです」と、

 

 

 

 

 

 福島展では、ギャラリー伏拝で開催しました。そこのギャラリーは、鈴木智さんという画家の御実家で、鈴木智さんが急死して後、妹さん達がなくなったお姉さんの絵を多くの方に見ていただくために改造して作られた建物です。

 

 鈴木智さんの、代表的な作品に「あてのない手紙」があります。

 

 

 この絵は、絵はがきになっており、そこに故鈴木智さんお言葉が添えられています。

 

  「”あてのない手紙”は、空のような気持ちでしたが、

   日本とヨーロッパでは同じ言葉でも表裏となって

   反射していく”地上”と”空”が一つになって、自分の

   心に近よって欲しかったのに!!」

 

 彼女は、東京芸大を出て、イタリア留学し、絵画の道を進みましたが、それほど美術界に認められることはありませんでした。この絵は、彼女の想いが通じて欲しいという希望が込められています。

 

 

 

 

 

 竹林さんは、この二つの物語を知ることで、今回5月下旬に行われた陸前高田での「竹林嘉子版画展 & ワークショップ」で「あてのない手紙」というシリーズものの新作の版画作品を展示しています。

 

 今回は、2作でしたが、これからも続くということでした。

 

 

 

 

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