障害のあるなしに関わらず、共に学び合えるキャンパスへ。

障害のあるなしに関わらず、共に学び合えるキャンパスへ。

寄付総額

1,381,000

目標金額 1,200,000円

寄付者
120人
募集終了日
2018年10月31日

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2018年10月22日 09:00

共に学び合えるキャンパスへ ~ピア・チューターの視点から~

先月より実施しております本プロジェクトにとても多くの方がご支援くださっていること、とても有難く感じております。応援メッセージの中には、筑波大学の卒業生や、かつてピア・チューター(障害学生への支援を行う学生)であった方からのお言葉も散見され、感慨深いです。

 

これまで、こちらのページでは現在支援を受けている学生さんからのメッセージを複数ご紹介してきましたので、今回は、私自身のピア・チューターとしての経験を少しお話ししたいと思います。

 

筑波大学では、視覚障害・運動障害・聴覚障害の各領域において障害学生支援技術を学ぶための講座を開講しており、学生はその受講をもってピア・チューターとして登録し、学内での支援活動ができるようになります。ピア・チューターは障害学生に対する個別の支援だけでなく、障害学生支援チームの運営や養成講座の企画等の役割も担います。

私は約10年前、筑波大学の学群生だった頃に聴覚障害学生支援チームのピア・チューター養成講座を受けました。同じサークルに所属していた友人(聴覚障害学生)から養成講座の話を聞き、友人へのちょっとした手助けとして、あるいは空きコマに手軽にできるアルバイトとして支援活動をやってみようと思ったのがきっかけです。

 

聴覚障害を持つ方への支援においては「情報保障」という概念を理解することが重要です。支援者は「その場に参加する全ての人が平等な情報を得られているか?」ということに気を配ります。講義中の支援では、パソコン要約筆記を行う場合、ペアのピア・チューターと息を合わせてなるべく多くの音情報を文字に起こせるよう心掛けることはもちろん、「パソコン画面は聴覚障害学生から見やすい角度になっているか?」、先生が映像資料を持ちだしたら「字幕はついているか?」、と様々なことに意識を向ける必要があります。2日間のピア・チューター養成講座を受けただけでは、すぐにその全てに対応するのは困難です。そのため、新人ピア・チューターはペアとなる先輩ピア・チューターから実際の支援活動を通して色々なことを教わり、成長していきます。現場で新人ピア・チューターの指導役となるのは先輩ピア・チューターだけではなく、聴覚障害学生も、新人ピア・チューターの成長を温かく見守りながら、自身が必要な情報を得るために支援を受ける側の視点から様々なアドバイスをしてくれます。そのため、ピア・チューターと聴覚障害学生が相互に支えあい成長していくという意味も込めて、筑波大学では情報保障に代わって「情報支援」という表現を用いています。

かく言う私も、「情報支援」に育ててもらった一人です。気軽に始めた支援活動の奥深さは、魅力的でもありながら、負担に感じられることもありました。要約筆記や養成講座の企画、聴覚障害学生支援チームの運営に関わる中で、時に楽しく、時にはぶつかりあい苦しみながら、「その場に参加する全ての人が平等」でいられる空間づくりを目指して日々試行錯誤していた時代が、今は良き思い出です。当時の仲間とは、徐々に会える頻度は減ってきてしまいましたが、今でも会うたびに思い出話に花を咲かせています。

研究員として久々に筑波大学の聴覚障害学生支援チームに戻ってみると、支援コーディネートシステムがハイテク化していたり、音声認識技術が実用化されていたりと変化に戸惑うこともありますが、「情報支援」のマインドは変わらず今の学生さんに引き継がれていると感じます。

 

障害学生支援チームの活動を通して、ピア・チューターと障害学生は、支援する/されるという関係を超えて、「共に学ぶ」とは何か、その実現に向けて必要なことは何かと日々考え、行きつ戻りつしながら支えあい、成長していきます。本プロジェクトは、その過程で学生たちから出てきたアイデアを形にしていければと企画されたものでもあります。

残りは約9日、引き続き、見守っていただけますと幸いです。

 

DACセンター アクセシビリティ担当研究員  後藤 由紀子

ギフト

3,000


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【感謝の気持ちを込めて】スタッフからのサンクスメール

・寄附金受領証明書
・スタッフからの感謝の気持ちを込めたサンクスメール

寄付者
32人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年11月

5,000


【感謝の気持ちを込めて】活動報告書を送付

【感謝の気持ちを込めて】活動報告書を送付

・寄附金受領証明書
・スタッフからの感謝の気持ちを込めたサンクスメール
・DACセンターの障害学生支援に関する活動報告書をPDFで送付

寄付者
32人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

10,000


【感謝の気持ちを込めて】サイトにお名前・発達障害の支援情報サービス閲覧アカウント1名分

【感謝の気持ちを込めて】サイトにお名前・発達障害の支援情報サービス閲覧アカウント1名分

・寄附金受領証明書
・スタッフからの感謝の気持ちを込めたサンクスメール
・DACセンターの障害学生支援に関する活動報告書をPDFで送付
・WEBサイトにお名前掲載
・発達障害のある方に役立つ支援情報配信サービス「Learning Support Book」の閲覧アカウントの提供(1名分)

寄付者
40人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

30,000


【感謝の気持ちを込めて】DACセンターの障害学生支援に関する見学ツアーへご招待

【感謝の気持ちを込めて】DACセンターの障害学生支援に関する見学ツアーへご招待

・DACセンターの障害学生支援に関する見学ツアーへご招待
※筑波大学内の障害学生支援に関する施設・設備等をDACセンター教職員がご案内いたします。日程については別途調整いたします。

・寄附金受領証明書
・スタッフからの感謝の気持ちを込めたサンクスメール
・DACセンターの障害学生支援に関する活動報告書をPDFで送付
・WEBサイトにお名前掲載
・発達障害のある方に役立つ支援情報配信サービス「Learning Support Book」の閲覧アカウントの提供(最大3名分)

寄付者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

50,000


【感謝の気持ちを込めて】障害学生支援に関する出張講演会・研修会の開催

【感謝の気持ちを込めて】障害学生支援に関する出張講演会・研修会の開催

・障害学生支援に関する出張講演会・研修会の開催
※DACセンターのスタッフが身体障害・発達障害等の障害学生支援に関する出張講演会・研修会を行います。旅費等は別途ご用意ください。

・寄附金受領証明書
・スタッフからの感謝の気持ちを込めたサンクスメール
・DACセンターの障害学生支援に関する活動報告書をPDFで送付
・WEBサイトにお名前掲載
・発達障害のある方に役立つ支援情報配信サービス「Learning Support Book」の閲覧アカウントの提供(最大5名分)
・DACセンターの障害学生支援に関する見学ツアー
※筑波大学内の障害学生支援に関する施設・設備等をDACセンター教職員がご案内いたします。日程については別途調整いたします。

寄付者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

100,000


【感謝の気持ちを込めて】交流会ご招待・出張講演会・見学ツアーご招待・閲覧アカウント10名分

【感謝の気持ちを込めて】交流会ご招待・出張講演会・見学ツアーご招待・閲覧アカウント10名分

・寄附金受領証明書
・スタッフからの感謝の気持ちを込めたサンクスメール
・DACセンターの障害学生支援に関する活動報告書をPDFで送付
・WEBサイトにお名前掲載(企業様の場合は企業名・ロゴの掲載)
・発達障害のある方に役立つ支援情報配信サービス「Learning Support Book」の閲覧アカウントの提供(最大10名分)

・障害学生支援に関する交流会にご招待
※障害学生支援に関心のある方と大学とのネットワーク構築を目的に、DACセンタースタッフが障害学生支援に関する交流会を主催いたします。
・障害学生支援に関する出張講演会・研修会の開催
※DACセンターのスタッフが身体障害・発達障害等の障害学生支援に関する出張講演会・研修会を行います。旅費等は別途ご用意ください。
・DACセンターの障害学生支援に関する見学ツアー
※筑波大学内の障害学生支援に関する施設・設備等をDACセンター教職員がご案内いたします。日程については別途調整いたします。

寄付者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

300,000


【感謝の気持ちを込めて】交流会ご招待・出張講演会・見学ツアーご招待・閲覧アカウント30名分

【感謝の気持ちを込めて】交流会ご招待・出張講演会・見学ツアーご招待・閲覧アカウント30名分

・寄附金受領証明書
・スタッフからの感謝の気持ちを込めたサンクスメール
・DACセンターの障害学生支援に関する活動報告書をPDFで送付
・WEBサイトにお名前掲載(企業様の場合は企業名・ロゴを大きく掲載)
・発達障害のある方に役立つ支援情報配信サービス「Learning Support Book」の閲覧アカウントの提供(最大30名分)

・障害学生支援に関する交流会にご招待
※障害学生支援に関心のある方と大学とのネットワーク構築を目的に、DACセンタースタッフが障害学生支援に関する交流会を主催いたします。
・障害学生支援に関する出張講演会・研修会の開催
※DACセンターのスタッフが身体障害・発達障害等の障害学生支援に関する出張講演会・研修会を行います。旅費等は別途ご用意ください。
・DACセンターの障害学生支援に関する見学ツアー
※筑波大学内の障害学生支援に関する施設・設備等をDACセンター教職員がご案内いたします。日程については別途調整いたします。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

500,000


【感謝の気持ちを込めて】サイトにお名前とメッセージ・交流会にご招待・閲覧アカウント50名分

【感謝の気持ちを込めて】サイトにお名前とメッセージ・交流会にご招待・閲覧アカウント50名分

・寄附金受領証明書
・スタッフからの感謝の気持ちを込めたサンクスメール
・DACセンターの障害学生支援に関する活動報告書をPDFで送付
・WEBサイトにお名前掲載(企業様の場合はロゴとメッセージを大きく掲載)
・発達障害のある方に役立つ支援情報配信サービス「Learning Support Book」の閲覧アカウントの提供(最大50名分)

・障害学生支援に関する交流会にご招待
※障害学生支援に関心のある方と大学とのネットワーク構築を目的に、DACセンタースタッフが障害学生支援に関する交流会を主催いたします。
・障害学生支援に関する出張講演会・研修会の開催
※DACセンターのスタッフが身体障害・発達障害等の障害学生支援に関する出張講演会・研修会を行います。旅費等は別途ご用意ください。
・DACセンターの障害学生支援に関する見学ツアー
※筑波大学内の障害学生支援に関する施設・設備等をDACセンター教職員がご案内いたします。日程については別途調整いたします。

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

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