
寄付総額
目標金額 1,200,000円
- 寄付者
- 120人
- 募集終了日
- 2018年10月31日
共に学び合えるキャンパスへ ~ピア・チューターの視点から~
先月より実施しております本プロジェクトにとても多くの方がご支援くださっていること、とても有難く感じております。応援メッセージの中には、筑波大学の卒業生や、かつてピア・チューター(障害学生への支援を行う学生)であった方からのお言葉も散見され、感慨深いです。
これまで、こちらのページでは現在支援を受けている学生さんからのメッセージを複数ご紹介してきましたので、今回は、私自身のピア・チューターとしての経験を少しお話ししたいと思います。
筑波大学では、視覚障害・運動障害・聴覚障害の各領域において障害学生支援技術を学ぶための講座を開講しており、学生はその受講をもってピア・チューターとして登録し、学内での支援活動ができるようになります。ピア・チューターは障害学生に対する個別の支援だけでなく、障害学生支援チームの運営や養成講座の企画等の役割も担います。
私は約10年前、筑波大学の学群生だった頃に聴覚障害学生支援チームのピア・チューター養成講座を受けました。同じサークルに所属していた友人(聴覚障害学生)から養成講座の話を聞き、友人へのちょっとした手助けとして、あるいは空きコマに手軽にできるアルバイトとして支援活動をやってみようと思ったのがきっかけです。
聴覚障害を持つ方への支援においては「情報保障」という概念を理解することが重要です。支援者は「その場に参加する全ての人が平等な情報を得られているか?」ということに気を配ります。講義中の支援では、パソコン要約筆記を行う場合、ペアのピア・チューターと息を合わせてなるべく多くの音情報を文字に起こせるよう心掛けることはもちろん、「パソコン画面は聴覚障害学生から見やすい角度になっているか?」、先生が映像資料を持ちだしたら「字幕はついているか?」、と様々なことに意識を向ける必要があります。2日間のピア・チューター養成講座を受けただけでは、すぐにその全てに対応するのは困難です。そのため、新人ピア・チューターはペアとなる先輩ピア・チューターから実際の支援活動を通して色々なことを教わり、成長していきます。現場で新人ピア・チューターの指導役となるのは先輩ピア・チューターだけではなく、聴覚障害学生も、新人ピア・チューターの成長を温かく見守りながら、自身が必要な情報を得るために支援を受ける側の視点から様々なアドバイスをしてくれます。そのため、ピア・チューターと聴覚障害学生が相互に支えあい成長していくという意味も込めて、筑波大学では情報保障に代わって「情報支援」という表現を用いています。
かく言う私も、「情報支援」に育ててもらった一人です。気軽に始めた支援活動の奥深さは、魅力的でもありながら、負担に感じられることもありました。要約筆記や養成講座の企画、聴覚障害学生支援チームの運営に関わる中で、時に楽しく、時にはぶつかりあい苦しみながら、「その場に参加する全ての人が平等」でいられる空間づくりを目指して日々試行錯誤していた時代が、今は良き思い出です。当時の仲間とは、徐々に会える頻度は減ってきてしまいましたが、今でも会うたびに思い出話に花を咲かせています。
研究員として久々に筑波大学の聴覚障害学生支援チームに戻ってみると、支援コーディネートシステムがハイテク化していたり、音声認識技術が実用化されていたりと変化に戸惑うこともありますが、「情報支援」のマインドは変わらず今の学生さんに引き継がれていると感じます。
障害学生支援チームの活動を通して、ピア・チューターと障害学生は、支援する/されるという関係を超えて、「共に学ぶ」とは何か、その実現に向けて必要なことは何かと日々考え、行きつ戻りつしながら支えあい、成長していきます。本プロジェクトは、その過程で学生たちから出てきたアイデアを形にしていければと企画されたものでもあります。
残りは約9日、引き続き、見守っていただけますと幸いです。
DACセンター アクセシビリティ担当研究員 後藤 由紀子
ギフト
3,000円
【感謝の気持ちを込めて】スタッフからのサンクスメール
・寄附金受領証明書
・スタッフからの感謝の気持ちを込めたサンクスメール
- 申込数
- 32
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年11月
5,000円

【感謝の気持ちを込めて】活動報告書を送付
・寄附金受領証明書
・スタッフからの感謝の気持ちを込めたサンクスメール
・DACセンターの障害学生支援に関する活動報告書をPDFで送付
- 申込数
- 41
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年4月
3,000円
【感謝の気持ちを込めて】スタッフからのサンクスメール
・寄附金受領証明書
・スタッフからの感謝の気持ちを込めたサンクスメール
- 申込数
- 32
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2018年11月
5,000円

【感謝の気持ちを込めて】活動報告書を送付
・寄附金受領証明書
・スタッフからの感謝の気持ちを込めたサンクスメール
・DACセンターの障害学生支援に関する活動報告書をPDFで送付
- 申込数
- 41
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年4月

残そう、ライチョウ!動物園の次なる挑戦
- 現在
- 2,054,000円
- 支援者
- 83人
- 残り
- 84日

物価高でごはん食べられない若者に今すぐ食糧を|緊急支援2025冬
- 現在
- 11,862,000円
- 寄付者
- 320人
- 残り
- 28日

市民が作る!市民のためのニュースメディアを作りたい!
- 総計
- 17人

入院する子どもたちを笑顔に!ファシリティドッグ育成基金2025
#子ども・教育
- 現在
- 7,058,000円
- 支援者
- 571人
- 残り
- 24日

ひとつの心室で生きていく。フォンタン手術の患者をみんなで支援したい
- 現在
- 3,448,000円
- 寄付者
- 176人
- 残り
- 28日

東京国立博物館|価値ある文化財を救い出す。源氏物語図屏風、修理へ
#伝統文化
- 現在
- 61,845,000円
- 寄付者
- 2,866人
- 残り
- 28日

「科学の芽」賞と子どもたちの「好き」を一緒に応援しませんか?
- 現在
- 1,950,000円
- 寄付者
- 96人
- 残り
- 9日

盛岡白百合の生徒たちが作る短編映画にお志をお願いいたします!
- 支援総額
- 878,000円
- 支援者
- 117人
- 終了日
- 2/17
31年間三原市の親子を支え続けた無認可保育園を守り継ぎたい!
- 支援総額
- 833,000円
- 支援者
- 18人
- 終了日
- 5/17

牧野富太郎博士の故郷で開催する「さかわ・酒蔵ロード劇場」 に支援を
- 支援総額
- 242,000円
- 支援者
- 24人
- 終了日
- 11/25
タイバンコク発 稀少シャム猫と猫の家の75年の歴史を守りたい。
- 支援総額
- 1,073,000円
- 支援者
- 86人
- 終了日
- 10/24

水を汲む時間を、学びの時間へ。ジンバブエの生徒を共に支えませんか?
- 支援総額
- 511,000円
- 支援者
- 44人
- 終了日
- 1/27
連結浮島を多種多様なシチュエーションで活用させたい!
- 支援総額
- 0円
- 支援者
- 0人
- 終了日
- 7/20

あいち惟の森の校舎に子ども達がのびのびと学べるオープンスペースを!
- 支援総額
- 3,779,000円
- 支援者
- 274人
- 終了日
- 4/8









