足尾町活動記録メモ２　～小さな黒猫ちゃん～

無事成長するか心配していた親子の猫がいました。

しばらく子猫の姿をみないので心配していましたら、餌やりさんから

 

「母猫ちゃんが黒い子猫を連れていた」

 

と、嬉しい知らせが！

 

でも、数日後、

 

「黒い子猫の足が落ちていた」

 

との知らせが！！（涙

もしかしたら、あの母猫の子猫かも…

そう頭によぎりました。

 

足尾町には熊も出没する地域もありまして、子猫を狙う野生動物は多いのです…。

 

この前も同じ場所で、母猫がいない子猫3匹を保護したところでした。

交通事故の形跡もなかったため、野生動物から子猫を守って亡くなったのだと思われました。

ところが、さらに数日後、餌やりさんから

 

「あの母猫ちゃんがまた子猫を連れていた！」

 

との嬉しいお知らせが！

 

嬉しいお知らせなのですが、子猫が一匹、やられてしまった事実は変わりません（涙。

別の子猫がやられたのか…もしかしたら子猫の兄弟だったのか…。

 

このように野生動物がいる危険な場所のため、いつ子猫が野生動物にやられるかわかりません。

みんなで相談して、悲しい決断ですが、子猫だけを保護し、母猫は地域猫となることになりました。

 

保護施設があれば母猫と子猫を一緒にしてあげることも叶ったのですが、現状では叶わぬ願いでした。

 

厳しい自然が残る足尾町で保護活動をしていると、時にはこんなに辛い選択をしなければならないときもあります。