若年無業者白書作成のため、既存データの分析に取り組むわけですが
最初に西田亮介さんから出た宿題が、

 

「若者が無業になることに影響し得る仮説要因を挙げる」というものです。

別の言い方をすると、「半信半疑で疑わしい変数を探してみよう」と
いうことになります。

 

仮説要因というと難しく聞こえますが、西田さんが柔らかく噛み砕いて
くれるわけです(大変ありがたいことです)。

 

育て上げネットチームである、工藤・新宅・山本の解釈として
現場で何百人と若者と出会っていると、

 

「最近、××な傾向のひとが増えてきている」
「△△な経験をしたことが、若者を仕事に向かいづらくさせているのではないか」
「うまくいくケースは家族の協力が欠かせないようですね」

 

と”感じる”わけです。この感覚が本当に”効いている”のかどうかは
これまで把握しようがありませんでした。実体験をベースにした
解説や講演を聞くと「そうだなぁ」と思うことはしばしばあるのですが

 

そこに「エビデンス」があるのか。もっと言えば、信頼に足るだけの
母数データと、相関関係がほぼ確実と言えるだけの分析結果が
あるのかどうかはわかりませんでした。

 

今回の宿題でも、当然取り得るデータの範囲内ではありますが
この現場の”感覚値”を複数挙げ、西田さんと議論をしていきながら
分析の基礎項目を決定していきます。

 

若者に関わっていたり、実際に支援をしていたり、そうでなくても
若者のさまざまな課題や問題などに興味ある方であれば、
自分なりの仮説や、実体験に基づいた”アタリ”はあるかと思います。

 

今回の「若年無業者白書」は、仮説を検証していくことも重要な
アウトプットになります。自説や仮説が精度高いところであって
いるようであれば素晴らしいですし、そうでなければ修正をしてみる。
けれど、支援者としての感覚値や勘のようなものはそれで大切に
していきたいと思います。

 

若年無業者については、メディアを含め、「原因は何ですか?」と
聞かれるのですが、この白書が完成したときには、

 

私の感覚値としてはこうですが、分析としてはこうです。
どちらも大切にしています、と応えられるようになることを期待しています。

 

ちなみに、宿題の第一回目の提出では、「学歴」「職歴」「年齢」「健康状態」
などを挙げてみたのですが、すぐに西田さんからコメントをいただきました。

 

「常識的ですね」と。

 

もっと、私たちが”これは効いているのではないか?”を、半信半疑というよりも
ほぼ「疑」な仮説も送っていいですよ、ということでした。

 

現在、鋭意検討中です。

 

※時間的余裕はありませんが、心の余裕は持ちたいものです。

 

新着情報一覧へ