ザータリキャンプでのUN Womenの人道支援プログラムの概要

 

 キャシュフォーワークに含まれるもの:リサイクリング(UNHCRのテントからバッグを作って無料で配り、プラスティックを減らそうとしている)、縫製、制服・赤ちゃん用品作成、手工芸品、教育、美容、ガードマン、センターのマネジャ―、保育

  • 170人の女性がキャシュフォーワークの恩恵を受けている
  • 3つのオアシスセンター(うち一つはWFPと共同運営)が設置されている。センター当たり500人が利用(月)
  • ジェンダーに根差す暴力からの保護及びサービスの紹介、法律アドバイス
  • 女性の権利の周知
  • 緊急医療の一部負担
  • ジェンダー平等や女性のエンパワーメントへの技術的サポート

 

あなたのご寄付でできることの例(1ドル100円として)

  • $23(2300円) ザータリキャンプのオアシスセンターで一人の女性がキャシュフォーワークプログラムの技術研修に1日参加できる
  • $50(5000円) ディーセントジョブ(働き甲斐のある人間らしい仕事)につくための一般的な職業訓練(女性1人)
     
  • $70(7000円) シリア難民女性ひとりがザータリキャンプのオアシスでキャシュフォーワークプログラムに参加した場合の1週間分の報酬
  • $100(1万円) ザータリキャンプで12人の女性にシェルターを提供し、生活技能研修を行う費用
  • $150(15万円) 1人の女性が継続可能な仕事を立ち上げるための財務及びビジネス研修

 

アントニオ・グテーレス国連事務総長、ザータリキャンプでシリア難民女性と対話

 

 アントニオ・グテーレス国連事務総長は昨年3月にザータリキャンプを訪れ、キャンプの現状、女性が置かれた状況などを視察しました。事務総長はUN Womenの運営するオアシスで難民女性の代表と会い、直接女性たちから話を聞きました。

 女性たちは、キャシュフォーワーク、スキルアップのための研修、教育プログラム、性的暴力からの保護支援などUN Womenが提供しているサービスがいかに自分たちの助けになっているかを話しました。このセンターは年間1万6千人の難民を支援していますが、かれらはここに集まることでキャンプ内の生活にリズムができ、交流の機会が持てるようになっていると言っています。

 オアシスのワークショップで仕立て屋を営んでいるナヘッド・アブダラさんは「無力感を感じることが少なくなりました。仕事をすることで自分たちに価値を見出し、エンパワーされたと感じます」と述べています。経済的エンパワーメントは難民女性にとって最も重要な課題です。これを踏まえUN Womenはキャシュフォーワークを終了した女性達にビジネス・インキュベータープログラムに参加してもらって起業などを支援しています。

アントニオ・グテーレス事務総長とオアシスの女性委員会の代表たちのミーティングの様子

 

 訪問の最後に、事務総長はシリアの難民女性たちが作ったモザイクを受け取りました。モザイクは、このセンターで働く若い難民女性、マナー・ア リ・ナブリシによって事務総長に手渡されました。彼女はセンターで働いた経験により、ザルカ大学入学への奨学金を得ました。

 

キャシュフォーワークに参加する女性ナビラの話

 ナビラはザータリキャンプで行われているキャシュフォーワークプログラムに仕立て屋として参加しています。彼女を含めた50人の女性達が4,537着の学校制服と1000個の妊婦用品を作成し、完成品はユニセフによってキャンプ内の学童や新しく母親になった女性に配られました。

 母親たちはそれを機に産後の予防注射を受け、授乳クラスにも参加しました。この仕事は女性の労働をキャンプ内の経済活動に結びつけ、女性たちは自分たちのスキルを自分たちのコミュニティの役にたてることができるようになりました。

 多くの女性達にとって、これは初めて手にする自分たちの労働への対価です。ある統計によればこのプログラムに参加したことでDV(ドメス ティック・バイオレンス)が20%も減ったそうです。このことは生計がジェンダーに根差す暴力を根絶する重要なきっかけになりうることを示しています。

 

 

 

 

 

 

新着情報一覧へ