四季を感じる里山を取り戻したい!里山整備と300本植樹プロジェクト

四季を感じる里山を取り戻したい!里山整備と300本植樹プロジェクト

支援総額

4,731,000

目標金額 3,000,000円

支援者
298人
募集終了日
2021年2月28日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

山岳信仰の永い歴史を持つ奈良県天川村の天河神社を囲う山林に、人と自然と神々が共に生きた原初の風景、「鎮守の杜」へと蘇らせるクラウドファンディングに挑戦をいたします。

 

お一人でも多くの皆様と共に、この里の自然を守り繋いでいくために一歩一歩前へ進んで参りたいと考えております。皆さまのお力を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。

 

 

 

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ごあいさつ

 

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はじめまして。本プロジェクトを立ち上げた「斎庭(ゆにわ)」代表の井頭、西岡と申します。

 

▲私たちは奈良県吉野郡天川村坪内という山里に代々生まれ住み、この地の鎮守である天河神社の氏子です。

 

 

私たちは、奈良県の天川村坪内の地で、この地の鎮守である天河神社の氏子として生まれ育ちました。山岳信仰の息づくこの土地ですが、2011年の紀伊半島豪雨災害では地盤の弱い人工林の地滑り被害を目の当たりにし、人工林に囲まれ四季の移ろいさえ感じづらくなっている現状に『このままではあかんやろ、どないぞせんなあかんにゃ!(天川弁)』そう決心し、村の氏子中心に有志で『斎庭(ゆにわ)』を結成しました。

 

神様をお招きする場所”を意味する「斎庭(ゆにわ)」の名を冠した私たちの目標は、この里の山に1000本を植樹すること。人工林に覆われた山を、かつて先人が守り繋いできた人間と自然、山々が一体となり暮らしていた「里山」へと復興させたい、そう決意し活動をはじめました。 

 

 

クラウドファンディングを通じて、植樹する山の整備費用の一部を募らせていただきながら、私たちの想いや天川村坪内のことを知っていただけたらと思います。どうか応援のほどよろしくお願いします。

 

 

 

 

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私たちの住まう天川村坪内について

 

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▲標高1,000〜2,000mの「近畿の屋根」といわれる大峰山系の山々

 

私たちが生まれ住むここ奈良県吉野郡天川村は、地図でみるとちょうど紀伊半島の中央部にあります。「吉野」「熊野」「高野」という大和(やまと)三大霊場を結んだ三角形の中心部に位置しており、周りを近畿最高峰八経ヶ岳(1,915m)をはじめとした標高1,000〜2,000mの「近畿の屋根」といわれる大峰山系の山々に囲まれた村です。

 

 

鬱蒼とした原生林に覆われた山々は神仏の宿る場所として古くから信仰を集めており、修験道の開祖「役行者小角(えんのぎょうじゃおづぬ )」が開き、山岳信仰・修験道の修行の場として、多くの人の祈りを集め、まさに聖地として大切に守られてきた場所です

 

 

▲天川村の中央部に位置しているのが私たちの「坪内(つぼのうち)」です。

 

私たち「斎庭(ゆにわ)」の活動の場となるのは、この天川村の中央部にあります「坪内(つぼのうち)」という山里。

 

 

 

 

八つの杜に囲まれたこの地は“俗世間から離れた別世界、理想郷”という意味を持つ中国故事の『壺中天(こちゅうてん)』から名付けられたと所以があり、日本三大弁財天の一つといわれる「大峯本宮天河大辨財天社」が中央に鎮座されています。

 

 

 

▲天川村坪内の中央に鎮座されてる大峯本宮天河大辨財天社。辨財天を祀り、村の皆も「弁天さん」と呼称し、親しまれています。

 

|| 天河神社(てんかわじんじゃ)について


大峯本宮天河大辨財天社は、日本三大弁財天の一つに数えられ、市杵島姫命(辨財天様)をお祀りしています。縁起では、社殿が建立されている琵琶山に鎮まる真名井の磐座に神武天皇が祈りを捧げ「ヒノモト」という言葉を天から賜ったとされ、その後、修験道の祖である役行者は、長年にわたり天河を活動の拠点とし、また、空海(弘法大師)は、天河神社で修行を行った後、高野山で真言宗を築くに至るなど、古より様々な歴史がございます。(大峯本宮天河大辨財天社のHPはこちらからご覧ください。)

 

 

 

 

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このプロジェクトで実現したいこと

 

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このプロジェクトでは、天河神社境内より西側に位置する船岡山の里山整備と広葉樹を約300本植樹することを第一目標に取り組みます。これは、坪内の里の周囲に広葉樹を1000本植樹して、秋になると色鮮やかな紅葉が楽しめる等、四季折々の神羅万象の景観を感じられる地へ、そして、様々な種類の木々が折り合いをなしながら動植物から土の中のバクテリアなどの自然生態系が機能する多様性豊かな杜へ回帰する100年後を見据えた大きな取り組みの第一歩となります。

 

 

また、第二目標として、船岡山の山頂に、弥山にある天河神社の奥宮の遥拝所を(ようはいじょ)を整備していきます。この山頂からは天河神社を中心に坪内の里全体を見渡すことができます。そして、弥山にある天河神社の奥宮に向いているため、この地からも奥宮を遥拝していただければ辨天様もお悦びいただけるのではないかと思っています。

 

 

▲船岡山の山頂からは天河神社をはじめ、坪内全体を見渡せます。この場所でお寛ぎいただきながら樹(氣)を感じていただければ幸いです。

 

 

 

 

|| 心のふるさとに、そして、自然との「架け橋」に

 

つい100年ぐらいほどまでは森の資源に依存しながら、自然と密接に暮らしていた日本の暮らしは、高度経済成長期をとおして都市化が進み、森と人との関係が希薄化し、自然と乖離した生活のなかで心のよりどころを見失ってきているともいわれます。 

 

そうした中、都市などの街並みから遠くはなれたこの山奥の地で、山や森を見て、土や木に触れたり、木々の香りを感じたりと、五感全体をつうじてこの自然豊かな氣を感じていただけることで、身も心も潤し、心の安らぎをえていただきたいと思っています。

 

▲今回植樹する広葉樹は枝葉が大きく広がるため光が大きくはいり、全体的に明るい印象になります。春から初夏にかけては鮮やかな新緑が、秋には様々に色づく紅葉が目を楽しませてくれたり、四季折々の季節の美しさが心を和ましてくれるでしょう。

 

 

 

▲山を整備して歩けるようにすることで、木漏れ日のさす山の森の小径をゆっくり歩いていただくこともでき、樹木からテルペン系のフィトンチッドという芳香により、清々しい気持ちにリフレッシュさせ、心に活力をえられます。

 

 

山奥のこの地で、五感全体で自然の命の鼓動を感じていただくことで、現代生活に疲れた人々の心のふるさとに、また、森と人のつながりを再度認識できるような架け橋になりたいと考えています。

 

 

 

 

 || 「鎮守の杜」へ、そして、世界へ

 

また、本来の森というのは「」そのものです。木々も針葉樹だけでなく広葉樹などの高木に、低木や下草など様々な高さの樹木や草などの多重層的な森は、木々から動植物、土の中の微生物にいたるまですべてが循環した命の生態系が成立し、「生きた森」そのもの。

 

古代の日本では、森という自然の中に生命の母体、命が満ちあふれているところに神気を感じ、"神が宿っている”と尊び、長きにわたってまもりぬいてきた「鎮守の杜」としての姿があるのだとおもいます。 
 
今回のプロジェクトでは檜を中心とした単一樹種である人工林の一部を伐採し、広葉樹を植樹していきますが、長い年月をかけて育てていくことで、少しずつ針広混交の生物多様性豊かな杜づくりに育てていくことで、古来この地にあった"鎮守の杜"へと生き返らせせていきたいと思っています。
 
 
しかし、それ以上に、全世界が国の垣根を越えて取り組もうとしている地球環境問題の様々な課題に対し、"自然を支配する"人間優位性の自然哲学・近代合理主義に対して、"自然に畏敬の念を感じ、自然との共生"を育んでいた日本古来の自然観が、地球環境をもう一度再生していくうえでの大きなメッセージになるのではないかと信じています。
 
 
 
それは、古の時代より鎮座される天河神社の辨天様を守り、祀らせていただいている里の地に生まれ育ってきた私たちの役目の一つだと思っています。
 
 
 
 

 

 

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ご支援いただく資金の使い道と今後の流れについて

 

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|| 支援金使途について

 

ご支援いただいた資金は【里山整備費用】【防鹿柵の設置費用】【遥拝所整備費】などの資材購入費用等に使用させていただきたいと考えています。

プロジェクトの実施に必要な金額は500万円を見込んでおりますが、今回はまず木々の伐採に必要な300万円を第一目標として設定させていただきました。

 

 

||  今後の流れについて

 

このような内容を実現したい今回のプロジェクトは、下記の流れで行う予定でおります。

 

  1. 木々の伐採(2021年10月~2022年2月)

     
    →神社に面している船岡山の東側斜面を中心に、面積にして1ヘクタール植林後樹齢40年程度の檜、杉を伐採します。

    本来、これらの檜も私たちの暮らしに活かしていくために植えられたものでもあります。間伐もせぬまま放置したままでは、これらの木々の命にも失礼。これらの木々の命を粗末にせぬよう一本ずつ大切に伐らせていただき、木の命を次に繋げていきたいと思っています。
     
    ▲今年の夏に予め伐採する木の本数、太さ、そして位置などを数回にわけて山にはいり確認しました。

     

     

  2. 伐採した木々の搬出(2022年2月末)

    →杜は急峻で裾には民家があるため木々を滑り出して搬出できないということ、また、林業機械を通せるほどの広い山道がないといういくつかの条件からいろいろと考えた結果、今回は林業に使用されているヘリコプターで搬出します。

    →搬出した木々の一部は地区内にある天の川温泉のバイオマス燃料として使っていきます。(バイオマス事業については、一般社団法人天川村フォレストパワー協議会を参照ください)

     
    ▲このラック一つ(1㎥分)が、天の川温泉の一日分の使用するバイオマス燃料となります。

     

     

  3. 防鹿柵の設置(2022年2月末~3月初旬)
     

    →植樹する木々を守るために、防鹿柵を設置します。本来ならばこのような柵も必要ないのですが、近年獣害が厳しく、せっかく苗を植えてもすべてが食べられてしまう状況で木々を守るための不可欠の対策となります。600メートル以上の柵を設置予定です。

     
    ▲実際の防鹿柵です。鹿の防止を防ぐために作られた専用の防鹿ネットを張っていきます。


     
  4. 植樹(2022年3月)

    →植樹する時期は春頃が根がつきやすいため、3月頃を予定しています。自然界では淘汰される苗木(実生苗)を採取して、畑で大きく育てて、植樹していきます
     
    ▲実際に採取した苗木を畑に植えかえて、育てています。

     

     

  5. ≪第二目標≫遥拝所の整備(2022年7月完成予定)

       →2022年4月過ぎから工事作業を進めていき、2022年7月に完成予定でいます。これらの工事も斎庭のメンバーを中心に行う予定でおりますが、必要となる資材の購入費用に資金を使わせていただこうと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

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ご支援してくださる方へのお礼について

 

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八つの杜に囲まれた天川村坪内の里にちなみ、その杜の名前を銘じたコースを各種ご用意させていただきました。

 


 

  • 「斎庭之衆」:「斎庭(ゆにわ)」のメンバーシップ制度ぜひ皆さまとご一緒に"鎮守の杜"への復興を実現していきたいと思っております。この先様々な体験イベントやトーク会等を計画しており、神羅万象のこの美しい「自然」に歩み寄りながら、「自然」と人が心かよわせる集まりになっていきたいと思っています。これらの案内を優先的にご案内いたします。
     
  • コースター:天川村に自生している雑木(桜・百日紅など)の枝からから作成します。伐採から加工まで斎庭のメンバーが実際に作ります。天川で育った木を通じて、ご自宅でもこの“氣”を感じていただければうれしいです。
     
  • 里内ガイド:天河神社をはじめとして、坪内の里内にある各名所を一緒に周りこの地に根付く歴史や文化等を直接ご案内させていただき、実際に“体感”していただきたいと思っております。
     
  • 温泉チケット:地区内にある天の川温泉。搬出した木々の一部はバイオマス燃料としてこの温泉でも利用される予定でいます。薪ボイラーで沸かされたお湯でぜひゆっくりお寛ぎください。 
     
  • 旧社殿古札短冊: 天川の厳しい自然に耐えて大神様の宮居を果たされてきた旧御社殿の古材が短冊掛となった特別の記念品(非売品)となります。
     
  • 天河神社昇殿参拝: 特別に神殿に上がっていただき、御参拝いただけます。
     
  • 能楽鑑賞:天河神社は能と深く関わりがあり、「世阿弥」の嫡男十郎元雅(もとまさ)が「心中所願成就」をお祈りされた歴史があります。春季・秋季大祭に奉納される「能楽」を特別席でご鑑賞いただき、歴史ある地にてお楽しみください。 
     
  • 天河神社特別御祈祷参拝:神殿に昇殿し、神職を通して感謝の気持ちや様々な願いを、神さまにお伝えし、神さまのご守護をいただけるように願い求める神事です。

      

※各種提供内容はリターン内に記載させていただいております。なお、新型コロナウイルスの状況に応じて、提供を遅らせていただく場合があります。予めご了承ください。

 

 

 

 

 

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応援メッセージ

 

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当活動に御賛同を賜り、また応援メッセージを頂戴しました。この場をおかりし、ご紹介させていただきます。​

 

 

 

     柿坂 神酒之祐様(大峯本宮天河大辨財天社第65代宮司)

 

 私達日本人の身体(からだ)の中には、遥か縄文の昔から一万年近くに渡って聴き続けて来た大自然の声の響きが、先住の民からの流れとして今も響き続けています。大自然の声を聴き、大自然と共存していける心を培い、自らの周りから実践していける事が何より大切だと感じます。 自然と人が心かよわせる、人が心と心をかよわせる、そんな『場』としての四季折々の広葉樹繁る「斎庭」の活動に、多くの方々がご賛同下さり、ご協力下さいます事を心よりお願い申し上げる次第であります。

 

 

 

     龍村 仁様(映画監督)

 

 「斎庭」に佇み、私たちが謙虚に、真剣に、からだの声に耳を傾け、その対話を通して、自分のいのちが他のすべての自然とひとつながりである、生かされているいのちであることを思い出すことができたとき、ガイアも健やかな命を取り戻すのだ。

 

 

 

 

 

 

 

    鎌田 東二様(京都大学名誉教授 他

 

 これから100年先のことを見すえて、天河神社に「斎庭」が設けられることになりましたことに、心より賛同いたします。また、今後とも植樹への協力をさせていただきたく思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 龍村 修様(龍村ヨガ研究所)

 

 これから先に、日本の自然、四季折々の色とりどりの姿、紅葉の素晴らしさがを見せてくれることを見すえて、天河神社に「斎庭」が設けられることは、本当に素晴らしいことと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 阿部 敏郎様(シンガーソングライター)

 

 この斎庭の発想は、そんな本格的な秋の訪れとともに山里を深紅色に染めていこうというものです。なんて素敵なことでしょう。実は僕自身、神様のことを何も知らないのですが、この地が持つ素晴らしい波動だけは人一倍感じています。

 

 

 

 

 

 

 

 岡野 弘幹様(音楽家 サウンドプロデューサー

 

 四季折々の草花、1.000本の植樹から始まる美しき新たな里山の風景、思い描くと本当に幸せになります。この取り組みは未来の私たちの子孫に向けた大切な活動となるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 天川 彩様(作家、プロデューサー)

 

 遠い昔からの聖地、天河をさらに未来永劫の為に美しく整えていく。そんな「斎庭」に心から賛同し、私も植樹に参加させていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

⇒上記は頂戴した応援メッセージの一部をご紹介させていただきました。全文は「こちら」よりご覧ください。

 

 

 

 

 

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最後に

 

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最後に、「斎庭」が結成された背景をご紹介させていただこうと思います。

 

坪内の里を囲む八の杜の一つである「船岡山」は、聖天さんをお祀りし、古よりこの里山を守ってきていただいた私たちにとって大切なお山の一つであります。

 

 

今こうして見えるお山に生育している檜たちも、先人が各々の想いももって植林されましたが、近年の林業不状況も相重なり残念ながら手入れがいきとどかなくなり、倒木の危険も。そこで、住家に隣接している危険木を平成27年に伐採いたしました。

 

 

▲平成27年時、私たちの手で木を伐採しました。


しかしながら、木々がなくなった山肌のままで放置しておくのは、辨天さんをはじめこの山の神さまにも、そして遠路はるばるきてくださる参詣の方々にも申し訳ないと、代表の西岡が一人で船岡山に植樹をしはじめました。

 

 

▲日々の暮らしのなかでこつこつと植樹し、その後、根がきちんとついて成長するように、年3回下草刈りをします。

 

本来は西岡自身、皆に迷惑かけずに一人で行っていく、と頑なに。

 

植樹から約5年が経ち少しずつ大きくなってきている中、西岡自身のなかでも、生まれ育ったここ坪内への感謝の想い、そして、古より先人が様々な時代のなかでも守りぬいてきたこの地を次の世代へきちんとバトンを繋ぎながら、今自分たちができることを一生懸命に取り組んでいきたい、という思いが強く募り、村の仲間たちに声掛けし、「斎庭(ゆにわ)」が結成されました。

 

▲2020年10月秋晴れのよき日に、「斎庭」のメンバーと。

 

 

それは、先人が守り繋いできた人間と自然、山々が一体となり暮らしていた「里山」へ、そして、生きとしいける全ての生命の輝きがあふれる命の山「鎮守の杜」へと復興させたい、という強い思いが根底にあります。 

 

 

今の時代は高度経済成長期を通して便利さをお金で買う暮らしを選び、再生不能な化石燃料等遠くの国や地域の資源に依存し、自国の身近な森とのつながりが断たれてしまいましたが、清浄な水や空気などの生命機能に限らず、防災機能などの面々においても、都市化やデジタル化が進んでも「山」や「森」は我々の暮らしのなかで必要不可欠であるのは変わりありません。

 

 

 

私たちが住まう天川村も約8割~9割もが山林が占めており、天河神社の奥宮がある弥山付近は近畿地方最大のブナ林帯がひろがり、大量の清浄な水を保有する近畿最大の分水嶺であります。

 

 

 

 

 

 水道をひねれば水を簡単にえられるなど、私たち人間が生きていくうえで必要な”水の源”が見えない世の中でありますが、山に雨が降り、その雨をやさしく土が吸い込み水質を浄化してくれる山があり、生き生きとした樹木に、動植物から土の中のバクテリアなどの自然生態系が機能する多様性豊かな命の源の森があるからこそ。

 

 

 

▲ 本映像は「第10回源流シンポジウム」において、天河神社が平成20年記念大祭前に奥宮弥山に登拝し、源流からわき出づるご神水とご神火を拝戴する神事を記録としておさめ、上映されたものです。

 

 

人間は自然のごく一部であり、自然に生かされている。 

 

 

古の日本人はそれを感じていたからこそ、自然を敬い、畏敬の念をもって、自然と共生していく暮らしをしていたのでしょう。都市化、機械化、合理化がより一層進むなかで、自然との乖離が顕著になっている今だからこそ、自然との繋がり生命の繋がりが実感できるきっかけになり、それがいつしか人の繋がりにもなり、人と自然が共に生きる里山へと皆さまと一緒に蘇らせていく発端にしていければと思っております。  

 

そして、この取り組みをつうじて、多様性豊かな命の輝きあふれる“鎮守の杜”へと回帰することこそが、 我々が目指していく“神様をお招きする場所”を意味する「斎庭(ゆにわ)」であり、この地に限らず、日本各地、ゆくゆくは世界にまでひろがり「地球(ガイア)」を蘇らせていく発端になっていければと思っています。

 

どうぞご協力、ご支援のほど何卒よろしくお願い申しあげます。

 

 

 

 

【プロジェクト終了報告】

オープン完了予定日    2022年7月

建築・改修場所    奈良県吉野郡天川村船岡山の東側斜面

建築・改修後の用途    人工林を伐採し、あらたにこの地に自生する広葉樹(紅葉)を植樹。そして、山の頂上に弥山奥宮遥拝所の整備。

※本プロジェクトの実施に必要な届け出については、2021年4月までに天川村役場に申請予定であり、取得の見込みが立っています。

※本プロジェクト実行の為に必要な金額のうち、クラウドファンディングの目標金額との差額分に関しては、自己資金投資(斎庭メンバー)/金融機関への融資申請/支援金活動を実施で賄う予定です。(2020/12/25時点)
※クラウドファンディングが成立したにも関わらず、上記計画通り差額分を確保できなかった場合、規模を縮小して実施を予定しております。

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プロフィール

奈良県吉野郡天川村坪内に永きにわたり住まうものとして、『このままではあかんやろ、どないぞせんなあかんにゃ!(天川弁)』そう決心し、村の天河神社の氏子中心に有志で『斎庭(ゆにわ)』を結成しました。 この地の神々も喜んでいただける「斎庭(ゆにわ)」をつくってまいりたいと思っております。どうぞご協力、ご支援のほど何卒よろしくお願い申しあげます。

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リターン

3,000


い|【弥栄の杜】コース

い|【弥栄の杜】コース

ご支援誠にありがとうございます。感謝の気持ちを筆にしたため天河よりお送りさせていただきます。
----------------------------------------------
●「斎庭之衆」メンバーシップ
●御礼状

申込数
127
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月

10,000


ろ|【大将軍の杜】コース

ろ|【大将軍の杜】コース

●「斎庭之衆」メンバーシップ
●御礼状
●斎庭HPにご芳名掲載(掲載はご希望の方のみです)

申込数
128
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月

3,000


い|【弥栄の杜】コース

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ご支援誠にありがとうございます。感謝の気持ちを筆にしたため天河よりお送りさせていただきます。
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●「斎庭之衆」メンバーシップ
●御礼状

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発送完了予定月
2021年3月

10,000


ろ|【大将軍の杜】コース

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●御礼状
●斎庭HPにご芳名掲載(掲載はご希望の方のみです)

申込数
128
在庫数
制限なし
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2021年3月
1 ~ 1/ 12

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