改めてプロジェクト完了報告と、今後の活動について
こんばんは。
今回は、今後の活動についてのご報告も兼ね、本プロジェクト「エチオピア ワレダ地域に住む500人に安全な水を届けたい!」の正式な完了報告を致します。
以下は、2017/09/10に公開された、プロジェクトの完了記事です。
こちらご覧になっていない方もおられると思いますので、まずは転載いたします!
「「
おはようございます。
プロジェクトメンバーの吉井です。
5日目の進捗報告をさせて頂きます。
本日、遂にバチョ・ワレダ地域の方々に浄水器を届けることができました!
通関に予定以上に時間がかかり、バチョ・ワレダ現地には夕方の到着になってしまいましたが、現地の方々が我々の到着を待ち、暖かく迎えて下さいました。
当初の予定では110世帯500人に浄水器を配布する予定だったのですが、現地行政との協議のもと、最終的に地域の30の学校と40の医療施設を含め3000人が安全な水を利用できるようになりました!
また、浄水器の配布にあたり、リターンに記載の通り5000円以上の支援をして頂いた方々のお名前を、各浄水器に記名して参りました。
続いて浄水器の寄贈にあたり、ワレダ地域のジェレテ行政長官のご厚意により、浄水器の授与式を開催して頂きました。今回、現地との兼ね合いもあり110個の浄水器を直接手渡すことはできなかったのですが、各村や学校、地域のコミュニティの代表20名の前で浄水器110個と、ジェレテ行政長官から要望があった英語表記の科学の教科書を寄贈させて頂きました。
その際、ワレダ地域のジェレテ行政長官から表彰状を頂き、さらに浄水器の使用説明の際は、その場の20名全員が真剣な眼差しで説明を聞いてくださり、ワレダ地域の方々から感謝の言葉を頂く度に、このプロジェクトが確かに大きな意味を持っていることを改めて確信しました。
今回、浄水器、各種文具、参考書等を無事にエチオピアに届けることができ、本当に安心しています。
僕がここに書きたい事は、感謝の気持ちです。
支援してくださった日本の皆様、本当に本当にありがとうございました。
本当にその一点に尽きます。
そして、ファシル、シャー、イドゥ、ジェレテ、ゲタチョ、ブラーノ、アラナサガ、プロジェクトを支えてくださったすべてのエチオピアの方々には、感謝してもしきれません。
かずま、Yicong、純、時に激しく衝突しながらも、互いの長所によって短所を補い合い、ここまでやってきたチームメイトにも、感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。
【事後調査について】
プロジェクト終了から3か月後の2017年12月、
浄水器がしっかりと運用されているか、また
浄水器が現地の水問題の解決にどれだけ資したのか、
といったことを調査するため、プロジェクトメンバーの黄が現地調査に向かいました。
途中、自動車のタイヤがパンクするというアクシデントに見舞われながらも、
現地の衛生部門責任者から、浄水器がしっかりと設置されていることをヒアリングし、
学校の保健医ともコミュニケーションを取り、飲料水による健康被害が低減していることもヒアリングを行いました。
また、浄水器の設置を行った学校にも、抜き打ち視察に入りました。
最終的に、現地の水道局局員にも、浄水器の使用方法が周知されているか確認を行いました。結果として、寄付した浄水器は問題なく運用されている、との結論に至りました。
【収支報告】
皆様から頂いた資金は、以下のように利用させていただきました!
—プロジェクト費用内訳—
・浄水フィルター:40万円(輸送、保険、通関費用含む)
・浄水フィルターへの追加関税:14万円
・航空券:45万円(3人分)
・現地での活動費:5万円(車輌代や宿泊費等)
・雑費(ドライバーへの謝礼、事後調査など):10万円
・現地で盗難に遭ったPCの再購入:8万円
計:122万円
途中浄水フィルターへの追加関税やPCの盗難などアクシデントがありましたが、
みなさまの暖かいご支援なくしては、これらの難局は乗り越えられませんでした。
今回は心暖かい支援、誠にありがとうございました。
【リターンの発送状況】
リターンについて、「現地の子供による絵付きのサンクスレター」と、「現地からのサンクスビデオレター」については、プロジェクト完了のセレモニーが夜遅くにずれ込んだ関係上、十分な数量を確保することができませんでした。支援順に送らせていただきましたが、全員にお送りすることができておりません。該当される方で発送を心待ちにしておられた方々、大変申し訳ございません。
今後も継続的にエチオピアに渡航する予定ですので、可能な限り追加の数量を確保し、発送できるよう努めます。
一方で、支援者のお名前を浄水器に記名するリターンはしっかりと実行させていただきました。下の画像の通り、名簿を参照しながらお一人お一人、名前を記名させていただきました。※衛生面を配慮し、保管用パッケージへの記名です。
リターンについてご質問等ございましたら、お気軽に以下のメールアドレス宛に
お問い合わせください。
MAIL:kumakuma9124@gmail.com
【今後について】
今後、継続的にエチオピアに渡航し、このような浄水器導入のスキームを日本及びエチオピアの学生で継続して行える組織づくりを行っていきます。
さっそく9月上旬にもアフリカに渡航する予定ですので、多くのエチオピア学生とのさらなる関係づくりができればと考えております。
また、アカウント名が変更されていることに疑問を持った方々もいらっしゃると思いますが、すでにインドネシアにおける、次の水質浄化プロジェクトに向けて前進中です。
インドネシアにおいて、1989年より30年間にわたり教育里子制度(奨学金基金)を運営してきた国際NGO、C.P.I.Japanと協力し、インドネシアの小学校における浄水施設の建設を行います。
バンドン工科大の学生と、工業用の浄水器を改良して共同開発した浄水器は1t/1時間の浄水キャパシティをもち、すでにインドネシア国内において1基の設置実績があります。
プロジェクト公開後のURLはこちらになります。
(8/13以降の公開となります)
「浄水施設を建設し、インドネシアの子供たちに清潔な飲料水を!!」
今後は、エチオピアにおける国際協力活動をより深化させながら、国際協力の輪を
面的にも広げていく予定です。
ご報告は以上となります。
今後ともReadyForを通して、あるいは直接的なやり取りを通して、私たちを暖かく見守っていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。