長崎県諫早市高来町に人を呼ぶ食堂と食品加工場をつくりたい

支援総額

6,171,000

目標金額 2,200,000円

支援者
154人
募集終了日
2024年9月16日

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プロジェクト本文

【第二目標達成の御礼とサードゴールへ向けての挑戦につきまして】

 

この度、食堂を作る為の第二目標に掲げさせて頂きました金額チャレンジに到達し無事に成功しました事をご報告させて頂きます。

 

今となっては、まさか自分達の思想や今後の活動にこれだけ御賛同頂けるとは思ってもいなくて、ただただ驚きと共に温かい気持ちで満たされておりおかげで毎日がむしゃらに走り続ける事ができています。

 

本当にありがとうございます。

 

残り2週間と迫っておりますが最後の力を振り絞りサードゴールに向けての挑戦をさせて頂きたいと思います。

 

最終のゴールとして5800000円の最終目標を設定させて頂きました。追加の資金の用途はプレハブ型の冷凍と冷蔵庫の購入と設置となります。

 

現在、協働させて頂いています一次産業の方々は発酵飼料を作り平飼いで健康的な卵を産ませる養鶏農家さん、経産・未経産の放牧牛農家さん、農家さんや海苔の養殖の食害を調整する為の猟師さん、自然に逆らわず土地に優しい栽培をされる米、野菜農家さん、小長井地域で豊富な魚介を分けて貰える漁師さん。

 

その他も多数の生産者様の想いが詰まった生命を頂いているのですが、その方々の生命の素材は一般流通していておらず欲しい時に必要な量だけ仕入れるなど出来ないのが普通でどんな量でも要るか要らないか?の二択になる事が多いです。

 

例えば牛一頭分の内臓や、大量の肉。愛情込めて育てた親鶏の廃鶏のタイミングは数十匹単位の丸鶏。野鳥も獲れた分。猪も骨付きで大人の人間並のサイズ。野菜もコンテナ一杯以上。魚介も網に入った大漁分。と言うようなボリュームとなります。

 

冷蔵庫に入らないから今は貰えないと言うと、その生命の材料は廃棄しないといけなかったり必要以上に土や海に還したり、昔からの習慣で大事な牛の内臓は次回から生産者が買い取らせてもらえなかったりします。

 

今後、高来に移りそう言った地域や自然に優しい生産者の方からの材料を可能な限り余す事なく受け入れて加工場として商品に新たな生命と価値を吹き込む為に保存するコンテナ式の大きな冷凍と冷蔵庫が必要となります。

 

その為の資金を最終ゴールに設定させて頂きたいと考えております。

 

万が一、最終目標の金額に達しなかった場合は今ある冷凍庫、冷蔵庫でできる範囲での受け入れ活動はさせて頂きます。しかし今ある機材は加工場どころか以前のレストランで使用していたよりも小さく少ない機材となる為、大事な生命の材料を受け入れる体制をしっかりと充実したいと考えております。

 

残り2週間となりましたが最後まで皆様からのご支援、ご拡散のご協力を賜りたくお願い申し上げます。

 

深田伸治 樹里

 

※「第一目標達成の御礼と第二目標へ向けての挑戦」の詳細はこちら

 

はじめに

 

この度はプロジェクトページをご覧頂き誠にありがとうございます。

 

私たち夫婦は長崎で『深田総菜』という小さな惣菜屋を営む夫婦です。

 

私たちは今までもこれからも大好きな食に携わり食を楽しみ、食によって地域が抱える課題を解決出来ると信じて食材から食に作りかえ、食と人を繋げて行きたいと考えています。

 

 

|深田伸治(ふかだしんじ)

阪神大震災での経験から紆余曲折し料理の世界で自分を表現することを選び、長崎に移住後レストラン1ercru(プルミエクリュ)を開業。

 

経歴

2002年レストラン1ercru開業

2019年ミシュラン九州・長崎版にて1つ星獲得

2019年農林水産省より料理マスターズ顕彰

http://ryori-masters.jp/winner/

2023年ゴエミヨ掲載

2024年ゴエミヨ掲載

『震災で沢山のものを失った際、自分に学ぶ楽しみを教えてくれた“レストラン“という文化を長崎に作りたい。』『日常の一歩先の学びと豊かさを。』をテーマに運営してまいりましたが、2024年1月をもってテナントの賃貸契約終了に伴い22年間のレストラン活動を一時休止。現在、妻の惣菜店で惣菜を作り自分の原点に向き合いながら長年育てていただいた地域の方との時間を過ごす傍ら新しい加工場をセルフリノベーション中

 

|深田樹里(ふかだじゅり)

2017年深田惣菜開業。

 

小学5年生の息子と2年生の娘を育てながら町の商店街で可能な限り自然由来の食材や調味料を使用し、自分の家族に日々食事を作るような思いで日常的なお惣菜を作っています。

 

 

山と里と海に抱かれた地域特有の食材を最大限に生かし生産者と消費者、環境にかかる負荷を軽減した食品加工場を作り、忙しい日々の食事の選択肢を作りたい!

 

『食』は『人を良くする』を理念に開業以来慌ただしい毎日で、つい日々の仕事に追われてしまいこなす事がやっとだったのですが2020年7月に夫婦して全てを見直すきっかけが起きました。

 

 

プロジェクトを考えるきっかけ

 

“You are what you eat“

あなたはあなたが食べた物で出来ている。

仏:ブリア=サヴァラン

 

 

以下夫婦の目線で

 

「娘の目がなんかおかしい」

 

当時3歳だった娘を見て妻が言った言葉に確かに変だと思いはしましたが内心、大丈夫だと信じながら仕事をしていると念のため近くの病院に行った妻からの連絡内容は「今から早急に大学病院に行ってください。」との事でタクシーで病院に向かった結果

いますぐ治療に入らないと危険との診断で即日入院し、その日から小児病棟に妻も一緒に付き添い入院の日々が始待ったのを境に普通だった日常はがらりと急変する事となりました。

 

 

病名は重症筋無力症(指定難病11)https://www.nanbyou.or.jp/entry/120

 

この病気には眼の症状だけの眼筋型と、眼から症状が出て全身に転移していく全身型の2種類があるのですがそれを初期段階で見分ける手段はなく、病気が進行していかないとわからないようで万が一、全身型だった場合には一刻も早く薬で先回りしていかないと病が先に到達した際には薬による治療、治癒は望めず病が進行するに従って全身の筋肉が使えず寝返りをうつ事もできなくなり呼吸筋の麻痺をおこして呼吸困難になり最悪死に至る事もあり一刻も早く治療しないといけない状況でした。

 

投薬治療による緊急入院となりましたが、小さな娘が非常に強い薬の副作用に耐えれるかなどの不安から並行して私たち夫婦も娘の病気の事を学び、遠方まで走り回りいろんな可能性を信じて奔放しました。

 

突然の入院により、娘に寄り添い病気を治す事だけに集中していたため食事をとりあえず病院に入っているコンビニでさっと済ませる毎日で、お腹は膨れても何か満たされず、なんだか落ち着かない日々で娘を目の前に泣く事しかできなかった日々が続いたのですが

ある日、主人が家からコーヒーをペットボトルに入れて持ってきてくれました。

翌日から気がつくと毎日娘が目を覚ます前に飲むコーヒーがなんだかほっとする感覚で私の活力になっている事に気づいたのですが、それは美味しいコーヒーだからではなくてそのコーヒーに主人の思いがのっていたからなんだと感じるようになりました。

 

病棟には様々な病気で入院されている私達の様な家族がたくさんいましたが、中には過酷な宣告を受けるご家族もおり、それでも我が子の前では気丈に振る舞わなければいけない現実があるのです。

 

娘の病室で入院中に親しくなったご家族もその1人で、毎朝のコーヒーの経験から、せめてこのお母さんが1日の一瞬でもホッと包まれる様な時間があれば我が子に『よーし、頑張るぞ!』のエネルギーを注いであげれるのではないか?と思い悩みましたが、私にできる事があるなら「食」しかない。

 

 

そう考えた私達夫婦は、初めての合作商品として娘の退院後から手軽に飲めて栄養価が高くホッとする様な優しいスープ作りに励み、後に『大地の恵みと大切な命を頂く琥珀色のスープ』が完成しました。

 

それは幸せに存分に生きて健康的に育った食材がもつ生命力、餌から注意して大切に育てられた生命、作り手の思いがこもった食材や栄養素を、清らかな水にしっかり移したコンソメスープで、たっぷりの栄養と旨味のわりに具がないためエキスをしっかりと感じれて喉が通りにくい人にもごくりと飲めて元気が出るようなコンソメスープとなりました。

 

"付き添い入院の経験から自分たちができることを"

 

(島原の片口鰯を塩漬け発酵させた調味料はアンチョビや醤油の代わりに使用)

 

その後、娘の症状は薬で進行を止めることができ数年かけて投薬した期間と同じ時間をかけてゆっくりと薬を抜く作業をして経過を見ていますが現在は元気いっぱいに過ごすことが出来ている毎日です。

 今回、娘がいなければ気づかなかった経験を私たち夫婦は見なかったことや知らないことのようにできないほど心に焼き付いたのをきっかけに今後自分たちが料理を作る上でもっともっと何かできるのではないか?と言う考えが深くなり貪るように沢山の人に会い、学ばせて頂いた結果、野菜や生命が食材になるまでの過程が如何に重要か?を知り、それまで見えてなかった物や事がとても鮮明になり一気に視界が広がったのです。

 

 

 

岩崎さんの栗南瓜と麹の発酵ジェラート(卵、牛乳、生クリーム、砂糖不使用)

 

 

自分達の料理を必要としてくれる人の手元に届けたい

 

様々な情報が溢れた毎日には見栄えがして、簡単で、直ぐに食べれて、日保ちがする便利な食品も多く、沢山の人のニーズを賄える豊かな時代ではあるものの、逆に食べ物の出所や使用される調味料や調理過程を選べる選択肢が少なく、購入できる場所も限られていると感じます。

 

そのことから、日本古来の伝統的な製法で作られた調味料や、発酵調味料を積極的に使い、生きた酵母や微生物の力を借りた調理を心掛けながら・・・

「入院病棟での食事や忙しくて食事が作れない家庭」

「パートナーやご家族と一緒に住めず食事が疎かになりがちな人」

「高齢化で食材を買っても余らせて無駄にしてしまうから作らない人」

に提案したい。

 

さらには日常的に沢山の方々の身体や、環境への負担を少しでも軽く出来たら、と言う考えを主体に

・忙しい毎日だからこそ明日に備える食事を。

・食べたものが身体と精神を作り上げる。

・胃腸は根っこ。根っこが消化しやすいような食品作り

 

と言う理念をもとに自分達の料理を必要としてくれる人の手元に届けたい!という想いを強く持つようになりました。

 

 

バター、生クリーム、牛乳、卵などの動物性油脂を一切使用せずに仕上げた天然酵母クロワッサンは、長時間発酵により小麦粉の消化が容易く、非常に軽やかです。

 

既存店舗での限界から3年、、、引き寄せられたご縁

 

神社と西側に該当建物

 

娘の退院後

 

「残りの人生は自分たちが心から作りたいと感じる料理を作り、届けたい。」

と考えた時に、

完成した食品が出来るだけ手に取りやすくて、少しでも多くの方に届くように。

と考えると、今より少しでも製造コストを落とすことが絶対条件になり、街中にある現在の店舗の狭さや、毎月掛かる大きな経費問題を改善する必要があると考えた結果、より産地に近い場所への移住を決めました。

しかし簡単に場所も決まるわけもなく、何度も何度も県内外を休みの度に気になるところを訪れてはイマイチ心が動かなかったり、ここならば、と思っても現実的に掛かる費用により、断念せざるを得ない、という日々を悶々と過ごしていました。

 

 

 

3年くらい経ったある日、なかなか見つからない移住先を半ば諦めかけていた頃「ここを見にいきたい」と妻が言うのですが、年末で忙しく身体も疲れていた為、あまり乗り気ではないまま軽く順路を調べてみたら10月11月と仕事のご縁をいただき何度も訪問していた集落の目と鼻の先だったので、何か気になり土地勘も全くないまま画像から推測すると、ほんの少し鳥居が写っていることから神社の横という大凡の目印だけを頼りに翌朝現地方面に向かってみました。

 

 初めて通る道や路地に入っても不思議と迷うことなく、何かに案内してもらっているかのように大通りから入って行き、少し高台の住宅地に大きな木に囲まれた森のような場所に突き当たったので車から降り周りを見回すとマップで見たように、その森の真ん中に神社、神社の東隣には保育園、西隣には該当する空き家となっていたのです。

 

そんな奇跡的到着にはあまり驚かず、ただただ「凄い場所だな…」と、一瞬時間の感覚を無くして、まもなく気がつくと森から流れる神聖な神社の空気と、園児の心地よい声と風が一体となり周囲に広がり、なんとも穏やかな心地のいい空間に癒されている自分がいました。

 

該当建物と隣接する神社の手水舎の飾りの“阿吽“

 

はっ!

と我に帰ると、すぐに神社と該当する空き家が敷地内で繋がっていることに気づきました。

家に帰ってこの神社の記載がある古い書物を調べてみると400年以上前にこの集落を治めていた鍋島藩由来の領主が、この地を選び隠居する際、この村の鎮守の為に村社を建立して神社の西隣の場所(現在空き家になっている該当物件)に居を移したとの記述が残っていました。

 

この神社は四面宮※1で、九州総守護の神々を分霊する神社でありながら、集落の人たちが集まる井戸端のような場所として長年愛されているようでした。神主さんも西隣の建物を住まいとして、長い年月の間利用していたとのことでしたが、昭和後期より、徐々に集落の人口も減り、神主さんも不在になってからの20年近くは、空き家となっていました。

 

ところどころビニール素材や安価な資材で補修を繰り返しているので、建物も呼吸できず湿気がこもった柱や屋根は虫に食われて、雨漏りもしていました。

いつもなら補修にいくらくらいかかるな・・・

という感じで咄嗟に考えては「無理だ」という結論がすぐに下されるのですが、なぜかここなら。。。という思いになり、帰りの車の中で珍しく妻と意見があった場所です。

 

※1:古事記による国生みの話に出てくる頁では、九州が出来た時の神様でもあり、13世紀にモンゴルから攻められた元寇の際に、突如姿を現し、九州を守った九州の総守護とする神様を祀る神社雲仙神社から分霊された神社でした。https://shimengu-jinja.jp/四面宮ものがたり/

 

集落で自然栽培するお米の田圃には水路にシジミが自生する山からの水を利用

 

この地は、日本の蕎麦の原種に近い蕎麦を守る会の方々の集落です。すぐ背後の山から滲み出る水は、肥沃な大地を作り、豊かな山の幸を産み、目の前の干満の差が、日本一大きい有明海の海産物を与えてくれます。

 

この地域の一次産業の方々の生産物や、漁の上がりを頂くことが増えて、改めてこの地の価値とポテンシャルの素晴らしさを実感している最中に、沢山のご縁が重なったのは、まるでこの神社から、この地に引き寄せられているかのように感じ始めました。

 

在来種の高来蕎麦

 

 

プロジェクトの内容

 

神主さん不在の神社横の空き家をリノベーションして、地域の伝統的野菜や肥沃な多良岳からの恵みである自然界からのお裾分け、海産物を使用した食堂と、食品加工場を作りたい。

 

プロジェクトに必要な金額10,000,000円

第一目標金額2200,000

※差額は借入予定

 

ご支援いただいた資金の使途

●屋根瓦張り替えと壁補修、天井の修繕

●腐ったキッチンの床板撤去、基礎修繕とジャッキアップ、土間打ち、トイレ、水回り修繕

●グリストラップ購入施工

●給排水,ガス,電気工事,浄化槽引き込み

●ダイニング用ウッドデッキ施工、全天候型オーニング購入など

 

夫婦2人でセルフリノベーションしながら少しでも予算を減らして金融機関より借り入れ予定。

 

 

この数年、移転に向けて場所を探している最中に紹介された違う場所(IターンやUターン、地域官民、企業全体が盛り上がり独自の文化が人気で海外や全国から集客している地域)で魅力的な場所があり金融機関に相談に行った際に『長崎の中心地のような商業として成り立ちにくい』と一蹴された経緯があります。

 

本来なら自己資金と新規借入で早急に実現したい心境ではありますがコロナ禍での借入も残っているのと地方金融機関と私たちの価値観の違いが大きく貸し渋りによるプロジェクトが進められない状況です。

 

このような事からぜひ皆様にご支援をお願いしたいと考えました。

 

プロジェクトスケジュール

現在、予算を少しでも落とすために夫婦で週に1度現地に通い老朽化した壁や天井、床をはがし解体清掃、廃棄をしています。

 

8月〜図面完了解体

9月〜基礎と柱の修繕、ジャッキアップ屋根修繕、屋根瓦葺工事(建物の傾きと雨漏り補修)

10月〜土間工事、グリストラップ、下水接続、トイレ、水回り配管、電気工事

11月〜内外装壁左官作業、ダイニング用ウッドデッキ作成、全天候型オーニング納品設置

12月〜許可申請、開業

(随時、既存店舗にてリターン商品の製作と並行します)

 

 

イメージ写真

 

現状はここまでの古さではありませんが、北向きで暗く、20年近く空き家だった為に、建物と床は傾き、天井からの雨漏りや、柱の腐り、

隙間が沢山ある台所で、基礎からのリノベーションが必要だと考えています。

 

加工場キッチンになる部屋の実際の画像

 

屋根の寿命により雨漏りが酷い箇所の柱は腐り、水分が原因で白蟻に喰われてしまい触ると手でも簡単に崩れてしまう状態です。

 

施工後イメージ

 

画像のように、必要以上に作り上げて新しいシステムや高価な機材を購入する予定はありませんが、明るく衛生的であることと、加工品の数を作れることで多くの方へ届けられるように生産性が高い加工場をつくりたいです。

 

プロジェクト達成によるイメージ

 

食堂の料理の一例(過去に作った料理から)
地元小長井の牡蠣と発酵キャベツのシュークルート

 

こちらの料理は、産地で生の新鮮な牡蠣を頬張ったような有明海の香りと瑞々しさを残して、地元の無農薬のキャベツを発酵させた後に、テリーヌに仕上げています。

(産地で良い状態で処理をした後に、−49℃の液体冷凍をかけることで、解凍しても牡蠣とキャベツの細胞が壊れません。そのため、作りたてのような瑞々しさを保つ事ができ、食堂での提供の他、冷凍のまま出荷発送も可能になり、産地のブランドを全国の方に楽しんでいただけます)

この地域は肥沃な多良岳に囲まれ、山のもの、川のもの、畑のもの、海のものと、非常に資源に恵まれていますが、それらに特化した地産地消の食堂がまだほとんどありません。

 

また、せっかくの産地の材料を使っていても人工的な調味料で味付けや低価格設定したものが多く見受けられ「そこである必要性」の魅力が薄く、今後の資源減少や価格高騰による原材料供給の安定にかけているのが現状です。

 

まだ貴重な歴史と史跡や文化が残っている地域ですので、それらを見学、体験してもらいながら、わざわざここに来る価値を販売する食堂を作りたいと考えています。

 

イメージ画像

 

建物の裏には、このような防風林に囲まれた広い庭があり、画像のように自然と空気を味わいながら楽しめる全天候型の森のダイニング(食堂)を作ります

 

既存の加工品の一例(一般家庭〜レストランや離乳食、流動食にまで対応)

 

 

抗生物質や、遺伝子組み換えの配合飼料を与えず、自家発酵させた餌を与え、平飼いで健康的に育った親鶏で作ったコンソメスープで

容器は病室やご自宅で介護をしながら、少しでも容易にエネルギーチャージできるように、旅先や屋内外で極力洗い物を出さないでも飲める事を考えて決定しました。

 

https://www.fukadasouzai.com/

 

 

              

大地の恵みと大切な命を頂く琥珀色のスープ(既存加工品の代表作)を開発したきっかけ

 

娘が難病治療中に、同じタイミングでお世話になっている方が抗がん剤治療を開始しました。

 

その方は、映像とテレビ制作の仕事で長崎を訪れた時に長崎の素晴らしさに魅せられたご縁から私を気にしてくださったのですが自身が病に倒れた際にも、いつも長崎の良い思い出を語ってくださり勇気と元気を分け与えてくださっていました。

 

そのお返しにその方に何かできないか?と考えたところ、食べることが大好きで、全国のレストランを回ってはバリバリ仕事をこなす方でしたので、入院に合わせてその方の病室に長崎の自然由来の生命力に溢れ、消化に良いスープを送ろう!と考えました。

 

材料探しが始まり、各地に出向き歩いた結果、可能な限り人的な餌を食べずに、自然の厳しさの中から自分たちで生きるために必要だと思う餌を探し食べているであろう動物を使用して、生命力溢れる3種類の生命のスープとして完成させて飲んで頂くことが出来ました。

 

  • 平戸の猪で生命のスープ
  • 五島地鶏で生命のスープ
  • 島原の天然鯛で生命のスープ

 

何よりも長崎の自然を愛してくださっていた方なので、山と島と海の香を送りたくて仕上げたスープでした。

 

以後、極力自然に任せた環境で育成をする生産者の廃鶏される鶏や、自然放牧の豚、自然栽培や無農薬無肥料の野菜、または、生命力溢れた野生の生き物を主体で使用した生命のスープが数種類作れるようになり、現在の商品ラインナップは

平飼い親鶏のコンソメスープ

放牧豚のコンソメスープ

放牧牛のコンソメスープ

猪のコンソメスープ

有明海の芝海老のコンソメスープ

クジラのコンソメスープ       とバリエーションも増えていっています。

 

自然放牧している豚

 

 

上記以外にも、可能な限り信頼できる生産者の産物を選び、菌や麹を利用した昔ながらの、消化にいい調味料を使用して作った惣菜や、加工食品を日々作っています。

 (人が入れないような耕作放棄地を牛が開き山と川、里と海を再生しようと奮闘する生産者の放牧牛はお産をなん度も経験し動物としての尊厳を全うし幸せに暮らしてお肉になる)

 

今後さらに、スープの量産と惣菜、加工食品の数を作れるように、プロジェクトで食品加工場を作り上げ、必要としてくださる方々へ届けられる事を目標に掲げています。

 

 

今後の展望

 

6次化から7次化の重要性

 

小長井漁協の牡蠣の養殖場見学

 

 

コロナ以降、長崎は特に人口問題、エネルギー問題、原材料問題、配送問題が目立ち、また原資の高騰により、今までのように何かを得るために走り続ける事や、持続する事の難しさに直面しています。

 

リスク分散のためにも、今後は今ある足元の宝物を磨き活用したり、今まで廃棄していたものを加工して商品や飼料にしたりと、副産物を再利用できる知識と経験を高めて、付加価値をつけて販売できるように進めることも非常に大事であると考えます。

 

加工場や神社では、地域で守られている在来無農薬の蕎麦うち体験や、年越しそばを振る舞えるように協議中

 

また地域には沢山の漁師、猟師、農家さんたちがいるので、彼らと協働し、一般の方も体験し学べる場を作ることで、食べ物のことを皆んなで学び、外部からの新しい考えや、知識を取り入れることができ更なる魅力溢れる地域になるようにしていきたいと考えています。

 

無農薬野菜の収穫体験

 

今回のプロジェクトの内容でもある、食堂と加工場の完成のその先のビジョンとして、地域が直面している空き家問題に取り組みます。

 

とても魅力がある地域ですが、少子高齢化による空き家が増えていっています。

 

私たちのように移住したいが資金が無い人、仕事の不安を少しでも解消できるように、空き家を改修し、民泊やバケーションレンタルで地域の仕事も体験してもらい、シュミレーションによる不安解消、空き家に移住。の流れをスムーズに出来る地域を作っていきたいです。

 

独自の文化や遺構、史跡を残していけるような場所、沢山の体験ができる場にして地域に活気と魅力を発信していく事が最終目標です。

 

味噌屋さんを招いて味噌作り体験(掲載画像は本人、ご家族より掲載許諾を得ています)

 

これからの環境の変化とさらなる過疎化に向けて、

今足元に沢山ある宝物や昔ながらの伝統家屋、集落の風習がプライオリティである。

 

現在、海外の旅行者は、旅の目的として、本来あるべき日本らしさや、文化を体験し深く学ぶ事に重きを置いています。

(堤防で堰き止められた地に生えた葦と無農薬で育てる高来蕎麦の畑の土を混ぜて土壁を作り、有明海の赤貝の貝殻で作った漆喰壁を塗る予定)

 

高来町、小長井町が諫早に合併された後に干拓事業による堤防堰き止めが行われました。

当時は天然のうなぎや牡蠣が豊富でシーズンになると家族総出で採りに行き、軒先で炭焼き(*1)をして地域は地元の住民に留まらず県内外からの人で非常に賑わっていたと当時の方に聞きましたが現在は堰き止められた堤防により水が停滞し澱み水生の雑草である葦が一面に生え、枯れては腐りの連鎖で匂いや蚊の不快要素と共に危険な野生動物の住処となってしまっています。

 

今から昔の豊かだった時代の恩恵を取り戻す事は不可能ですが今あるものを大事に僅かに残る特殊な食材や文化を絶やさないよう手を添えてあげる事が大事だと思います。

(*1) 

この風習から一説では牡蠣小屋の発祥は高来町であるとも言われています。

 

現代は海外のお金を出して農業体験し、お茶の文化、魚の締め方、捌き方を学び、自国に戻りしっかりとした理念のもと再現することで、素晴らしいクオリティを提供するお店として活躍しています。

 

また昨今の地球規模での海水、気温の上昇による不漁や野菜の発育不足、海産物の磯焼けなどが深刻化していますが、この地は雲仙・普賢岳と多良岳の澄み冷えた山からの水と、大量の植物性プランクトンによる肥沃な栄養が有明海に流れだし、日本最大の面積の干潟と日本一の干満の差によって生み出される、ここにしか生息しない独自の生態系があるのですがこれは、ここにしかない地方の独自の財産となり、地域は常に美味しく、優しい食べ物と、昔ながらの日本らしい文化が残る価値ある町として、持続していける場所だと信じています。

 

私たちは料理を作ることが大好きです。

 

人にはそれぞれ得意分野があり、それぞれが役割を持って働き支え合えればと考えています。

 

私たち夫婦は寝ても覚めても料理のことを、美味しいの事を数十年考え生業にしてまいりましたが今後さらに、少しでも多くの方に私たちが経験し学んだ知識や技術によって地域や自然環境、心身が健やかに美味しいを感じていただけるように専念できる環境を作りたいと願っております。

 

こんな私たちではございますが皆様のご支援を賜りたいとプロジェクトを作成させていただきました。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

深田伸治

深田樹里

プロジェクト実行責任者:
深田樹里(深田惣菜)
プロジェクト実施完了日:
2025年1月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

深田惣菜が過疎化が進む諫早市高来町にある神主さん不在の神社に隣接する空き家をリノベーションし肥沃な地域食材に特化した食品加工場と食堂を作り可能な限りアップサイクルし価値を落とさず販売していき、集落に残る文化や食材の魅力を発信し地域の活性化に繋げて行きたい。 第一目標金額で家の傾きや雨漏り補修、改修をします。 腐った柱や天井や床剥撤去、玄関入り口開口工事など 509,650円 土間コンクリート工事、コンクリート運搬費用など 772,200円 電気設備(コンセント移設、エアコン購入、動力引き込み電気設備、分電盤、申請など)1,569、800円 厨房設備(給排水工事、グリストラップ、コンクリート削り、各種配管取り替え、申請など)1,936、320円) 防火フード製作取付354,000円 建物が傾いてしまったので全ての窓、ドアが開くように全ての建具工事2,083,770円 などがプロジェクトに必要な総額となります。

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
新規場所の飲食店営業許可と惣菜製造、製菓製パン、加工場の許可が必要で建物がリノベーションされてからの申請となります。 取得予定日2024年12月2日までに取得予定です。 地域の野生動物を使用した加工品も考えているので狩猟免許を取得予定(銃猟免許追加予定)
リターンを実施する上で必要になる資格や許認可について
菓子製造業許可(パン製造業)一般食堂、飲食店営業許可 R6 12月02日までに取得予定
プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
残りの必要金額は地元金融機関にてお借入れさせていただきます。

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プロフィール

こんにちは。 私たちは現在、長崎で惣菜屋を営んでいます。今回のプロジェクトで長崎と佐賀の県境に移り地域が抱える過疎や人手不足問題による産物のフードロスや販売機会の損失などに向き合い、お手伝いさせて頂きながら身体と環境に負担が少ない加工食品を作る加工場を作ろうと考えています。 よろしくお願いします。

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リターン

10,000+システム利用料


お礼のメール・報告レポート

お礼のメール・報告レポート

感謝の気持ちを込めてお礼と報告レポートのメールをお送りします。

※ホームページ・SNSにてお名前記載(希望制)
※季節の限定商品や様々なワークショップ、イベントのご案内が優先的に受け取れますようにプロジェクトのご支援者専用のメーリングリストへの登録をさせて頂きます。(希望制)

申込数
34
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年1月

12,000+システム利用料


森と川と里と海と牛に優しい放牧牛と国産小麦の肉うどん

森と川と里と海と牛に優しい放牧牛と国産小麦の肉うどん

長崎県西海市の耕作放棄地で放牧しながら野草と野菜主体の自家発酵飼料で育てる森川放牧畜産さんの牛肉で作った肉うどんと国産小麦に拘る九千部製麺所さんの全粒粉を混ぜた麺、天然食材で作られる調味料で作ったうどんだしのセットを2食分お送りいたします。

申込数
41
在庫数
58
発送完了予定月
2025年4月

10,000+システム利用料


お礼のメール・報告レポート

お礼のメール・報告レポート

感謝の気持ちを込めてお礼と報告レポートのメールをお送りします。

※ホームページ・SNSにてお名前記載(希望制)
※季節の限定商品や様々なワークショップ、イベントのご案内が優先的に受け取れますようにプロジェクトのご支援者専用のメーリングリストへの登録をさせて頂きます。(希望制)

申込数
34
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年1月

12,000+システム利用料


森と川と里と海と牛に優しい放牧牛と国産小麦の肉うどん

森と川と里と海と牛に優しい放牧牛と国産小麦の肉うどん

長崎県西海市の耕作放棄地で放牧しながら野草と野菜主体の自家発酵飼料で育てる森川放牧畜産さんの牛肉で作った肉うどんと国産小麦に拘る九千部製麺所さんの全粒粉を混ぜた麺、天然食材で作られる調味料で作ったうどんだしのセットを2食分お送りいたします。

申込数
41
在庫数
58
発送完了予定月
2025年4月
1 ~ 1/ 7

プロフィール

こんにちは。 私たちは現在、長崎で惣菜屋を営んでいます。今回のプロジェクトで長崎と佐賀の県境に移り地域が抱える過疎や人手不足問題による産物のフードロスや販売機会の損失などに向き合い、お手伝いさせて頂きながら身体と環境に負担が少ない加工食品を作る加工場を作ろうと考えています。 よろしくお願いします。

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