プロジェクト概要

 

1人でも多くの人が「自然栽培」を成功できるようにサポートしたい!

 

ページをご覧いただきありがとうございます、中野茂樹と申します。無施肥・農薬不使用の農作物栽培に取り組み15年になります。

 

これまで、主にNPO秀明自然ネットワークの種苗部として、様々な野菜の採種技術等の確立をしてきました。そして、その技術を書籍『秀明自然農法自家採種の手引き』にまとめたり、講演などを通じて自家採種に取り組まれる方々にお伝えする活動をしてきました。

 

5年前から、長門市の棚田地域で自然栽培米の事業に関わっています。極小範囲の試験ではありますが、反収(1反あたりの収穫・収入)計算で17俵の収量が得られる自然栽培米の生育が実現されました。自然栽培では、反収4~5俵が平均と言われていますので、大きな成果が出たと感じています。

 

このような結果が出せたのは、これまでの研究成果を取り組みに生かした結果だと感じています。この取り組みは、長門だけではなく、他の土地でも活用できるものです。これを本にまとめ、自然栽培に取り組む人たちへ届けたいと考えプロジェクトを立ち上げました。

 

田植え直後の田んぼ

 

 

自然栽培が成功できない理由は、基本となる「土地」にあると考えました。

 

これまで、私自身もさまざまな講演会や勉強会で自然農法の成功談を伺ってきました。そこで、どんなノウハウを聞いても成功できず悩んでいる方とも多くお会いしました。

 

なぜ成功できないのか、その理由に気が付いたのは6年前に長門市で新しい土地を借り野菜の栽培をしてみたところ、全くと野菜が育たなかったことがきっかけでした。講演会で聞いた手法をそのまま取り入れたのに…。その理由を考えているうち、あることに気が付きました。

 

それは、講演者と公演を聞いてる側の営む「土地の状態」が違うということでした。

 

思い返してみても、勉強会や講演会で手法に関しての話がメインで「土地」に関しての話はほとんどありませんでした。乾燥地の砂質や粘土質、日本の山陰の粘土質など土地によって、抱えている問題はさまざまです。にもかかわらず、講演者と同じ方法を試しているためにうまくいかないのです。

 

青梗菜

 

この問題を解決するためには土地の特性を知ることが必要だと考え、何も育たない厳しい土地で自然栽培を開始しました。まず、何も育たないような土地から十分な収穫が得られる農地へ作り上げるための研究を行いました。そして「肥料を入れなければ野菜が育たない理由」・「肥料を入れなくても野菜が育つ環境」を明確にすることで、自然栽培の失敗・成功の理由が見えてきたのです。

 

このノウハウを自然栽培を続けようと努力されている人に伝えたいと思いました。その方法として本を選んだのは、必要な情報をしっかりと理解してもらえるように記し、いつでも何度も見返せるものがよいと考えたからです。

 

ズッキーニ

 

 

自然栽培の成功に必要な知識・手順をわかりやすくまとめました。

 

この書籍は、長門市自然農法研究協議会として取り組んだ内容を題材に全国各地でも参考となるような構成にしました。

 

<基本的な部分を掘り下げる>

一番大切な部分である「自然農法(自然栽培)とはどんなものか」をしっかりと載せました。自然栽培は肥料や農薬を使用せずに作物を育てること、というイメージを持っている方が多いと思いますが、この認識は正しいのでしょうか?ここを掘り下げてお伝えしています。

 

<さまざまな土地でも通用する内容>

栽培条件の厳しい長門の棚田に加え、高冷砂漠、乾燥地の砂質、粘土質、日本の山陰の粘土質などの土地で取り組んできた経験を取り入れ、さまざまな土地でも通用する内容となっています。

 

<あえて失敗の経験も>

成功するために必要な取り組みだけではなく、あえて「これでは駄目、失敗する」ということも実践し記載しています。

 

<わかりやすく>

本の半分は写真・図を使い、簡単に理解をしていただけるようにしました。さらに、科学的な目線だけではなく、自然栽培で育った作物の良さ、肥料をあげて育った作物との違いなどを「食べ物の秘密のお話し」として載せています。

 

<項目(一部)>

「作物が育たない土地を、肥料を与えずにまともに作物が育つ土地に持ってくる手順」

「こういった土地・土事情が出来ていれば、自然栽培で作物が育つ」

「こういった土地・土地事情では、自然栽培は不可能」

「根本的に、自然栽培はこういったものであるという、基礎となる考え方」

 

 

タイトル:長門自然農法の進め方
サイズ:A5サイズ

ページ数:180ページ(フルカラー)

発行部数:3000部


販売は書店でなく、各地の勉強会・イベント会場などで行う予定です。

 

稲刈り後の棚田

 

自然栽培を目指す人すべてが成功できる方法を確立したい。 そして、その作物を必要としている人たちに届けられる環境をつくりたい。

 

私自身、農家になりたいと思っていたわけではありませんでしたが、自然栽培に取り組んでいる農家さんの姿をみるうちに力になりたいと多い、気が付くと自分自身も農家として取り組みを続けていました。

 

自然栽培の作物は、余計なものを含まずに育つため、一般的な作物を食べるとアレルギーが出てしまう方でも、自然栽培の作物なら食べられたり、食べ続けているうちに体調が良くなったという話も聞きます。このような影響は、栽培する農家や周辺の自然環境にとっても言えることです。

 

しかし、肥料・農薬を使用する農法に比べて、苦労が大きく、収量が低いというのが現状です。もし、この自然栽培で労力が少なく、収量が十分に得られるようになれば日本の健康や環境にも貢献できるのではないか、そう考えています。

 

自分自身もこれまでの取り組み内容・結果を基に、もっと大きな範囲で実施し、自然栽培で十分な収穫が得られる農地造りを確立するための土地構造・排水設備などの実施活動を行っていきたいと考えています。

 

そして、自然農法が誰がやっても十分な収量が得られるものとなるよう、ノウハウを伝えていきたいです。熱心な方に本の内容が伝わることで、その方の抱える問題が解決するだけでなく、地域の農地の問題解決に、少しでも貢献できればと思っています。

 

今回のプロジェクトはそのための大きな一歩です。皆さまの応援・ご支援をお願いいたします。

 

よろしくおねがいいたします!