支援総額
目標金額 1,270,000円
- 支援者
- 150人
- 募集終了日
- 2021年11月26日
英霊の「みこころ」とご事蹟を後世へ|靖國神社遊就館改修にご支援を
#地域文化
- 現在
- 40,589,000円
- 支援者
- 1,812人
- 残り
- 14日
「防衛技術博物館を創る会」のマンスリーサポーターを募集します!
#地域文化
- 総計
- 365人
九七式中戦車改、里帰り直前の急展開!?輸送費用のご支援を
#国際協力
- 現在
- 7,529,000円
- 支援者
- 386人
- 残り
- 35日
日高から全国に。馬たちの幸せな余生を願う、引退馬と呼ばない未来へ。
#地域文化
- 現在
- 31,660,000円
- 支援者
- 1,290人
- 残り
- 15日
ドクタージェット、ついに全国の空へ。医療現場での普及活動にご支援を
#子ども・教育
- 総計
- 59人
ワンラブ助っ人募集中!|ルワンダでずっと義足を作り続けるために!
#国際協力
- 総計
- 89人
北朝鮮向けラジオ放送「しおかぜ」|マンスリーサポーター大募集
#人権
- 総計
- 135人
プロジェクト本文
終了報告を読む
ご挨拶
こんにちは。
駆逐艦菊月会の幹事を務めている堀江です。
3D/VR菊月クラウドファンディングへ支援いただいた皆様におかれましては、ご支援を賜り誠にありがとうございました。
昨今、ありがたいことに、艦艇とくに駆逐艦に興味を持ってくださる方が増えています。
加えて、情報技術分野の進歩は目覚ましく、その利用人口も爆発的な増加を続けております。
駆逐艦菊月の慰霊顕彰を主眼に据える当会において、VR菊月は、それらの潮流に最も対応した取り組みでもあります。
今回はVR菊月をSteamに展開することにあわせ、大幅なアップデートをするために支援をお願いしたく思います。
目標金額の用途は大きく分けて三つです。
- Steamへの展開のため
- 海外の方にも利用してもらえるよう説明文の英語対応のため
- 前回支援いただいた皆様から要望の多かったアニメーションの追加のため
説明文が表示される箇所は以下の通りです。
艦首
- 艦首旗竿
- アンカーチェーン
- ボラード
- フェアリーダー
- キャプスタン
- ホーサーリール
- デッキライト
- 投錨台
- 空中線
- 12cm砲
- 通風筒
魚雷発射管周辺
- 魚雷発射管
- 魚雷
- 魚雷運搬軌条
- 魚雷格納筐
- 舷梯
- 伝声管(口)
艦橋周辺
- 留式7.7mm機銃
- 舷側灯
- 6メートルカッター
- カッターダビット
- 双眼鏡
- 方位盤
- 伝声管
- 測距儀
- 手旗信号台
- 見張り所
- 旗甲板
- 浮き輪
艦橋内部
- 磁気羅針儀
- 操舵機
- グレーチング(すのこ)
- 双眼鏡
- 計器
- 速力発信機
- 伝声管
- 海図台
- 日誌台
煙突周辺
- 煙突
- 小煙突
- 後部操舵所
- 方向探知室
- ループアンテナ
- 探照燈
- 6メートル内火艇
- 13mm機銃
- ウインチ
- ハッチ
- 天窓
- 魚雷積み込みダビット
- 伝声管(チューブ)
艦尾
- 信号灯
- 水タンク
- 爆雷
- パラベーン
- パラベーン用ウインチ
- 煙幕装置
アニメーションの内容は以下の通りです。
- 魚雷格納筐から魚雷を搬出
- 魚雷発射
- 爆雷発射
- 12cm砲射撃
- 機銃射撃
- 煙幕展開
- 信号旗掲揚
- 軍艦旗掲揚
今回のアップデートを行うことで、より幅広い世代がVR菊月を通し、菊月という船の存在を知る機会を増やして行くことが出来れば本望です。
なぜSteamに掲載するのか
前回のクラウドファンディングにおいて、当初からVR菊月をSteamに展開する構想はありました。
しかし、長期間の開発となるため、着実かつ段階的なアップデートの必要性や資金調達の細分化などの要素を検討した結果、プロジェクトを2回に分けるという結論に達したのです。
さて、ここからは今回のプロジェクトの目標についてです。
従来、日本には遺物の保存ができない、という評価が国内外に根強くありました。
しかし近年、歴史への関心の高まりにより、多くの遺物の保存状況や社会的地位が見直されています。
この潮流から言えることは、興味を持つことこそ保存活動の第一歩である、ということです。
そのような中、菊月はソロモン諸島で時間と共に朽ちる運命にあり、終戦から七十余年を迎えたこんにちでは関連する実資料も少なく、このままでは菊月が戦没した第一の死を超えて忘却という第二の死を迎えてしまうのではないか、と私たちは危機感を募らせておりました。
これまで当会は、復元図面や3Dモデルの作製を行い、国内の多くの方に菊月がどのような船であったのかをお伝えする場を設けてまいりました。
そして実際に当会の成果物を利用していただいた方から届く声も徐々に寄せられるようになり、当会が活動の主眼とする「駆逐艦菊月の慰霊顕彰」の一助となるに至りました。
この活動を通して、菊月を忘却という第二の死から守り、次世代への継承を可能にすることが私たちの目指す本懐です。
この想いを国内だけではなく世界中の方々に伝え、継承していきたいと強く望んでおります。
それは菊月の歩んだ歴史に関連しています。
菊月は座礁沈没した後、アメリカ軍によって浮揚、曳航され、現在地であるンゲラスレ島トウキョウベイの湾奥に放棄されました。
先の大戦の後は、二度にわたる内戦によって生じた金属難のため剥ぎ取りの標的となり、また、現地を訪れた外国人によって部品が持ち出され、散逸状態にあります※₁。
今後、持ち出した本人たちは徐々にこの世を去っていく時期に入っていきます。
そのとき、遺される家族に関心がない限り、そうした部品が「よくわからないもの」として破棄されていくことは想像に難くありません。
私たちは、関連する資料や現地の菊月だけではなく、散逸し日の目を見ることのない史料も含めて次世代に可能な限り継承していきたいと考えております。
そのためには、ソフトウェアプラットフォームであるSteamを通して世界中の若い人たちに伝えることにより、より関心を持ってもらうことが必要不可欠です。
私たちはこのSteamという新しいアプローチから菊月が次世代に継承される未来を創造していきたいと考えております。
これが、当会がVR菊月に託す、今回のプロジェクトの目標です。
そのために、今回のプロジェクトでは、VR菊月の英語対応、新規アニメーションの追加を主に行います※₂。
当会のこれまでの取り組み
駆逐艦「菊月」の史料は、ほかの艦と比べて圧倒的に少なく、設計図も近年まで所在不明という状況です。
そこで、私どもは、少しでも多くの方に興味を持って頂き、菊月という存在そのものの風化を食い止めるため、2018年2月、復元図の作製に着手しました。
作製にあたり、ソロモン諸島において菊月の調査を航空・水中の双方から実施し、菊月の構造物を詳細に記録しました。
また、国内外に残る菊月の写真や乗組員の証言を考証し、菊月の最終時の姿を復元図として完成させ、一部で公開するに至りました。
しかし、クローズドな環境で研究が続けられている現状は、こんにちのインターネット時代における集合知の利点を活かせておらず、計画の意義が十分に発揮できないという懸念から、2019年6月、当会は、駆逐艦菊月の知名度向上や研究の加速を目的として、その復元図をクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンス(CC-BY-4.0)にて公開しました。
さらに、その復元図をもとに2020年には3D/VR菊月のクラウドファンディングを実施し、成果物をオンラインショップのBoothにて公開しました。
これらの取り組みによって、より多くの方が菊月にアプローチする機会を提供し、菊月の記憶を継承していくという当会の目標に近づくことができたのでは無いかと自負しております。
実際に、菊月の新資料に関する情報がもたらされることが多くなっただけではなく、長らく所在不明であった設計図についても、海上自衛隊より有力な手掛かりを得るに至りました。
また今年(2021年)5月には用地選定などの理由で当会の長年の懸案であった慰霊碑建立について、全国ソロモン会の崎津寛光住職より、自身のお寺である浅草 寿仙院の境内への設置を快諾いただきました。
語り継ぐべきこと
来年、2022年は菊月沈没から80年の節目でもあります。
当会では、皆様のご支援により、浅草 寿仙院に菊月の慰霊碑を建立する計画が進んでおります。
あと四半世紀もすれば先の大戦の終結から1世紀、これからも平和であってほしいと願うところであります。
しかし、平和に過ごせる中、戦争の惨禍は次第に人々の心から遠ざかって参りました。
そのような中、目を向けたいのは、全ての存在において、忘却とは、第二の死である、ということです。
よく、人の死は、一度目は、肉体の死、二度目は、その死さえも忘れ去られたとき、と申します。
私どもは、この平穏な日々を与えてくださった先人を二度も死なせてはならないのです。
そのためにも、戦争の惨禍を、私どもの世代で忘れ去ることなく、次の世代に、語り継ぐべきことは語り継いでいく、それが、私どもの務めと思うところであります。
※₁ 現在は「沈船および戦争遺物の保護に関する法律(The Protection of Wrecks and War Relics Act)」によって、全ての沈船や戦争遺物の国外移転が政府の許認可制となっております。
※₂ 今回のプロジェクトでは、第1目標額を最終目標とし、第2目標額以降を設定いたしません。目標額は全額「VR菊月」Steam拡張版の制作に充てます。なお、今回のプロジェクトで余剰金が発生した場合は、すべて当会慰霊碑の維持管理費に充てさせていただきます。
【プロジェクト終了要項】
●製作物
VR駆逐艦菊月Steam拡張版
●製作完了予定日
2022年3月31日
●製作個数
1個
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プロフィール
1982年5月に発足した、駆逐艦菊月の戦友会です。2017年10月から現在に至るまで、ソロモン諸島にて文化観光省、教育省と協同し、戦跡の調査と保全、特に菊月の最期がどのようなものだったのかを明らかにしようとしています。2019年6月には、その研究成果である復元図面を無料公開しました。
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リターン
5,000円
【5千円】ご支援に感謝いたします。
こちらのコースはリターンのコストがあまりかからないため、いただいたご支援の多くをプロジェクトのために活用させていただきます。
●サンクスメッセージ
●VR菊月Steam版ダウンロードキー
●VR菊月Steam版のコンテンツ内クレジットにお名前掲載
※支援時に必ずご希望のお名前をご記入ください。記載を希望しない方は、「なし」とご回答ください。このリターンについては、こちら(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
- 申込数
- 123
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円
VR菊月体験会ご招待コース
●サンクスメッセージ
●VR菊月Steam版ダウンロードキー
●VR菊月体験会(慰霊碑除幕式併催)ご招待状
※参加費は不要となりますが、交通費はご負担ください。このリターンについては、こちら(https://www.kikuzukikai.org/special/cenotaph.html)をご確認ください。
●VR菊月Steam版のコンテンツ内クレジットにお名前掲載
※支援時に必ずご希望のお名前をご記入ください。記載を希望しない方は、「なし」とご回答ください。このリターンについては、こちら(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
- 申込数
- 18
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
5,000円
【5千円】ご支援に感謝いたします。
こちらのコースはリターンのコストがあまりかからないため、いただいたご支援の多くをプロジェクトのために活用させていただきます。
●サンクスメッセージ
●VR菊月Steam版ダウンロードキー
●VR菊月Steam版のコンテンツ内クレジットにお名前掲載
※支援時に必ずご希望のお名前をご記入ください。記載を希望しない方は、「なし」とご回答ください。このリターンについては、こちら(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
- 申込数
- 123
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円
VR菊月体験会ご招待コース
●サンクスメッセージ
●VR菊月Steam版ダウンロードキー
●VR菊月体験会(慰霊碑除幕式併催)ご招待状
※参加費は不要となりますが、交通費はご負担ください。このリターンについては、こちら(https://www.kikuzukikai.org/special/cenotaph.html)をご確認ください。
●VR菊月Steam版のコンテンツ内クレジットにお名前掲載
※支援時に必ずご希望のお名前をご記入ください。記載を希望しない方は、「なし」とご回答ください。このリターンについては、こちら(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
- 申込数
- 18
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
プロフィール
1982年5月に発足した、駆逐艦菊月の戦友会です。2017年10月から現在に至るまで、ソロモン諸島にて文化観光省、教育省と協同し、戦跡の調査と保全、特に菊月の最期がどのようなものだったのかを明らかにしようとしています。2019年6月には、その研究成果である復元図面を無料公開しました。