こんにちは、実行者の柴山です。11月20日の時点で108名の方から1,222,000円のご支援が集まっています。目標達成まであと278,000円となりました!引き続き応援どうぞよろしくお願いいたします。今日は、「たぶんかフリースクール新宿校」の講師として子どもたちをサポートしている石塚康子より子どもたちの日々の様子をお伝えいたします。

 

私が「たぶんかフリースクール」にかかわったきっかけ
私は新宿校で日本語と英語を教えています。日本語教師を目指して養成講座で勉強しているときに、ボランティアとしてたぶんかフリースクールを手伝ったことがきっかけで講師をすることになりました。まだ4年ほどの経験しかないですが、私なりに毎日子どもたちに楽しく真剣に向き合っています。

 

多国籍、多文化な「たぶんかフリースクール新宿校」
フリースクールにやって来る生徒の大半は外国人の親と一緒に日本へやって来るか、すでに日本で働いている親に呼ばれて来るかのどちらかです。見知らぬ外国で、初めは固い表情で「あいうえお」から学び始める彼ら・彼女らですが、同年代のクラスメートと時間を過ごすにつれ、笑顔が増え勉強への意欲が増していくようです。
新宿校はいろいろな国籍を持つ生徒が集まっているので、メジャーな言語がありません。クラスの共通言語は「日本語」です。隣の生徒と話そうと思えば、今覚えた日本語しかありません。片言で必死にお気に入りのゲームの解説をしたり、コイバナ(恋話)の女子トークをしたりです。会話の内容は今どきの若者風で、スマホを見合ったりしながらですが、話し方は「わたしは~ですよぉ、あなたもそうでしょう」「あした、~へ行きますか」など、例文っぽい妙に丁寧なやりとりなのがほほえましく思えます。それぞれの国のお菓子を分け合ったり、言葉を教えあったりしていることもあります。先日はミャンマーの生徒がフランス語の辞書を返しに来て、フランス語で上手にお礼を言ってくれました。驚いて彼の顔を見ると、その後ろで仲良しのコンゴの生徒が笑っていました。

 

将来の夢の実現への一歩となる高校進学
ほとんどの生徒が自宅とフリースクールを往復する毎日で、この小さな学校が彼ら・彼女らの日本での小宇宙です。日本語や数学や英語を学び、友達と会える大事な居場所です。片言の日本語を笑ったり、容貌の違いに好奇の目を向けたりする人はいません。知る人の少ない異国で、生徒同士がお互いを大切にしているのを感じることがよくあります。
高校入試の際の面接のために「将来の夢」を日本語で話せるように練習します。母国によっては職業観を持ちにくい環境だったり、女性の職業が限られていたりする国から来ている生徒もいます。初めはなかなか夢を持てません。しかし、日本の生活に慣れるにつれ、働く女性を目にしたり、支援してくださる企業のキャリア体験を経たりして自分のなりたいもの、が見えてくるようです。
英語の上手な国の女の子にはキャビンアテンダントが人気で、ホテル勤務もトレンドです。中国の男の子の夢は、以前は「社長」でしたが、最近はトレーダーなど具体的なことを言います。ネパールの女の子は看護師にあこがれがあるようですが、親御さんは「IT関係」をお望みです。夢の実現には、まず高校進学。勉強の先にあるものが見えてこその毎日の努力というのは、誰でもどこでも同じです。
少子化が問題となっている日本で近い将来、母国語と日本語を上手に使い分ける、看護師やホテルのフロントクラークがたくさん生まれてくるかもしれません。日本で勉強してきた彼ら・彼女らは日本人の心を理解し、そして母国との懸け橋になることができます。
いろいろな問題を抱えている生徒が多いですが、その将来のために何かができているかなと思えるとき、一番のやりがいと喜びを感じます。大きな可能性を持っている子どもたちに寄り添ってあげられる存在でいたいと、いつも思います。
 

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