プロジェクト概要

【両手が不自由でもスマートフォンを操作したい!】

〜そんな想いに応えるタッチペンを作りたい!!〜

 

はじめまして、わたしはNPO法人日本障害者アイデア協会理事長の本郷隆之と申します。私達は、障がい者のアイデアを社会に役立てるべく様々な活動を行っており、障害のある人達へのアイデアインタビュー等を行っています。また、障がいを持った方々の不便を改善するために、実際に障がいを持った方と一緒に、商品開発を行っています。

 

今回、両手が不自由でスマートフォンを操作できない人のために、超軽量タッチペンを開発しました。手が不自由な方でも、スマートフォンを使用する方はいらっしゃいます。そしてほとんどの方が不便を感じています。

 

しかし、タッチペンを製造し、多くの方に届けるために製造費100万円が不足しています。どうかご支援いただけないでしょうか?

 

 

【是非、この動画をご覧下さい!】

両手が使えない人でも、このタッチペンを口にくわえれば

スラスラとスマートフォンを操作できます!

 

 

(タッチペンの使用方法)

 

 

筋肉の萎縮が進行する脊髄性筋萎縮症を患った「大山学さん」をなんとかしたかった

 

私達が今回の商品開発に着手したのは、千葉県にお住まいの大山学さんとの出会がきっかけでした。大山さんは筋肉の萎縮が進行するSMAという難病の方です。(※SMAとは?…脊髄性筋萎縮症:spinal muscular atrophy)

SMAは10万人に1人の割合で発症すると言われています。日本には1000人ほどの方が患う、とても少ない病状になります。遺伝での発症が主な原因で、生まれた時から病気を患う方がほとんどです。

 

http://sbma.jp/sbma.html より引用

 

生まれながらにして難病を発症した大山さんについてご紹介させてください。

 

大山さんは現在53才です。障害は生まれつきです。

小さい頃は多少筋力があり、中学生くらいまではパソコンのキーボードを指でタイプできましたが、年々筋力が衰え、成人する頃にはキーボードを押す力がなくなりました。

 

成人してからは、OA機器の販売会社からコンピュータ入力の仕事を請け負い、仕事をしていました。キーボードを押す力が無いので、顎で角材を押しつけることによりキーボード入力をしていました。しかし、筋肉の萎縮は更に進み、顎で角材を押しつけることもできなくなりました。

 

角材で入力する様子の再現写真(今は顎を動かすことができないので角材で入力することはできません)。

 

筋肉が動かず、仕事ができなくなった。絶望の中思いついたのがタッチペンでした。

 

そんな大山さんが目を付けたのがスマートフォンでした。スマートフォンなら画面にタッチするだけで操作できるので、指先の力は要らない。スマートフォンからパソコンを遠隔操作すれば仕事を続けることができる!

 

そう思った大山さんは、早速スマートフォンの操作を試みます。しかし、大山さんは筋肉の萎縮のために指先を小まめに動かすことができず、指先での操作は予想以上に難しいものでした。

 

「指先が動かないならタッチペンを使い、手全体の動きで操作してみよう!」

 

そう考えた大山さんは、早速タッチペンを購入し、スマートフォンの操作を試みました。しかし、筋力が極端に弱い大山さんにとって市販のタッチペンは重く、持つことが出来ません。健常者が軽々と持つことができるタッチペンでも、筋力が極端に弱い大山さんには重かったのです。

 

市販のタッチペンは重くて持つことができません。
また大山さんは肘を伸ばせないので市販のタッチペンは短くて届きません。

 

無いなら作るしか無い!その気持ちが商品開発の第一歩になりました。

 

大山様と知り合って、私達も制作のお手伝いを始めました。タッチペンはSMAの人に限らず、筋ジストロフィーや脳性麻痺など、様々な障がい者に役立つ商品でもあったからです。

 

以降タッチペンの改良を20回くらいの試行錯誤を繰り返しました

素材選びやタッチペンの形状などをヘルパーの方と一緒に繰り返し試した結果、特殊なフィルムを加工した超軽量のタッチペンが遂に完成しました!非常に感度が良い、手作りの軽量タッチペンです。

 

指に貼り付ければ、指がそのままタッチペンになります

 

 

 障害をバネに開発された、おそらく世界一軽量のタッチペンです!

 

〜タッチペンの特徴〜

上記の写真の通り、薄いフィルムに貼付・剥離が容易な両面接着剤が塗布してあります(ポストイットのようなイメージです)。これをストローなどに貼り付ければ、超軽量のタッチペンになります。また指に付ければ指がそのままタッチペンになります。

 

SMAという障害のみならず、社会には筋ジストロフィーや脳性麻痺など様々な障害を抱えている人がいます。このフィルム状のタッチペンは超軽量で加工(工作)が容易なので、障害に合わせたタッチペンを容易に作成することができます。スラスラとスマートフォンを操作できるようになり、大山さんは今もコンピュータの仕事を続けています。

 

(タッチペンの補足動画になります。)

 

両手が不自由な人にプレゼント。その方の諦めていたことを、実現できました!

 

大山さんの知り合いのAさんに、タッチペンを使用していただき、コメントを頂きました。Aさんは、障害により寝たきりの生活をしており両手も使えません。

スマートフォンを操作する場合は、ヘルパーの方に代わって操作してもらっていました。

 

しかし、大山さんから超軽量のタッチペンをプレゼントしてもらい、それを口にくわえて試してみると、上記の動画のようにスラスラと自分でスマートフォンを操作できるようになりました。「これはスゴい!」とAさんは大喜び!!

大山さんは、Aさんのような悩みを持つ人達にこの超軽量タッチペンを使ってもらいたいと考えるようになりました。

 

(超軽量なので口にくわえたまま30分以上操作できます)

 

「超軽量のタッチペンは、多くの障害者の役に立つはずだ。更に、軽量で簡単に使うことができるので、障害者だけではなく高齢者や健常者にもきっと喜んでもらえる」

 

私達はそう直感しました。そして安全性・機能性・コスト・使用感・耐久性などを考慮して改めて素材の選定や形状等を洗い直し、ようやく商品化の目処がつきました。

そして、大山さんと当協会とで正式な契約を交わし、特許出願も完了しました。

 

もっと多くの方に知ってほしい、使ってほしい!そんな思いを叶えるために、量産のために必要な資金を募集しております。

 

契約完了時の写真です。

 

「障がい者を社会のリーダーにする」

 

 障害者は社会的弱者と言われています。しかし、アイデアの世界では障害者は強者です。アイデアは不便なことから生まれ、障害者の周りには不便なことが溢れているからです。障害をバネにして考案されたアイデアは素晴らしい潜在能力を持っています。障害者はアイデアで社会に貢献し、社会のリーダーになることができるのです。障害者アイデアは社会を、特にこれから本格化する高齢化社会を、より良く便利にすることができるのです。

 

 優れた障害者アイデアはまだまだ多数あります。このプロジェクトは、次々に障害者アイデアを世に送り出すための第一歩でもあります。

 このプロジェクトの成功は、障害者の活躍の場を増やし、障害者を社会のリーダーにするための大いなる一歩です。皆さま、このプロジェクト成功のためにどうか力をお貸し下さい。ご支援よろしくお願いいたします。