小学4年生の挑戦!東京から奄美大島へ「アマクロ守ろうプロジェクト」

小学4年生の挑戦!東京から奄美大島へ「アマクロ守ろうプロジェクト」

支援総額

503,000

目標金額 400,000円

支援者
127人
募集終了日
2022年1月11日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

▼自己紹介

こんにちは。昭和女子大学附属昭和小学校4年2組です。私たちは、総合学習の一環で、アマミノクロウサギについて調べています。アマミノクロウサギは、奄美大島の固有種で、絶滅危惧種に指定されている動物です。「アマクロ守ろうプロジェクト」は、アマミノクロウサギを絶滅の危機から守るために、奄美大島から遠く離れた東京の小学4年生が考えたプロジェクトです。ぜひ、ご支援をお願いいたします!

 

【アマミノクロウサギ】

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 本校の総合学習「昭和っ子の研究」は「みんなで生きる」という大テーマの元、各学年・各学級でテーマを細分化し、1年間をかけて探究活動をおこないます。4 年生の学年テーマは「わたしたちと自然」となっていて、そこから「自然の保護活動」という学級テーマで 4 年 2 組の総合学習が始まりました。子どもたちに、様々な分野における自然の保護活動のイメージを膨らませるために、一つの事例紹介として、アマミノクロウサギの保護活動に携わっている、沖縄大学客員教授・山田文雄先生に話を伺いました。同時期に、奄美大島が世界自然遺産に登録されたこともあり、子どもたちの関心が高まり、継続してアマミノクロウサギの保護活動について調べていくことに計画を変更しました。その後、数回にわたって山田先生や、環境省奄美野生生物保護センター・阿部慎太郎所長に話を伺い、アマミノクロウサギの生態や絶滅の危機に瀕している実態を学び、児童は、自分たちがアマミノクロウサギを守りたいという気持ちになっていきました。こうして専門家の方々の協力の元、「アマクロ守ろうプロジェクト」が発足しました。

 

▼プロジェクトの内容

 

【2021年10月時点までのプロジェクトのまとめ】

アマクロ守ろうプロジェクト10月時点

【奄美大島の地方紙・奄美新聞に掲載されました】

奄美新聞9月28日「アマミノクロウサギを一緒に守ろう!」

 

 プロジェクト発足後、アマミノクロウサギにとっての脅威を調べ、その対策を考えました。

脅威① 交通事故による被害

 対策

 ・アマミノクロウサギが道に出てこないようにフェンスを建てる

 ・運転中にアマミノクロウサギが接近したら、センサーで運転手に知らせるシステムを作る

 ・交通事故防止を呼び掛ける紙を入れた、アマミノクロウサギグッズが出るガチャガチャを作る

 

脅威② マングースなどの野生動物や、元々ペットだったイヌやネコからの獣害

 対策

 ・アマミノクロウサギを襲う動物がいやがるにおいを開発し、山に撒く

 ・ペットの飼い主の責任を訴えるポスターを作り、ペットショップに設置する

 

脅威③ 観光客増加によるゴミ問題などの環境被害

 対策

 ・ごみ拾いをしたら、拾ったごみの重さに応じてサービスを受けられる

 ・アマミノクロウサギをデザインしたエコビニール袋を作る

 ・奄美大島に行く飛行機内でキャンペーンCMを流す

 

脅威④ 森林伐採

 対策

 ・アマミノクロウサギが安全に住める住処を作る

 

これらの考えを専門家の方に提案し、自分たちの手でできる対策についてフィードバックをいただきました。

      

      

      

      

      

 

写真上から

・自分たちで考えた対策を、専門家の方にプレゼンしました

・旅行で奄美大島に行った子どもが、友達のリクエストで調べてきたことを発表しました

・エコバッグの作製枚数を、奄美大島の人口や年間観光客数を参考に考えました

・アマミノクロウサギの研究をしている沖縄大学客員教授・山田先生と

 

 その結果、「交通事故被害や観光客による環境被害から、アマミノクロウサギを守る意識を高めるオリジナルグッズを作り、現地奄美大島で活用してもらう」というコンセプトで、子どもたちがデザインするアマクロ守ろうエコバッグ 1000 枚を作ることになりました。

 エコバッグ作製にあたって、資金が必要になるため、お金の集め方を考えました。募金箱を持って直接集める方法と、クラウドファンディングを通じて集める方法で議論を重ねた結果、私たちのプロジェクトを、奄美大島の方を含め、世界中の方に知っていただき、支援していただきたいという思いから、クラウドファンディングへの掲載を決めました。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 完成したエコバッグは、奄美大島自然保護協議会様(https://amami-ancc.com/)を通じて、活用していただきたいと考えています。奄美大島自然保護協議会様より寄贈することおよび、名称掲載の許諾を取得しております。

 本来エコバッグは、ビニール袋削減を目的としていますが、エコバッグ自体はすでに広く普及している点、また、作製枚数の規模からも、アマミノクロウサギ保護に直接的な効果を期待しているものではありません。奄美大島では、すでに長い年月、多くの方がアマミノクロウサギを含め、豊かな自然環境の保全に取り組まれています。12月19日、同じく絶滅危惧の奄美大島の固有種である、リュウキュウアユの個体数が回復傾向にあるというニュースを目にしました。非常に喜ばしく、アマクロ守ろうプロジェクトにも勇気を与えてくれるニュースでした。現地や関係の方々の長年の努力の賜物だと思います。

 私たちの願いは、奄美大島のお役に立つことです。学習の中で、エコバッグをお送りする目的を何度も話し合ってきました。オリジナルエコバッグを持ってもらうことで、現地の方や訪れた観光客に、アマミノクロウサギや奄美大島の豊かな自然環境を保全しようとする意識を持っていただけるのではないか。また、奄美大島の子どもたちに持ってもらうことで、「遠く離れた東京の同世代の子どもたちが、私たちの島のアマミノクロウサギのことを考えているんだ」と、私たちの思いを知り、新たな動きに発展してもらえるのではないかと考えてきました。

 しかし、このプロジェクトが、本当にアマミノクロウサギのため、奄美大島のためになるのか。この問いに答えは出ていません。だからこそ、私たちなりに考えた「アマクロ守ろうプロジェクト」を現地の方に知っていただき、つながり、いろいろご意見をお聞かせいただき、形を変えながら発展させていきたいと考えています。

 エコバッグのデザインは、本学級の子どもたち一人ひとりが、アマミノクロウサギを守るために考えたグッズやアイデア(ポスター、キーホルダー、ステッカー、エコバッグなど)のイラストをデザインにしました。子どもたちの、「アマクロを守りたい!」という純粋な思いが込められています。

 

【アマクロ守ろうエコバッグのデザインイメージ】

 

        

 

 

▼ネクストゴールに向けて(更新1月6日)

1月6日、のべ100人の方のご支援により、目標額に達成しました。ありがとうございました。また、たくさんの応援メッセージが励みになりました。達成と共に大きな責任を感じています。子どもたちとプロジェクト達成の意義をよく話して、次の展開に進んでいきます。

 

終了日まで残り短いですが、ネクストゴールとして50万円を設定します。

理由は、アマミノクロウサギが生息しているもう一つの島、徳之島でも活用していただきたいからです。支援金が10万円増えることで増産できるエコバッグを、徳之島にもお届けできたら幸いです。(徳之島のエコバッグ受け入れ先については未調整です。ここまでに繋がった方々を頼りに、これから模索していきます。ご了承ください。)

アマミノクロウサギは、奄美大島だけではなく、徳之島にも生息しています。しかし、クロウサギを取り巻く問題は奄美大島と徳之島では若干事情が異なるようです。

応援メッセージでも、徳之島出身の方からのお言葉をいただき、お気持ちにお応えしたいと思いました。

子どもたちと、改めて徳之島のアマミノクロウサギの保護についても考え、お力になれれば幸いです。

 

▼さいごに・指導者として

 昭和女子大学附属昭和小学校4年2組担任の大熊太郎です。ここまでお読みいただきありがとうございます。

 4年2組の児童36人のうち、奄美大島に行ったことがあるのは7人で、実際にアマミノクロウサギを見たことがある子どもは一人もいませんでした。しかし子どもたちは、このプロジェクトに大変熱心に参加しています。様々なことに興味を持ち、気になることがあれば積極的に調べ、友達のアイデアに関心を示し、よりよいものを目指して協働する姿勢が、このプロジェクトを進める原動力となっています。

 今年度の総合学習は、コロナ禍の影響で、校外での調べ学習や体験学習をすることができませんでした。代わりに、専門家の方とビデオ通話でつながり、話を伺うことで、実際に見たことがない遠い地の固有種の保護活動を、身近なテーマとして捉えるようになりました。子どもたちの中には、連休を利用して、家族旅行で奄美大島に行き、アマミノクロウサギのことを調べてくるという子どももいました。家庭も協力的だったため、友達から現地で調べてきてほしいことを募り、クラスを代表して調べてきてもらいました。このように、子どもたちは高い当事者意識を持って、楽しんでプロジェクトに参加しています。

 このプロジェクトを通じて、子どもたちが自身のSDGsへの意識を高めることを願っています。すでにSDGsという概念をおおまかに理解している子どももいますが、プロジェクトの振り返りをするときに、SDGsの概念を学び、自分たちの活動と重ねることで、今後の生活でSDGsを意識する態度を定着させることを願っています。

 クラウドファンディングで集めるプロジェクト資金目標額40万円は、小学生4年生にとっては、なじみの薄い高額です。お金の価値、金額の多寡の感覚、お金を他人からいただく・託される意味などの経済観念がない状態から、身の回りのものに例えたり、家庭の協力を得ながら、金銭感覚を少しずつ理解していきました。他人を納得させ、お金をいただき、そのお金で品物を作り、社会貢献に役立てるという一連の活動を通じて、社会の仕組みの一端を感じ、今後の人生を送るうえで、かけがえのない経験となってほしいと思っています。

 アマクロ守ろうプロジェクトの成功はもとより、子どもたちの強い思いを形にしたいと思っています。ご賛同いただけましたら、ご支援いただけると幸いです。

プロジェクト実行責任者:
大熊太郎(昭和女子大学附属昭和小学校)
プロジェクト実施完了日:
2022年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

アマクロ守ろうエコバッグを作製し、奄美大島に寄付し、現地の同世代の子どもたちに配布する予定です。集まった資金は、エコバッグ作製費用及び、プロジェクトを進める諸経費に使用させていただきます。尚、目標額を上回った場合は、子どもたちと改めて使途を考える予定です。

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プロフィール

昭和女子大学附属昭和小学校教諭

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リターン

1,000


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小学4年生の挑戦を応援プラン

子どもたちからお礼状をお送りします。

申込数
36
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

1,000


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【奄美大島の方限定】小学4年生の挑戦を歓迎プラン

子どもたちからお礼状をお送りします。

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

1,000


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小学4年生の挑戦を応援プラン

子どもたちからお礼状をお送りします。

申込数
36
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年3月

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【奄美大島の方限定】小学4年生の挑戦を歓迎プラン

子どもたちからお礼状をお送りします。

申込数
2
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発送完了予定月
2022年3月
1 ~ 1/ 6

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