太陽建築の本を出版します!パッシブソーラーシステムを普及させたい。

太陽建築の本を出版します!パッシブソーラーシステムを普及させたい。

支援総額

1,308,000

目標金額 600,000円

支援者
101人
募集終了日
2022年8月19日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

達成の御礼とネクストゴールについて

 

太陽建築に相応しく、夏至の6月21日に公開したクラウドファンディングですが、皆様のおかげで、目標額である60万円を達成することができました。本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。

 

これまでお世話になった方々、プロジェクトに共感してくださった方など、多くの方のご支援に本当にありがたく思うと同時に、この本の出版を諦めずにやってきてよかったと心から思っています。

 

正直、不安だらけでした。クラウドファンディングが成立しなければ、全額自己負担で出版することになり、本はどれだけ販売できるのだろうという不安。しかし、予想外の多くのご支援に驚きながらも、本当にありがたく、感謝に堪えません。本の出版に必要な費用として使わせていただきます。

 

ご支援だけでなく、訪問者数が増えており、「太陽建築」を知ってもらえるきっかけとする、多くの方に読んでほしいという、というこのプロジェクトを始めた目標が浸透してきたように思います。

当初から、私やスタッフの活動費や編集は自己負担としても、出版するための経費として、手数料を含めると80万円の費用が必要だと見込んでいました。しかし、全額をクラウドファンディングでご支援いただける自信もなく、印刷代金に多少足りなくても、と60万円に設定しました。

 

この度、当初の見込み通り金額を目標としてネクストゴールを設定します。

ネクストゴールの目標金額は80万円です。仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金元に本を出版いたします。

 

残りの期間、一人でも多くの方に手に取ってもらえるよう努めてまいりますので、引き続きのご支援のご協力、そして拡散・広報のご協力をいただけますと幸いです。

 

 

2022年7月1日追記 小島英理子

 

自己紹介

 

ページをご覧いただきありがとうございます。

 

太陽建築研究会」代表の小島英理子と申します。

 

太陽建築研究会とは

 

太陽建築研究会は、パッシブソーラーハウスについて楽しく学ぶことを目的として、2013年6月に作った任意団体です。FaceBookでメンバーが構成されています。井山先生が講師となり、3回の講座を実施しましたが、2014年7月に井山先生が亡くなりました。

 

その後、この本の編者である渡辺菊眞氏を講師にお招きして、「親子で作ろう太陽のお家」のイベントを2回開催し、大変好評でした。現在は、井山武司のアトリエ兼自宅であった太陽建築研究所において太陽建築の紹介を行っています。

 

季節によって変わる太陽の軌道を把握し
太陽エネルギーを最大限活用する

 

 

 

パッシブソーラーハウスとは

太陽の恵みを建築そのもので最大限受け取って、夏涼しく、冬暖かい快適な室内環境を獲得でき

る家のことです。

 

〔建築例:SOLARCHIS No.37(1996年):山形県 酒田市 太陽の家〕

 

機械を使うのではなく、熱い夏は屋根から南側に伸びる庇によって太陽からの日射を遮断し、気温が下がる夜

間に風を通して建物を冷やし冷気を蓄えます。寒い冬は南に設けた大きな開口から太陽熱を受け取って室内に

蓄えます。厳しい外気の影響を受けず、蓄えた熱を逃さないようにしっかりと断熱をすることが重要です。

 

建築家 井山武司氏との出会い

 

私は、2007年10月に、知人からの紹介で太陽建築を設計する井山武司先生と出会い、その実例を見学しました。最初に見学をした酒田市の「太陽の家」では、なんとも言えない心地良さを感じました。

 

暖房がありませんでしたが暖かかったし、聞きなれた温風ヒーターの音がなく静かでした。ダイレクトゲインという直接熱取得により、床や壁をあたためているという説明を聞きました

 

〔在りし日の井山武司氏〕

 

 

 

その後、井山先生から様々なお話を聞きました。もっとも驚いたのは、井山先生が「太陽建築は世界のエネルギー問題を、建築で解決できるものだ」と力説されたことです。

 

太陽建築 SOLARCHIS(ソラキス)の誕生

井山武司氏は、自ら手がけた建築を「太陽建築=SOLARCHIS(ソラキス)」と名付けました。

 

SOLARCHISはNo.1からNo.51まであります。井山氏が建築家として独立し、アトリエを開設したときの名称は「井山武司アトリエ」でした。1976年の酒田大火の復興専門員として4年間の仕事を終え、出来上がった街区をながめたときに、北風と太陽が街の形を決めていることに気付き、アトリエの名称を「太陽建築研究所」に改め、本格的に自然の力を生かす設計に取り組みました。

 

〔建築例:SOLARCHIS No.49(2012年):山形県 鶴岡市〕​​​​

 

〔建築例:SOLARCHIS No.51(2014年):高知県〕

 

 

井山武司氏の知識と思いの詰まった

太陽建築を後世に伝えて行きたい

 

建築家 井山武司は、2014年7月に亡くなりました

 

彼の思想を具現化した建物は残っています。生涯かけてパッシブソーラーの建築を思考・実践研究した井山武司のアトリエ兼自宅であった太陽建築研究所は、現在、太陽建築研究会が所有管理し、カフェスペースを設け、不定期に「喫茶やまねこ」となって太陽建築の紹介をしています。

 

〔太陽建築研究所を訪れる人々に模型を使って太陽建築の仕組みを説明する〕

 

 

 

井山武司 経歴

1938年1月15日 山形県酒田市に生まれる

1961年     東京大学建築学科卒業

1963年     東京大学大学院修士課程建築学専修

(大学及び大学院で丹下研究室において、東京計画1960、東京オリンピック室内競技場、スコピエ市都市計画などに参加)

1963年     井山武司アトリエ開設 

(井山武司アトリエにおいて、20の建築を計画設計)

1966年     酒田市大火復興専門員

1979年     太陽建築研究と計画を開始

1993年     太陽建築研究所建設

1999年     建築フォーラム賞受賞

2002年     環境やまがた大賞受賞  

(亡くなる2014年7月13日までに、51の太陽建築を設計)

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

井山武司氏が伝えたかったパッシブソーラーハウスの魅力

 

生前、井山先生が太陽建築について書き上げた原稿がありましたが、その出版は叶いませんでした。

 

「パッシブソーラーハウス」を生涯かけて研究実践した井山先生のその思いを引き受け、それを本にすることで、『パッシブソーラーハウスの魅力を、多くの人に知ったもらうきっかけにしたい』と思いました。そうすることで、井山先生が言っていた「世界のエネルギー問題を、建築で解決できる」に繋がると信じています。

 

『太陽建築-Solarchis-』とは、太陽建築研究所を主宰していた建築家・井山武司氏の20年以上に亘るパッシブソーラーハウスの研究と設計に基づくエネルギー自給型建築システムの実証です。人間は常に太陽光をはじめとする自然エネルギーを巧みに活用して暮らしてきたのです。ところが、アクティブに依存するようになってから建築と太陽の関係が無視されてしまったように思います。太陽建築は、このもともとあった人類の知恵や遺産をもう一度見直し、建築をより自然な環境に戻すことができるのです。

 

 

現在、パッシブソーラー技術は、建築学科に入ると必ず習う手法で、誰もが知っているそうです。にもかかわらず、建築の多くはパッシブソーラーではありません。

 

故井山武司氏が残した原文を、渡辺菊眞氏が編集してくださいました。渡辺菊眞氏は、20年前に、半年間、太陽建築研究所にて思想と技術を学び、現在は高知工科大学・環境建築デザイン研究室の代表であります。感謝の念に堪えません。

 

※掲載について渡辺菊眞氏許諾済み

 

この本を手にして読む人が増えることによって、パッシブソーラーハウスへの関心が高まり、パッシブソーラーハウスを建てたい人と設計する人が増え、エネルギー消費を抑えながら心地よい生活空間の建物が増えていくはずです。

 

プロジェクトの内容

 

「太陽建築」の思想を今こそ伝えたい

 

パッシブソーラー技術を生涯にかけて研究実践した「井山武司氏が伝えたかったこと」を本にします。

本のタイトルは「太陽建築」(A4無線綴じ、ページ数約144)、2022年9月出版予定です。

 

太陽建築が生み出すパッシブソーラーハウス、それがわかる本を作りたい。建築の専門書であり、一般の人も理解できる、そんな本にしたいと思います。この本を読むことで、自然と共生する建物について考えるきっかけになればと思います。

 

我々がこの本に託した思いを伝えること、もっとも伝えたいことを率直に表現すること、そのためには自費出版がいいと決断しました。

太陽建築について広く知っていただき、興味を持っていただきたく、クラウドファンディングを利用することにしました。

 

【資金使途】
今回のプロジェクトで集まった支援金は、本の出版にあたってのJANコード取得費、印刷費用、発送費用などに充てさせていただきます。

 

〔SOLARCHIS No.33(1993年)太陽建築研究所:入口側〕

プロジェクトの展望・ビジョン

 

太陽と共に暮らす

 

今日、環境負荷を下げる建築の必要性は誰しもが認めるところです。

しかし、環境とは何か?

たった一つの太陽という天体を、全人類が見続けてきたことを見直し、人間が自然の恵みを受けていきていることの意味を考えるきっかけとなり、パッシブソーラーシステムの設計技術が日本中に広まってほしい。

 

そのことが、義務化された設計ではなく、思想としての設計となり、結果としてエネルギー使用量を抑えることに繋がります。

 

この本は、建築の専門書でありながら、一般の方にもわかりやすい内容です。特筆すべき点は、井山武司がパッシブソーラー建築を思想とともに提示したことが書き記されていることです。

 

皆さまからの協力を得て、多くの方に本を届けたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

〔太陽建築研究所のサンルームには、柚子の木が育つ〕

 

プロジェクト実行責任者:
小島 英理子(太陽建築研究会)
プロジェクト実施完了日:
2022年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

本の印刷代40万円、取材・編集・デザイン費用20万円、クラウドファンディング手数料22万円、その他発送手数料など

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要資金と目標金額の差額は、自己資金にて補填いたします。

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●「太陽建築」の書籍1冊を送ります。
●「太陽建築」発刊記念オリジナル栞を1枚差し上げます。

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