みなさんこんにちは。AMDA-MINDSホンジュラス事務所の陰山亮子です。

 

運動会は続々と実施されています!

10月19日にはモンテレイ地区にて、中学1年生を対象に開催されました。

 

Tシャツには「Readyfor」の文字も入っています

 

開催にあたっては、コミュニティだけでなく、外部の関係機関も協力してくれました。ギャング色の濃い地域であるため、安全面を考慮して地域警察が応援に駆けつけてくれた他、運動会実行委員会メンバーたちの「運動会の活動を広げたい」という熱い想いに応え、「UNDOKAI Tシャツ」を寄付してくれたところもありました。

 

「UNDOKAI Tシャツ」を着て頑張るぞ~!

 

この地区では、運動会を少しアレンジし、「ラリー方式」での実施となりました。「ラリー方式」とは、10人1チームで、6つの異なる種目を一つひとつクリアしていき、一番早くすべての種目をクリアしたチームが優勝、というルールです。一人ひとりの子どもたちが、より多くの種目に取り組むことが出来るように工夫し、さらに、チームワークを高めることにも重点を置いて、綿密な計画が練られました。

 

その6種目は、バスケットシュート競争、水風船競争、水バケツ競争、紙乗り競争、袋跳び競争、輪投げ競争です。

 

詰めて詰めて!紙乗り競争

 

水バケツ競争は、一列に並んだチーム全員の頭上を水の入った桶を渡していき、最後の人が、背後にあるバケツに水を入れるという作業を繰り返し、バケツが水でいっぱいになるとクリア、というルールです。はじめは運動神経がよく、チームのリーダー的存在である男の子が列の最後に並んで指示を出していたのですが、この男の子、どうやら慎重に物事を進めることが少し苦手なようで、せっかく列の後ろまで運んだ水が、最後のバケツに入らない状態。思わず笑ってしまいましたが、これに気づいたチームメンバーの一人が、「彼は列の一番前に並んで、バケツに水を入れる担当を変えよう」と提案。ようやくこの競技をクリアすることができました。

 

途中で水をかぶることも。水バケツ競争

 

袋跳び競争では、チーム一人一人が一定の距離を、大きな袋に入って跳びながらゴールまで到達しなければなりません。体格の良い生徒は跳ねるのが難しいようで、一生懸命であってもゴールになかなか到達できません。少しずつゴールに向かって近づいていると、いつの間にか、チームの他のメンバーが「もう少し!もう少し!」と走者を囲んで掛け声をかけるようになり、皆に励まされながら無事ゴール。

 

輪投げ競争では、引率の先生が担当チームの生徒たちに「もっと慎重に!上から山なりに投げなきゃ!」と、今にも自分が投げてしまいそうなほどに白熱していました。

 

力を合わせて戦った6つの競技。優勝、準優勝のチームには、地域警察から寄贈されたトロフィーが手渡されました。

 

トロフィーを手にして大喜びの優勝チーム

 

日本とはちょっと違う、一風変わった運動会となりましたが、10人からなるチーム全員が、クリアしなければならない課題に向かって集中して取り組むことにより、チームが一丸となることの大切さに気付き、一人ひとりがお互いに助け合う心を培うのにつながったことでしょう。

 

また、トロフィーを手にできなかったチームの、心からがっかりした姿は見ていてかわいそうで仕方がなかったのですが、負けから学ぶことは多い!と先生が元気づけてくれていました。

 

嬉しかったことも、悔しかったことも、すべての思い出が心の片隅に残り、テグシガルパに住む青少年たちが将来、非行に走らざるを得ないような状況に置かれたとき、ふと思いとどまらせてくれるものになってくれることを願っています。

 

協力してくれた地域警察メンバーと一緒に

 

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