邪馬台国と卑弥呼に科学で迫る＆倭国を描く プロジェクト

暇つぶしに、渡辺謙が主役で、始終叫んでいる映画『Fukushima××』を見ていると、現代日本技術政策の汚点を見事に示す場面に遭遇した。

原発事故が起きて、ベント（圧力容器のガスを外部に放出する）の決断の場面で政府が、原子力保安院の院長に意見を求めた際に、保安院院長の答えは、

『私は東大の法学部出身ですよ！』

であった。

確かに、保安院長が法学部出身では決断や科学的・技術的見解など持つ訳など無い…不可能なんだね。

でも現在の経済産業大臣は、同じく東大経済学部出身のお土産大臣であり、コロナ対策の中心の厚生労働省大臣は東大経済学部卒業。

ソロバン勘定は出来ても電子電卓は無理と言う人たちが決定のトップにいる。

これは経済界でも状況は大きく変わらない。

この数十年、科学技術の重要性が叫ばれてきたが、日本を率いてきたのが、麻生さんや二階さんでは日本の将来が見通せなくなったのは極めて自然な結果であろう。