ひきこもり当事者たちに「生きる気力」を取り戻すサークル活動を提供

ひきこもり当事者たちに「生きる気力」を取り戻すサークル活動を提供
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は5月7日(火)午後11:00までです。

支援総額

47,000

目標金額 230,000円

20%
支援者
6人
残り
9日
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は5月7日(火)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

▼自己紹介

当プロジェクト内容にご興味を示していただきありがとうございます。私は30代半ばまで、外資系カフェチェーン店でマネージャーとして従事し、コーヒー、調理、マーケティングの分野で専門知識を深めながら充実した暮らしを送っていました。

 

しかし、家族の介護と相続問題など様々な要因が重なりうつ病を発症し、ひきこもり状態に。解決が困難な複数の問題に直面し、生きる希望を失ってしまいました。幸い家族の支えのおかげでこの困難な時期を乗り越えることができました。この体験から「ひきこもりは誰にでも起こり得る」ということを実感しました。子どもの頃から部活動に励み、人が好きで接客業を選択した私にとって、「ひきこもり」が自分自身に訪れるとは想像していませんでした。

 

そして、自身のひきこもりや介護経験を生かすべく認知症サポーター、厚生労働省発行のこころサポーターの資格を取得しました。

自身の体験を通じて、同じ苦しみを持つ人々への支援の必要性を深く感じ、このプロジェクトを立ち上げました。

 

Niente公式ホームページ

https://reversal-niente.com/activity/

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

ひきこもり期間に期間に始めた料理や園芸

 

このプロジェクトを立ち上げた動機は、私自身のひきこもり体験にあります。ひきこもり当事者が幸せに生活するためには、「気力の回復」が最重要と認識しています。

 

現行の支援体系が「本人を連れて来てください」というアプローチに依存しているため当事者が支援に繋がることができず、ひきこもりが長期化・深刻化している現状があります。ひきこもり当事者は外へ出ることが難しく、支援先に足を運ぶことができないのです。そのため当事者だけでなく家族も回復を諦めてしまう傾向にあります。

 

適切な支援先に繋がるためにも、当事者が「もう一度生き直そう」と気力を取り戻せるきっかけを提供することが重要だと感じました。

 

そこで、楽しいイベントやサークル活動を通じて、ひきこもり当事者が気力を取り戻し、社会への再接続を促す環境を作る決意をしました。

 

 

▼プロジェクトの内容

 

本プロジェクトでは、ひきこもり当事者が自分の感情を安心して表現できる環境を提供し、他者とのつながりや新しい興味を発見する機会を創出します。ひきこもり経験者である代表が直接企画・運営に関わることで、否定や強制がなく小規模な集まりを運営し、自己肯定感の向上と社会との前向きな関わりを促進します。

 

活動の3つの柱

①ひきこもりの居場所活動

お茶会の様子

安全で受容的な環境での対話を通じて、参加者に内面への洞察と自己表現の機会を提供します。この活動は、自分自身と他者との対話から新たな気づきを得て、それぞれに適した新しい生き方を探求することを目的としています。

 

②日常生活の充実

料理部の様子

居場所を安心の基盤として、日常生活を充実させる活動へと進みます。居場所の次のステップに進むため、参加者が積極的に活動できるよう支援します。具体的には、お茶会や料理サークルなどの月例サークル活動を通じて、共通の興味を持つ仲間との交流を深め、社会参加のきっかけを作ります。

 

料理部の活動紹介記事

https://reversal-niente.com/771/

 

③ひきこもり啓蒙活動

ひきこもりに対する社会的理解を深め、偏見や差別を減らすことを目指した啓蒙活動を行います。情報提供や啓発活動を通じて偏見や差別意識を減らし、ひきこもり当事者がより参加しやすい社会的環境を構築します。これらの活動を実施することで、ひきこもり当事者の自己肯定感を高めると共に、ひきこもりを受け入れやすい社会を醸成します。また、これらの取り組みは、ひきこもりではない方々にも多様な生き方の実現として寄与します。

ひきこもり啓蒙活動

 

Niente活動紹介動画

https://youtu.be/USy5pP5OfcQ?si=0XJjOtUf1FRdZIaK

 

▼プロジェクトの課題

ひきこもり当事者は就労していないことが多く、参加費を支払うことが難しいため、団体の活動資金不足が大きな課題となっています。そのため、活動は運営者の生活費から捻出しており、健全な団体運営とは言えないのが現状です。

 

今後、居場所を継続して提供していくためにも収益構造の改善が重要です。ひきこもり当事者は居場所の存在を知っても、すぐには参加できない場合があります。情報を得てから実際に参加するまでには時間がかかることがあるため、彼らが「行ってみたい」「今日なら参加できそう」と思えた瞬間に、常に居場所が開催されていることが不可欠です。そのためにクラウドファウンディングを通して、プロジェクトの目的を広げ、応援してくださる方を増やしたいと考えています。

 

▼いただいた資金でやりたいこと

いただいた資金の60%以上はインターネット環境の整備や広報活動費に使用させていただきます。もちろん、ひきこもり当事者への支援にはオンラインの環境整備だけでなく、実際の居場所提供にも費用が必要です。居場所活動の開催に必要な会場費、食材購入費、交通費なども重要な費用となります。

 

広報活動とインターネット環境の整備に多くの予算を割く理由は、ひきこもり当事者に居場所活動の情報を直接、効率的に届ける必要があるためです。当事者が居場所の情報を受け取り、自分の意思で参加申し込みを行えるようになれば、自身のペースで社会参加への一歩を踏み出せます。

 

自分で参加を決断した当事者は、活動に積極的であり、その結果、50%以上が継続して参加しています。これは、居場所やサークル活動が当事者にとって意味のあるものとなっている証拠であり、自分の新しい興味や価値観を発見する場となっています。

 

▼居場所やサークル活動への自発的参加の重要性

一方、家族や支援者の勧めで居場所に参加させられた当事者は、活動に興味を持てず、その後の参加もほとんど見られません。これは、「自分の意思で参加する」ことが、その人にとって意義深い経験を積むために非常に重要であることを示しています。

 

自分で申し込みをした当事者は、居場所で楽しい活動に参加したり、自由に意見を述べたりすることで、新しい自分を発見し、社会との繋がりを再構築しています。これまでの参加者の中には、ボランティア活動に興味を持ち始めたり、在宅で可能な仕事を探し、挑戦する人もいます。

 

広報活動とインターネット環境の整備は、ひきこもり当事者が自分自身で情報にアクセスし、自発的に社会参加の機会を探求するための基盤を築くことに不可欠です。資金の有効活用によって、この基盤をしっかりと整えることができ、ひきこもり当事者が自分のペースで社会とのつながりを見つけ出すきっかけを提供できるようになります。

 

 

▼インターネット環境整備が不可欠な理由

現代社会では、情報のデジタル化が進み、ひきこもり当事者にとってインターネットは外部世界との重要な接続点となっています。スマートフォンやPCを介して、彼らは情報を得たり、ゲームやSNSで外部世界とのつながりを保っています。

 

このデジタルの利点を生かし、居場所活動の情報を直接彼らに届けることは、自分の意思で社会参加への道を歩むための第一歩です。そのため、広報活動やインターネット環境の整備には十分な資金を割り当てる必要があります。

 

 

▼いただいた資金の配分や具体的な取り組み

本プロジェクト予算は総額約45万円(2024年4月〜2025年3月までの活動費)を計画しています。その約半分の23万円をクラウドファウンディングを通して応援していただきたいと思っています。以下はプロジェクト予算の内訳です。

 

広報活動:約10万円

当団体は、公式ホームページやSNSを駆使し、居場所やサークル活動、講演会などの情報を積極的に発信します。これにより、ひきこもり当事者や家族は自身に合った支援を見つけやすくなります。

 

インターネット環境の整備:約20万円

安定したオンライン接続のため、公式ラインでのチャット相談や電話・対面相談に対応する環境を整えます。ここにはインターネット機材の整備や、ウェブサイトの更新やSNS運用にかかるコストも含まれます。

 

居場所とサークル活動の実施費用:10万円

実際に居場所を開催するための会場レンタル費、参加者に提供する食材の購入費、交通費など、居場所活動の継続や参加者が快適に活動に参加できる環境を整えるための費用が必要です。

 

啓発活動とイベント:約5万円

デジタル環境に不慣れな人々や、インターネットの利用が難しい家族への情報提供も大切です。紙のチラシや地域イベントを通じて、ひきこもりに対する理解を深めます。また、ひきこもり当事者が社会参加するためには周囲の人々の理解が不可欠です。過剰な差別や偏見を減らすための啓発活動を行います。

 

これらの取り組みは、ひきこもり当事者が自分の意思で参加できる環境を促し、新たな一歩を踏み出す勇気を後押しします。資金を有効に活用し、社会参加の促進と自己価値の再発見を目指します。

 

▼プロジェクトの活動計画

「居場所」と「楽しいサークル活動」は本プロジェクトの中核となる活動であり、ひきこもりが社会に参加しやすい環境を整えるために不可欠です。Nienteでは、これらの活動を毎月定期的に開催し、参加申込みがない場合でも確実に実施しています。

 

これらの活動は、参加者が誰からも否定されることなく自由に意見を交換でき、気力を取り戻せる貴重な機会です。また、当事者や家族の個別相談、地域との協働事業、情報発信を並行して行います。特に2024年に続き、2025年3月には「第2回福岡ひきフェス」を開催し、ひきこもりへの理解を深め、支援ネットワークを強化します。

 

また、不登校や離職が発生しやすい連休明けの時期には特別活動を通じて、家族や支援者と交流を深め、早期解決が図れる環境を支援します。さらにはYouTubeを通じた情報発信など、ひきこもりが社会参加を進めるための支援活動を幅広く行っていきます。本プロジェクトは、ひきこもり当事者が自らの可能性を見出し、社会とのつながりを再構築する手助けとなることを目指しています。

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

団体アイコンのモチーフ

 

本プロジェクトは、ひきこもり当事者が自力で気力を再燃させ、自立意識が芽生える環境を築くことを最終目標としています。

 

私たちのビジョンは「ひきこもり当事者自身の手で幸せな生き方をデザインする」です。ひきこもりの居場所活動を通じて、すべての人が自分にとっての幸せな生き方を見つけ、本人に合った自立した生活を送れる社会の実現を目指します。

 

また、プロジェクトを通じて得られた知見とノウハウを社会に共有し、居場所にアクセスしやすい支援環境を構築することを目指します。ひきこもり当事者が直面する経済的制約や交通の問題により、遠隔地の居場所へのアクセスが困難である現状を踏まえ、生活圏内で容易にアクセスできる居場所の提供が急務です。この取り組みにより、ひきこもり当事者が日々の生活の中で安心感を持ち、社会とのつながりを深めることができます。これにより、各地域でひきこもり当事者が自らのペースで社会と繋がれる環境を整えることができます。

 

本プロジェクトが成功すれば、ひきこもり当事者のみならず、社会全体に対してもポジティブな影響を及ぼし、様々な生き方が認められ、包容力のある社会が形成されることを期待しています。

 

Niente公式ホームページ

https://reversal-niente.com/activity/

 

▼プロジェクト成立後のやむを得ない事象について

プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情(緊急事態宣言などのパンデミック影響を含む)によりイベントを開催できない場合はオンライン居場所活動(代替使途)に使用します。

 

当団体は2025年以降の展望として、オンラインを活用した居場所運営を掲げています。具体的にはメタバースを活用しながら交流会を開催したり、メタバース空間内での共同創作活動を計画しています。

 

コロナウイルスの影響もあり、元々メタバース居場所の構想はありました。現在はリアルの居場所活動を優先しておりますが、上記のようなやむを得ない事象が発生した場合は、オンライン居場所活動に資金を配分します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
山川 豊揚(Niente)
プロジェクト実施完了日:
2025年4月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

このプロジェクトは、「ひきこもり経験者が、現在ひきこもりに悩む当事者に居場所を提供し、生きる気力を取り戻す」ことを目的にしています。 そのためには居場所活動の目的や内容を、当事者自身に直接届ける必要があります。過去の活動から、親に勧められ参加した居は参加動機が低く継続率が低いということがわかりました。自室でスマホに触れている当事者に直接情報を届けるためにインターネット環境の整備が必要です。 総額23万円を以下のように配分します。 ▪️団体運営費(2024年4月〜2025年3月):19万9千円 (内訳) ①居場所活動とひきこもり啓蒙活動運営費:8万4000円 ひきこもり当事者及び支援者への継続的なサポート実施に関わる経費。会場レンタル、交通費支援、食材購入、電話相談対応費用などが含まれます。 ②広報活動・マーケティング費:11万5000円 (当団体の認知度向上とプロジェクト情報の拡散に必要な広報資材、SNS運営、イベント運営費、広告費用など。) ▪️手数料・消費税:3万360円

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差異は、助成金や自己資金で補う予定です。

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プロフィール

Nienteはひきこもり経験者が運営する支援団体。設立者はひきこもり経験をいかしてフリースクール講師として活動し、自分が1番働きやすい会社を作るために起業。趣味の園芸やコーヒーを生かしたお仕事もしています。生きづらさを感じる方への居場所を毎月提供しています。

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リターン

1,000+システム利用料


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ひきこもり応援コース:1千円

●お礼のメッセージ(2024年5月末までにお送りいたします) ●Niente活動報告書 ●Niente公式ホームページにてお名前の掲載(ご希望者のみ、2024年6月頃を予定しています) ●ひきサポ特製ステッカー1枚(ひきこもり支援者としてのPR等にお使いいただけます)

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年7月

5,000+システム利用料


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ひきこもり応援コース:5千円

●お礼のメッセージ(2024年5月末までにお送りいたします) ●Niente活動報告書 ●Niente公式ホームページにてお名前の掲載(ご希望者のみ、2024年6月頃を予定しています) ●ひきサポ特製ステッカー1枚(ひきこもり支援者としてのPR等にお使いいただけます)

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年7月

10,000+システム利用料


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ひきこもり応援コース:1万円コース

●お礼のメッセージ(2024年5月末までにお送りいたします) ●Niente活動報告書 ●Niente公式ホームページにてお名前の掲載(ご希望者のみ、2024年6月頃を予定しています) ●ひきサポ特製ステッカー1枚(ひきこもり支援者としてのPR等にお使いいただけます)

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年7月

30,000+システム利用料


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ひきこもり応援:3万円コース

●お礼のメッセージ(2024年5月末までにお送りいたします) ●Niente活動報告書 ●Niente公式ホームページにてお名前の掲載(ご希望者のみ、2024年6月頃を予定しています) ●ひきサポ特製ステッカー1枚(ひきこもり支援者としてのPR等にお使いいただけます)

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年7月

プロフィール

Nienteはひきこもり経験者が運営する支援団体。設立者はひきこもり経験をいかしてフリースクール講師として活動し、自分が1番働きやすい会社を作るために起業。趣味の園芸やコーヒーを生かしたお仕事もしています。生きづらさを感じる方への居場所を毎月提供しています。

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