ご支援有難うございました。<Carat(カラット)開催報告>
【がんと共に生きる~暮らし応援フェスタ~Carat開催報告~】
9月10日(日)12:30の開場と同時に多くのご来場者に訪れていただきました。
「がんと共に生きる」というテーマは身近な課題として認識されているという
印象を強く持ちました。また、会場には地元ケーブルテレビ局、新聞記者の方等
メディアも高い関心を持ってご来場いただきました。
13:00の開演直前に、小谷野狭山市長がご公務のお忙しい中、サプライズでご来場
下さいました。小谷野市長が皆さまの前でお話し下さったのは、「自分の身近にも
がんに罹患された方がいらっしゃって、何と声をおかけしたら良いか迷われたことや
残念ながらご逝去されてしまわれた事に今もなお心残りがあり、ご自身もがん治療や
検診の重要性を十分に感じられており、行政としてもこの課題に積極的に取り組んで
いきたいという姿勢をお示し下さいました。
私もこの想いに少しでも寄与出来る様、これからも「がんとの共生」について
積極的に活動していきたいと考えております。
そして、早速第一部のご登壇者、埼玉石心会病院の児玉医師によるご講演が始まりました。児玉先生は乳腺腫瘍科の医師で、私の主治医でいらっしゃいます。先生に初めてお会いしてから既に10年の歳月が流れました。児玉先生はご自身のご友人が乳がんに罹患され、ご自身が主治医として治療に向き合うべきかを悩んだ時期があったことを告白されました。たとえ医師であっても当事者の立場に立てば、不安や悩みは同じように心の動揺を誘い、非常に苦しい時間を過ごされてきたのだろうと思いました。しかし、先生は、狭山市で乳がん患者を一人でも救うために来たのだと思い起こされ、見事、ご友人を救われました。とても感動的なお話しを聞かせていただきました。
続く第2講演は現役保健師の島野さんにご登壇いただきました。島野さんは娘のママ友で、乳ガンの罹患経験をお持ちでした。病にも屈せずお仕事を両立してこられた人生の歩みが私と重なる部分があり、治療と就労の両立にどのような想いで臨まれてきたのかを
お話しいただくことにしました。両立には周囲の協力や理解もさることながら、何よりご本人の強い意志が必要です。穏やかでにこやかな表情からは計り知れない様々な障壁を乗り越えて来られたであろうことは容易に推察できました。彼女の強さ、しなやかさが多くの罹患者にとっても必ず励みとなることでしょう。
続いてご登壇いただいたのは、朝日航洋株式会社人事部の山口様です。朝日航洋株式会社様は私傷病に直面した社員が治療と両立するためにどんな支援を必要としているのかをガイドラインに纏めた上で、全社員に配布をしています。適切かつ的確な情報共有により、
お仕着せでないサポートとはどのようなものか、より具体的な内容を開示いただくことで多くの企業にとって学びの多い内容となりました。
第一部の最期に、現在STAGEⅣである私の考える「がんとの共生」についてお話しする機会を頂戴しました。再発が解ったのは4年前。一通りのガン治療の王道と呼ばれる治療を終えて、まさにこれから治療と就労の両立支援のための活動を強化していこうとした矢先に右脇リンパ節への遠隔転移、左右大腿骨、仙骨への転移が確認されました。初発の検査でリンパ節転移が9つ摘出したリンパ節全てからガン組織が見つかっていたことから、「いずれこのような日は来るだろう」と思っていただけに不思議と冷静に受け止めることが出来ました。ただ、「やり残した事は何だろうか」と熟慮していた時に「長時間着用出来るスーツに似合うケア帽子」の開発・販売を先送りしていたことを思い出します。
「村田さん、好きな仕事を是非続けて下さい。私がバンザイしてゴールテープを切るその日まで伴走しますから」緩和ケアの主治医の言葉で私は奮い立ちました。
人生は一度きり。精一杯、自分が成し遂げたい夢に向かって努力を続けようと決めました。
第二部では美容ジャーナリストの山崎多賀子さんをお招きして、
アピアランスケアに着目したご登壇の後、実際にメイクアップの実演をお願いしました。
「メイクは目の錯覚を利用すれば良いのよ」と、とても楽しくそして肩肘張らずにナチュラルにメイクを楽しむ姿勢を教えて下さったと思います。
もっともっとお話を聴いていたかった~という声も多く聞かれました。
【ご支援有難うございました】
今回皆さまからご支援いただいた支援金は、下記の通り充当させていただきました。
【リターンの発送状況について】
リターンにつきましては、準備が整い次第順次発送を進めて参ります。
到着まで今しばらくお待ちくださいませ。
発送完了予定日は11月30日です。
【イベント掲載について】
広報狭山10月号に掲載されました。
【今後について】
11月にはSDGsイベントへの出展を控えております。今後も温かい
ご支援のほど、引き続き宜しくお願い申し上げます。
株式会社TaoCorporation 代表 村田 里依