
寄付総額
目標金額 2,000,000円
- 寄付者
- 165人
- 募集終了日
- 2016年7月31日
クラウドファンディングは第二目標300万円へ!強化は鍛錬期へ
陸上競技部コーチ・男子駅伝監督の弘山です。本クラウドファンディングの第一目標(第1区)の金額が達成されました。スタート当初は、「まったく集まらないかも」と不安に思っていましたが、(私の予想をはるかに上回る)多くの方々からたくさんのご支援を賜り、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。第2区に襷が繋がりましたので、第二目標の金額が表示されています。引き続きご支援をよろしくお願い申し上げます。
そして、お送りいただくのは寄附にとどまりません。心のこもった応援メッセージもたくさん寄せられています。学生たちも自分たちの応援団が結成されつつあるように感じ、たいへん心強く思うと同時に、とても励みになっているようです。「長距離チームつくば」の一員として、さらには、学生たちの伴走者として茨の道を共に歩んでいっていただければ幸いです。
その「茨の道」を通っていくにあたり、最初の準備として、(勝谷と才記の新着情報の投稿にも書かれていますが)予選会までに必ず達成しようと掲げた目標があります。「チーム内上位10人の5000m平均タイムを14分20秒以内にする」です。7月17日に行われた六大学対抗陸上競技選手権で、春シーズンの大会は、ほぼ終了しました。
現在は、上位10人の5000m平均タイムは14分31秒で、昨年から10秒速くなってはいますが、まだまだ足りません。予選会までにあと12秒ほど速い14分20秒以内にしないといけません。なぜ14分20秒なのか? それは秘密です(笑)。
さて、春シーズンが終了し、いよいよ鍛錬期に突入。昨日から20人弱での合宿が始まりました。夏休みに入った体育専門学群と医学群の学生、他の学群では授業がない上級生たちがメンバーです(チームの約半分は、8月初旬まで授業があるために、参加することができない)。福島の甲子高原に来ているのですが、起伏の激しいコースで走ったり歩いたりしながらの「脚作り」とサーキットトレーニングでの「身体作り」から始めています。
つくば市は平坦な地区でフラットな練習コースが多いので、起伏のあるコースは、学生にとっては、キツく感じるはずです。生憎の雨ですが、本日の日中は山道を歩きに出かけました。合宿シーズンを前に、旅館組合の方々がクロカンコースや山道を整備してくれたようです。多くの支えに感謝しながら、故障しない身体を作りつつ、走り込む量を増やしていきます。全員が故障することなく進んでいくことが「チームが箱根駅伝に近づくために最も必要なこと」だと思っています。
昨年は、何らかの種目で自己新記録を出した者は全体の92%に達しましたが、100%に足りない8%は故障が多い選手が該当します。私が大学に着任した当初は弱いチームでしたから、90%超の数字は当たり前。私は、100%を目指していましたので、この数字でも不満です。
故障者が増えると、100%からどんどん遠のいていくことになります。故障者を減らして、自己新記録率100%を毎年達成していくことでしか、筑波大学が箱根駅伝に近づく方法はないと思っています。
事実上は「今年度が勝負の始まり」と私は思っています。「ある程度強くなったチームをさらに引き上げることが出来るか?」そこに指導者としての資質が問われるわけですから。自己新記録達成率100%を目標にしながら、上位層を14分20秒平均以内にできるかを今年度のポイントに置いています。(自己新率100%は、故障者ゼロを意味します)しかし、障害があります。
そのためにクラウドファンディングで支援をお願いしているのです。学生たちは頑張っています。しかし、サポート体制が貧弱です。過密な授業と厳しい練習で疲れきって帰った後に、自炊や外食による食事。自炊すれば、さらに時間が奪われますし、食事のタイミングも遅くなります。外食は、お金もかかるし栄養のバランスも悪くなります。こんな食生活で、トレーニング効果を獲得することは、ほぼ無理と言っていいでしょう。
また、練習量が増えているのに、ソールが磨り減り穴の開いたシューズやソックスを履き続けています。トレーニングすればするほど、故障(スポーツ障害)を誘発しているようなものです。
それがわかっていながら対策を立てないわけにはいきませんので、今年の4月から管理栄養士さんたちで構成されるサポートチームを立ち上げ、大学の栄養学研究室の協力を得ながら、まずは週3日間の食事の提供を始めました。栄養指導を受けながら、残りの日も食事当番制にして学生たちで自炊して全員で食べるようにしています。
これらの費用を全て学生たちの負担金で賄っています。栄養サポート費用、シューズ購入費用、強化合宿費用、スポーツケア費用などで出費はかさむ一方。金銭的に苦しい学生は、バイトをしないとやっていけないという事態にもなっています。それでは本末転倒。結局は、疲れてトレーニングの成果は期待できません。第二目標がクリアされると、そういった事態を招かなくて済みます。
今現在、部員数が多くないので、とにかく故障が怖いです。サポート体制を充実させることができれば、トレーニングを手加減する必要がなくなりますし、勉強に費やす時間も確保できます。故障を恐れながら練習をして、勝負できるはずがありません。
学生たちが頑張るほどに強くなるためのサポート体制を築くことも私の役目です。皆様のお力添えを何卒よろしくお願い致します。
ギフト
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