プロジェクト概要

キャンプを通して学ぶ機会を、児童養護施設の子どもたちにも

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。私ども、アルプス子ども会は、1975年発足以来、44年の歴史を持つ野外教育専門団体です。自然豊かな長野県駒ヶ根市を拠点に、春・夏・冬の休みを中心に、小中学生を対象にした、アウトドアキャンプを主催しています。これまでに、延べ12万名の子ども・家族が、ご参加くださいました。

 

今回のプロジェクトでは、野外体験などの機会が限られている児童養護施設の子どもたちを、サマーキャンプへ招待したいと考えています。これまでに参加してくれた子どもたち同様、野外での学びの機会、「生きる力」を育む体験をしてもらうため、皆さんのお力をお借りできれば幸いです。

 

キャンプファイヤーと一緒に囲む子どもたち

 

支え合う関係=生きる力

そんな体験を、より多くの子どもたちに届けたい。

 

我々が実施しているプログラムは、年長者の命令や指示に従わせるような指導ではなく、対等な子ども同士のつながりを最重視し、オリジナルソング・レクリエーションなどの創作活動や中高大学生リーダーの長期育成も活発に行っていることが大きな特長です。 

 

地域や学校に託しきれない仲間関係を補うために、また、親離れ子離れの場や、共働き家庭の長期休み対策としても、当会の活動が重要な役割を担ってきました。

 

活動の中で、私たちがこの10年間掲げてきたのが、「一人の例外もなく支え守り合う関係」というスローガンです。

 

 

「自己責任」という言葉とは真っ向から対立するこの理念は、会に参加する誰もが、困ったことや苦手なことがあった時に、必ず誰かに支えてもらえる環境を作るところから始まります。気軽にいつでも助けを求めることができ、困難は仲間と一緒に乗り越えることができるという安心感は、子どもたちがのびやかに、生き生きと遊ぶ姿を生みだします。

 

同時に、自分もまた、誰かに手を差しのべることができるという自信や、仲間の役に立ったという実感が、子どもの力をさらに引き出し、輝かせるのです。そしてそれは、行動がゆっくりだったり、意地悪だったり、うまく意見が言えなかったりして、集団から排除されがちな弱い立場の子も含めた「一人の例外もなく」でなくては、価値がありません。

 

「ひとに迷惑をかけないように」ではなく、「困った時はお互いさま」「迷惑はかけ合おう」というのが、私たちの考え方です。誰にも頼らず、一人で何でもできるオールマイティーな能力を持たずとも、得意なことや特性、知恵を集めて問題を解決できる力こそが、本質的な「生きる力」だと言えるのではないでしょうか。

 

しかし、私たちの社会には、そういった非日常の仲間体験を得る機会が、あらかじめ奪われている子どもたちがいます。「一人の例外もなく」をスローガンに掲げる私たちは、この現状に目を背けてはいけない、そう思うようになりました。

 

より多くの子どもたちに、機会を広げるため、児童養護施設で暮らす子どもたちへ、これまでの活動の中で培ってきた豊富な経験と知識をもとにして、夏のキャンプ体験を届けたいというのが、このプロジェクトの思いです。

 

 

ー実施プログラム詳細ー

 

いただいた支援をもとにして、小中学生を対象にした夏の五日間のキャンプに、地元伊那谷の養護施設で暮らす子どもたちを招待します。全国から集まる大勢の仲間たちと、自然豊かな環境の中で、テント泊やキャンプファイヤー、川遊びにハイキングなど、夢中に本気で楽しく遊びつくすプログラムです。

 

今回のプロジェクトで招待する施設は「児童養護施設 たかずやの里」(長野県伊那市)の子どもたちです。

 

場所:長野県駒ヶ根市東伊那6374-2 しぶき荘

実施期間:2018年7月末〜8月中 のうちの5日間

招待人数:最低8人予定 ※最終的なご支援額によって増える可能性があります

 

養護施設の子どもたちにかぎらず、保護者や大人の目から離れたこの特別な場所で、笑ったこと、泣いたこと、けんかして仲直りしたこと、自分が誰かの役に立てたこと、仲間と力を合わせて何かを作り上げたこと、みんなで歌った日々のことは、単なる夢世界の刹那的体験に止まらずに、日常生活を楽しく過ごすための力になり得るのではないでしょうか。

 

 

●メインステージ

中央アルプスと南アルプスの山脈に挟まれた、信州伊那谷中央部の駒ヶ根市が主会場。豊かな自然に恵まれた宿泊施設やキャンプ場、広場などの専用施設をいくつも持っています。

●スタッフ

子どもの頃から参加してきた中高生の長期育成システムを軸に、若さあふれる学生・社会人と経験豊かな専任職員が運営しています。ゆかいな「あだ名」で呼び合うなど、風通しのよい集団づくりを心がけています。

●セイフティー

宿舎から車で3分の位置に診療所、同10分に救命救急センターを擁する総合病院があり、万一の際に備えています。避難誘導や消火活動、心肺蘇生法、過去事例検証などのスタッフ研修も年間を通じて実施。

 

 

夏のひと時が次の挑戦への原動力になる。

子どもたちの"未来を切り開く力"を育てる活動を継続していきたい。

 

私たちは、40年以上にわたる活動の中で、子どもたちの力に何度も驚かされてきました。子どもは元々、大人の漠然とした想像以上に大きなエネルギーを秘め、何にでもなれる長い伸びしろを持った存在だということを実感しています。

 

そしてその力は、異質な他者との対等な関わりの中でこそ、引き出されて真価を発揮します。迷惑をかけたりかけられたり、思いきり笑ったり、泣いたりする、本気の遊びや生活体験を通じて、子どもの真の「生きる力」を引き出す場であると自負しています。

 

子どもたちの大きな成長過程において、短い夏の一時の経験は些細なことかもしれません。しかしここで得たことが、いつしか日常生活で芽となり花咲くのではないかと、私たちは期待しています。こんなことができた、あんな仲間もできた、新しい自分を発見した、そういった自信は、たとえそれが日常に帰って表面上は長続きしなかったとしても、新しい「次の挑戦」のための原動力になるのではないでしょうか。

 

また自分たちの置かれている状況を変えることができた、という経験をした子どもは、世界は一つずつ変えられるという気持ちをどこかに持っていられるはずです。問題はやり過ごすのではなく、解決できるものだという経験は、将来を切り開く力になるのではないでしょうか。

 

 

私たちはこの活動を一時のもので終わらせることなく、リーダーシップを発揮して積極的に社会を巻き込みながら、継続していきたいと考えています。

 

このプロジェクトを通して、少子高齢化社会における子どもの健やかな育ちや、それに必要な遊びと生活を行う場作りに、少しでも関心を持ち、アクションを起こす方を増やすことも、大きな目的の一つです。それが、子どもと関わる活動を43年にわたって続けてきた私たちの、社会的な責任だと考えています。

 

ぜひこの活動を皆様の力で支えていただけないでしょうか。ご支援、応援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

これまでの活動はこちらから

アルプス子ども会HP
 


最新の新着情報

このプロジェクトを支援する
(※ログインが必要です)