児童養護施設の子どもたちに夏のキャンプ体験を届けたい

このたび、たくさんのご支援をいただき、目標を大きく超える額に到達することができました。
かつてお子さんをご参加させてくださっていたご家庭から、かつてご自身が参加なさっていた方、現在お子さんがご参加なさっているご家庭、そして今回のプロジェクトを通して当会を知ってくださった方、と実に多様な方々から、ご支援と温かいメッセージをちょうだい致しました。
虐待や子育てへの周囲の不理解、社会的支援の少なさ、学校教育の問題など、子どもの育ちを取りまく様々な課題は山積していますが、一方で、これだけ多くの方の温かい眼差しを感じることができ、励まされる思いです。
「一人の例外もなく」とスローガンを掲げておきながら、仲間体験を得る機会を奪われている子どもたちがいることに目を背けてよいのかという動機からスタートしたプロジェクトでしたが、思いがけず、会の社会的責務と価値を再認識する機会となりました。
深く御礼申し上げます。
現在は、夏の参加について施設との具体的な調整を進めているところです。初めてのことで手探りだらけですが、参加する全ての子どもたちに最高の夏休みを提供できるよう、準備を重ねて参ります。

　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　アルプス子ども会　代表　桜井　翠