世界自然遺産のまち知床の芸術祭「葦の芸術原野祭」をご支援ください!

支援総額

1,531,000

目標金額 1,300,000円

支援者
151人
募集終了日
2024年9月1日

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2024年09月24日 01:35

あしげいと『語り継ぐ女の歴史』

こんにちは、小泉柊介です!

 

あしげいで出会った方々との縁もあって斜里町地域おこし協力隊として去年の8月に移住してきて、今年あしげい2024の実行委として参加しました。*以前の活動報告を読んだら多少はわかるかもしれません(わからないかもしれません)

 

あしげいでは捉えられないほどたくさんの企画が動いていたので正直いっていまだに全く振り返りきれない部分が多分にありますが、関わってくださった方々、また会期中クラウドファンディングで遠方からご支援いただいた方々にはほんとうにありがとうございました。

 

さて、あしげいという芸術祭に大きな影響を与えている冊子があります。それは『語り継ぐ女の歴史』という聞き書き集です。全部で6巻あるこの冊子は、1989〜2001年にかけて「斜里女性史をつくる会」の会員の方々が明治・大正生まれの斜里の女性152人の人生を聞き取りして書き起こしたものです。

 

斜里女性史をつくる会発行『語り継ぐ女の歴史』(第1~6巻)(1989~2001)

 

 

あしげいのはじまった2021年、当時斜里にいた文化人類学を専攻する大学院生の加賀田さんとバストリオを主宰する演出家の今野さんは、この冊子を生かした企画を何か作れないかと動いていました。それが2022年に旧役場庁舎(=旧図書館)の館内放送を使った「あしげいラジオ」で斜里の朗読サークル気のいいアヒルのメンバーのみなさんに朗読をしてもらうという形に昇華しました。ずっと前から繰り返しこの冊子を朗読していた深みのあるその声は、会場にいる人々へと届けられました。

 

2022年あしげいの開催初日、まだ大学生だった自分はその朗読に感動したことをよく覚えています。企画を温めていた今野さんとはその初日の終わりにはじめて話したのですが、興奮気味でその感動を共有できたことがとにかく嬉しかったです。

 

語り継ぐ女の歴史の朗読をする気のいいアヒル代表の渡辺悦子さん

(あしげいラジオの収録スタジオは2階のおはなしサンルームでした)

 

 

2024年の今年この土地にやってきた自分も加わり、さらにもっと多くのまちのひとと一緒にこの冊子を朗読する発表会をしたいと企画が動き、斜里の公民館ゆめホール知床の会議室1で参加者10名を募ったところ、11~81歳までの11名の方々が集まってくださいました。

 

 

 

手探り状態でどういった形になるかまったくわからなかったのですが、今野さんと話しあって悩みながらも決めていきました。152人もの人生がある中で読むものを決めるのは至難の業でしたが、最終的には今まで気のいいアヒルのみなさんに朗読していただいたものを扱うことにしました。それは斜里女性史をつくる会の会員だった畔木節子さんから聞き取り当時のことをお聴きできたことも大きかったです。

 

聞き取り当時の畔木節子さん(左)

本番当日に配ったパンフレットのおもて面

 

 

たくさんの力を借りて当日の本番は無事盛況に終わりました。終わってから参加者各々から感想を聞いたのですが、気のいいアヒルで今まで朗読をしていた悦子さんが自分以外の人たちの声でこの冊子が読まれるのを聴けて新鮮だったとおっしゃっていたこと。そして参加者最年少の女の子が内容は難しくてまだよくわからないけどすごい本なのかもしれないと思えるようになったと言ってくれました。

 

発表会の様子

 

参加者のみなさんとの集合写真

 

技術の急速な発達で「生きるということ」に対する意識が世代間で大きく異なっているこの時代に、この土地で生きていた女性たちの人生の聞き書き集が今を生きるひとの声を通して少しでも遠くに届いてほしい。それができるかもしれないと今回思わせてもらいました。それにその女の子は後日会ったときに次はいつやるの?と聞いてくれて、また第2回、第3回と続けていこうという気持ちがより強くなりました。

 

また返礼品としてこの発表会を録音したCDの準備を進めています。この返礼品でご支援してくださった方々はどうぞ楽しみに待っていていただけたら。

 

今年もあしげいをありがとうございました。

また来年のあしげいでお会いしましょう!小泉柊介でした。

 

 

(photo : 川村 喜一)

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あしげい応援コース2

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