昨年はアジール・フロッタン再生のためのご支援をいただき感謝申し上げます。

 

2月に入り、クラウドファンディングの支援をいただいたみなさんへの返礼品の発送準備をしているところでした。再生事業主5人の1人であるパリのカンタル・デュパールさんからも、先週には添付の感謝状が届いていました。

 

これらを元に返礼品発送とお礼のメールをする直前でしたが、2月10日深夜パリから驚くメールがきました。

 

アジール・フロッタンがセーヌ川の水に呑まれたという知らせでした。

送られてきた写真では、船全体が水面下に沈んでいるようでした。

 

1月より続く長雨の影響によりセーヌ川の増水がニュースとなっていました。

 

私は1月5日に桟橋設置の打ち合せもありパリに出向きましたが、増水の影響で簡単にはアジール・フロッタンには入れずハシゴで上るほどでした。

 

今月に入り、その後も増水が続き、岸との接触の危険性が高まり、対策を講じていたところだったそうです。

 

 

しかし、2月10日の正午ごろ、船が岸に座礁しないように、船と岸の間の距離を保つための固定棒を取り付けようとしたところ、この固定作業が、船に衝撃を与え、浸水を招き、そのまま内部に川の水が入って沈んでしまった、というのが実際の経緯のようです。2月12日付のル・モンド紙でもこのニュースが報じられました。フランス語ですが、以下がそのURLとなります。

 

http://www.lemonde.fr/architecture/article/2018/02/12/la-peniche-louise-catherine-une-vieille-dame-en-apnee-au-quai-d-austerlitz_5255526_1809550.html

 

 

13日に発表された事業主であるルイーズ・カトリーヌ協会とル・コルビュジエ財団による共同声明によると、セーヌ川の水位が平常時に戻れば、船の甲板部分は水から上がる見込みであり、専門家による必要な修理の調査を行われるとのことです。また修理が完了次第、内部を水を汲み出し、再浮上させるための作業を行う予定でもあります。


我々はその内容を見守り、皆様から頂いたご支援で可能な支援を行ないたいと考えています。

 

詳しい事はまだ分からないため、来週中2月23日までを目途に分かり次第新着情報でご報告させていただきます。

 

 

また、クラウドファンディングによる資金からいくつかの支援も既に実行しています。今後の対策と支援の実施内容についてはReadyfor事務局と相談の上、方針を確定したいと考えます。

 

名盤設置以外の返礼品については2月末までに発送予定です。(返礼品の発送はカンタルさんのサイン入り著書がパリから到着次第行ないます。)名盤の設置に関しましては、状況の把握が完了次第、正確なお日にちを支援者様にお伝えいたします。 

 

ご心配をおかけしますが、すこしの間、時間の猶予をお願いします。


2018年2月15日 遠藤秀平