重度障害者の施設が閉鎖に。利用者を守り27年の想いを繋ぎたい。

重度障害者の施設が閉鎖に。利用者を守り27年の想いを繋ぎたい。

支援総額

4,042,000

目標金額 3,000,000円

支援者
409人
募集終了日
2017年12月1日

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2017年11月23日 14:38

生きる力~ゆきちゃん~

あすなろのプロジェクトは、あと8日です。

 

最後まで皆様のご支援に感謝しながらみんなで気持ちを一つに頑張ります。

引き続きどうぞよろしくお願い致します。

 

寒くなりましたが子どもたちは みんな元気です。

 

*********************************************************

今日は、いつもかわいい髪留めのゆきちゃんのお話です。

 

花束を手に満面の笑み。

 

去年の4月 

施設でゆきちゃんの誕生日のお祝いをした時の笑顔です。

ゆきちゃんは、12年あすなろに通ってきています。

状態は、安定しており欠席も少なくいつも楽しそうに施設で過ごしてきました。

 

 

みんなの前で体験発表

 

去年7月

地域の方々にあすなろをもっと知って頂けたらと「施設見学会」を行いゆきちゃんのお母さんには、これまでのゆきちゃんとの体験を発表してもらいました。この施設見学会の後、風邪をひいたことからゆきちゃんは、入院になりました。

 

「ただの風邪 いつものように1週間もたてば治るはず。」

 

お母さんの想いは裏切られ肺炎の診断が下りました。

高熱 呼吸状態の低下で4日後には気管内挿管し呼吸管理となりました。

抗生剤を使用してもなかなか下がらない熱の原因を調べ真菌感染症(真菌がヒトや動物の体の障壁を越えて定着することに起因する 感染症)が疑われその治療に長い時間を費やすことになってしまいました。

 

呼吸の状態が安定しないため本人が楽になるならと家族で話し合い気管切開を決断しました。しばらくして抗真菌剤の効果も出て退院は、気管切開をしてから2カ月後。入院は、トータル4カ月もかかり季節は夏から冬に移りかわっていました。

 

「そばで見守ることしか出来ない歯がゆさ 無力な自分が情けない!」

 

お母さんは、ひたすらゆきちゃんの辛い現実と向き合い私の知る限り

一度も弱音や愚痴を口にすることはありませんでした。

ゆきちゃんもそしてお母さんにとっても苦しい4カ月間でした。

 

 

退院後2週間自宅療養し施設の通所を再開しました。

 

 

去年12月

クリスマス会が退院後初めてのあすなろとなりました。

「お帰り」みんなからたくさん声がかかりました。

 

久しぶりのあすなろはどうかな?

 

「気管切開のゆきは、あすなろに通わせてもらえますか?」

 

退院の話が出始めた頃、お母さんから言われた言葉が今でも印象に残っています。

あすなろは、確かに医療的ケアを受け入れている施設ですがその時点では気管切開の利用者は一人もいませんでした。

 

お母さんは、気管切開のケアが必要になってもゆきちゃんをまた社会参加させたいと願いあすなろに託したいと思ってくれていました。

あすなろを必要としてくれたのです。

 

施設で看護師さんによる気管切開のケア

 

お母さんの想い

「ゆきが気管切開になり施設にとって負担の大きなケアになってしまうので

私が毎日付き添ってでも娘の社会とのつながりを保ちたいと思っていました。

 

でも、退院後看護師さんには熱心に丁寧なケアをして頂き、職員さんにも入院前と同じように対応してもらえて、早い段階で娘だけの通所でも大丈夫と言われました。この柔軟な対応には驚きありがたくとても嬉しかったです。

 

今ちょうど1年経ちますが、入院前と同じように月曜から金曜まで元気に通えるようになりました。声は失いましたが、娘の喜怒哀楽の表情をよく見るようになりその変化を楽しめる毎日を過ごせることが幸せです。」

 

 

今年のお誕生会のゆきちゃん 穏やかな笑顔です。
 
ゆきちゃんが決して特別なわけではありません。
重い障害があると些細な体調の崩れから深刻な状況になる場合があります。
それがあすなろの利用者でありそのまま施設としての弱い部分になるのかもしれません。
 
医療として認められる範囲 福祉の制度 福祉施設の規定は、社会生活において当然大事な決まり事です。
 
ただそれがすべてだとは思えないのです。
 
医療的ケアがある場合、従来は安全性の面から集団生活をするのは困難との認識が強くありましたが今は、在宅療養よりも社会参加をすることで多くの人と関わり
活気のある生活をすることが生きる活力になると考えられるようになっています。
 
医療と言う枠の中にいる事だけが命や生きる力をつなぐものではないし
福祉施設として定められた規定には収まり切らないそして、
規定に当てはまらない「人たち」「状況」が存在することも確かです。
 
それぞれの立場と見解を持ち寄っていろんな角度から考え歩み寄って
何が必要かを見極めていけたらいいのにと思います。
 
ゆきちゃん 笑いすぎです。

 

ゆきちゃんは、辛い体験をしました。

そんな状況になってもゆきちゃんは、しっかりと自分の大事な居場所に戻ってきました。
これは、ゆきちゃんがこれまで重い障害を持ちながらも社会参加をしてきた中で自然に培われた生活のリズムや日々を楽しく過ごす喜び
そして多くの方に支えられている事 そのすべてがゆきちゃんの生きる力となったからではないでしょうか。

 

 

ゆきちゃんとお母さんとあすなろと・・・・

最後に 

ゆきちゃんは、4カ月の入院と気管切開の手術を経て1年後には、それまでと変わらず元気にあすなろの施設で日常を送ることができています。

 

施設の看護師さんと職員さんの熱心な取り組みと努力

ゆきちゃんの生きる力

 

そしてなによりも 

「このお母さんだったからこそ」と私は思います。

リターン

3,000


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あすなろより感謝のメールをお送りします。

感謝の気持ちとあすなろの施設の今後の状況報告をメールでお知らせさせて頂きます。

支援者
235人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年1月

10,000


あすなろ機関紙・オリジナルポストカードを送らせて頂きます。

あすなろ機関紙・オリジナルポストカードを送らせて頂きます。

あすなろ機関紙を1年間(年三回発行)お送りします。
第一回発行は、2018年2月を予定しています。

*機関紙にてあすなろの施設の今後の状況報告をさせて頂きます。
*機関紙にご支援者様のお名前を掲載させて頂きます。


あすなろオリジナルポストカード1枚 
*2018年2月機関紙と一緒に発送予定です。

支援者
146人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年2月

30,000


あすなろ機関紙・オリジナルポストカードを送らせて頂きます。

あすなろ機関紙・オリジナルポストカードを送らせて頂きます。

あすなろ機関紙を1年間(年三回発行)お送りします。
第一回発行は、2018年2月を予定しています。

*機関紙にてあすなろの施設の今後の状況報告をさせて頂きます。
*機関紙にご支援者様のお名前を掲載させて頂きます。


あすなろオリジナルポストカード3枚 
*2018年2月機関紙と一緒に発送予定です。

支援者
19人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年2月

50,000


あすなろ機関紙・オリジナルポストカードを送らせて頂きます。

あすなろ機関紙・オリジナルポストカードを送らせて頂きます。

あすなろ機関紙を1年間(年三回発行)お送りします。
第一回発行は、2018年2月を予定しています。

*機関紙にてあすなろの施設の今後の状況報告をさせて頂きます。
*機関紙にご支援者様のお名前を掲載させて頂きます。


あすなろオリジナルポストカード5枚 
*2018年2月機関紙と一緒に発送予定です。

支援者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年2月

100,000


あすなろ機関紙・オリジナルポストカードを送らせて頂きます。

あすなろ機関紙・オリジナルポストカードを送らせて頂きます。

あすなろ機関紙を1年間(年三回発行)お送りします。
第一回発行は、2018年2月を予定しています。

*機関紙にてあすなろの施設の今後の状況報告をさせて頂きます。
*機関紙にご支援者様のお名前を掲載させて頂きます。


あすなろオリジナルポストカード7枚 
*2018年2月機関紙と一緒に発送予定です。

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2018年2月

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