児童労働ネットワークの事務局を担当しております。NPO法人ACEの近藤と申します。これまで9名の方から17万9千円のご支援をいただきました。本当にありがとうございます。残り45日間、まだまだ道のりは遠いですが、ぜひ皆様からの温かいご支援、よろしくお願いいたします。

 

さて、本日6月16日はアフリカこどもの日です。

 

私はこれまで10回以上アフリカに行きましたが、そのたびに子どもたちの笑顔に癒されています。

 

子どもたちの笑顔にいつも癒されます

(子どもたちの笑顔にいつも癒されます)

 

そんなアフリカは、世界でもっとも人口増加率が高く、2015年のユニセフ白書ではサハラ以南アフリカ全体で2.5%と言われています(日本は-0.1%)。また人口に占める17歳以下の子どもの割合も、サハラ以南アフリカ全体では42.5%と報告されています(日本は12.7%)。

 

一方、児童労働問題は、アフリカが最も深刻でもあります。2013年の国際労働機関の報告によりますと、現在危険な労働に従事している子どもは1億6千800万人で、世界のこどもの9人に1人と言われています。しかしながらアフリカでは5人に1人が従事しているといわれ、他の地域より深刻な問題となっているのです。

 

児童労働ネットワークの参加団体であるテラルネッサンスさんは、ウガンダ、コンゴ、ブルンジで元少年兵の社会復帰を支援しており、その背景にはこれらの地区で多くの紛争が起き、少年少女が兵士として登用されていたという背景があります。少年兵の問題は、リベリアやシエラレオネの内戦などでも報告されています。また私の知人であるカメルーンのNGO関係者は、現在カメルーンでは近隣諸国(ナイジェリアやチャドなど)から連れてこられた子どもが、カメルーンで家事などを強いられていることを話してくれました。

 

(カカオ畑で働く子ども)

 

そして、児童労働ネットワークの事務局を務めるACEがかかわるカカオの児童労働問題。アメリカのチュレーン大学2015年に行った調査によると、世界第1位の生産国であるコートジボワールでは130万人の子どもが働いているといわれています。また世界第2位の生産国で、日本の消費するカカオの8割を供給するガーナでも、90万人もの子どもが働いていると報告されています。

 

ACEは2009年から、ガーナのカカオ生産地で児童労働をなくすための活動を行っており、これまで454の子どもが児童労働をやめ、学校に通うようになりました。しかしながらその数はガーナ、そしてアフリカ全体の児童労働者の数に比べたら本当にわずかに過ぎません。

 

(レッドカードをあげるACEが支援する子どもたち)

 

だからこそ、現地で子どもたちを救う活動を行うと同時に、会議などを通じて政府や国際機関、企業などに働きかけることが大切になってきます。

 

今ガーナでは、国のカカオ産業における児童労働をなくすために、新たな国家プログラムを実施する予定です。ACEは現地のパートナーNGOとともに、このプログラムのミーティングに参加し、積極的に働きかけていく予定です。それを通じて、ガーナ全土で90万人といわれるカカオの児童労働をなくすことにつなげることを目指しています。

 

(ガーナの国家プログラムのミーティングの様子。手前が筆者)

 

そして、今年11月に、第4回児童労働世界会議が行われます。2015年に持続可能な開発目標が制定され、その中の目標8.7に2025年までにすべての児童労働をなくすことを明記しましたが、そのあとに開かれる最初の児童労働反対のための世界会議です。児童労働ネットワークはぜひこの会議に参加し、世界中の仲間とともに児童労働をなくすための新しい知恵を共有し、これからの私たちの活動に活かしていきたいとも考えています。

 

2025年までに本気で世界から児童労働をなくすためには、このように世界の人々と知識と教訓を交換しあい、それぞれに活動をより効率的で質の高いものにしなければいけません。この世界会議を通じて、ぜひそれを実現したいと思っています。

 

そのためにも、児童労働ネットワークの代表団が会議に参加する必要があります!!みなさま、どうかご協力をよろしくお願いいたします!!

新着情報一覧へ