58歳のデンマーク留学!介護・介助の現場に伝えたい!

58歳のデンマーク留学!介護・介助の現場に伝えたい!

支援総額

917,000

目標金額 850,000円

支援者
57人
募集終了日
2019年6月28日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

情報化された社会の中で"誰でも"その恩恵を得られるようにしたい

 

ページをご覧いただきありがとうございます。平井明樹夫と申します。

 

私はこれまで、静岡県西部で障害者の就労やQOL向上を目指してパソコンやIT機器の利用を促進する障害者のパソコンボランティアの活動を22年間行ってきました。

 

その中の10年間は、ボランティアで視覚障害者向けのIT教室を主宰し、現在は障害のあるなし・移動の可否にかかわらず、だれでも集えるサロンのような場を目指しています。

 

あわせて、保育施設や老人施設のWebページ制作やメンテナンスを障害者の方と連携して行ったり、地域の交流のために農園の同好会を有志で立ち上げて、メールの情報共有を利用するなど、活動を広げてきました。

 

その活動の中で、地域の高齢化が進むと同時に住民の多様化も進んでいると実感しています。考え方が違ったり、障害や病気のある方と地域で安心して暮らしてゆくために必要な「できる範囲の意識改革」を探る必要があると思うのです。

 

そこで今回、福祉先進国であり、かつ日本とは全く異なるシステムで福祉を実現しているデンマークへ留学し、福祉や制度、考え方を学び、日本の「介護・介助の現場」に伝えたいと考えています。

 

皆さまの応援・ご支援をお願いいたします。

 

 

福祉の現場で言われる「個人の尊厳を守る」という言葉。
その意味と実践を学び、日本の「介護・介助の現場」へ。

 

ーこれまでの活動

 

私はボランティア活動を始めるまで、ソフトウェア技術者として14年間メーカーに勤務していました。そして、インターネットが普及し始めた1997年、インターネット掲示板の中に、障害者のパソコン利用をサポートするボランティアが立ち上がり、それに参加しました。

 

障害のある方は、「他の人とのコミュニケーションがうまくとれない」ことが大きな問題です。そしてそれは、精神的にも大きなストレスとなってしまいます。

 

ですが、ITでそれを減らすことができるのです。障害者の方がパソコンを持つことで、さまざまな可能性を広げられる。そう感じた私は、静岡県西部地区の代表としてこの活動を続けてきました。活動を通して「生活が落ち着いた」「コミュニケーションが楽しくなった」といった言葉をいただくことがありがたく、張り合いになっています。

 

ー見えてきた「役割の変化」を認める環境が整っていない現状

 

しかし、その一方で、課題に感じていることもあります。それは、障害・病気・高齢などによって、社会的な役割が変化せざるを得なくなった時に、「役割の変化を認めない(認めることができない)」という考え方が自他ともに根強いということです

 

人間が集団で生活するものである以上、役割を果たし、それを認められることで個人が集団の中で自立すると思います。

 

ですが、「役割の変化を認めない」ために、個人が集団に居られなくなってしまうという状況が生まれてしまっていると思えてならないのです。

 

ー「役割の変化を認めない」社会で、さまざまな人たちが安心して暮らすためには?

 

2000年に介護保険がスタートしてから、老人ホームのカタログなどに「尊厳を守る」という言葉が多く見られるようになりました。

 

そして、現在では「その人らしさを保つ」といった言葉に表現が置き換わっているように思います。いずれにしても「その人を尊重して扱う」といった文脈で使われています。

 

考え方や価値観の違い、またさまざまな障害や病気をお持ちの方がいらっしゃる中で、その「個人の尊厳(その人らしく)」の本当の意味が不明瞭なのではないかと感じてきました。

 

「役割の変化を認めない」社会で、さまざまな人たちが安心して暮らすためにはどうしたらいいのか?

 

そのためには、まず「個人の尊厳(その人らしく)」の本当の意味を理解したい、そして「介護・介助の現場」に伝えることで、「役割の変化を認めない」現状への意識を変えるヒントを探りたい。

 

そのように考え、今回の留学への挑戦を決意しました。

 

障害者向けiPhone講習会の様子

 

なぜ、デンマーク留学なのか

 

このプロジェクトでは、皆様のご支援で福祉先進国であるデンマークのユトランド半島にあるフォルケホイスコーレに5ヶ月間留学します。デンマークの福祉制度は、日本とは全く異なるシステムを実現しています。

 

人口580万人(日本の22分の1)面積4万3千平方キロ(日本の7分の1)。税金が高く消費税も25%ですが、これで教育費、医療費、生活保障に充てているので、国民は生活の心配はありません。

 

高税率の経済を回すためには少ない人口で効率よく働く必要があるため、職につくために何度でも教育を無償で受け直すことができます。そして、職業(資格)によって給料が決まっています。

 

そこでデンマークの文化や思想、福祉の考え方を学びます。

 

デンマークでは、なぜそれができているのか、一方で、どのような課題があり、国民はそれにどのように向き合っているのか。それを、現地の学生や地域のボランティアを通してコミュニケーションをとるなかで、学びます。

 

ープログラム

 

デンマークの言語と文化、歴史を授業で学び、現在の体制になった背景を知ります。次に、自由時間を使って地域の中に出てボランティア活動や教会にでかけます。その中で共通する考え方やルールを学んでいきます。

 

また、(学生生活だけではなく)市民生活がどのようなものであるかも合わせて学びます。「尊厳を守る」という言葉を常に自分や周囲に問いかけながら考察を深めます。

 

ここで感じたことや考えたことは、定期的にインターネットを通して発信していきます。

 

 

年齢や障害、国籍を超えて、
さまざまな人たちが「その人らしく」暮らせる社会を目指して

 

帰国後は、地域のコミュニティやNPOに出向いて帰国報告会を開催していきます。

 

そして、「個人の尊厳を守る」ということがどのような考え方に基づくのか、どのように実践されているのか、そして、最終的に私達が少しだけ意識を変えなければならないとしたら、それはどのようなことかを伝え、考えていただく機会を作っていきたいです。

 

今、日本は高齢化に伴い、生活やご近所付き合いも変化し、外国人の方も増えていくと言われています。

 

このように、福祉の現場以外にも、さまざまな人々の増加によって地域のコミュニティは変化を迫られているのではないでしょうか?

 

この留学は、そんな時に「具体的にどうすればよいのか?」のヒントを探ることにもなると信じています。

 

年齢や障害、国籍を超えてさまざまな人たちが「その人らしく」暮らせる社会を目指して、精一杯取り組みますので、皆さまの応援・ご支援をよろしくお願いいたします。

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プロフィール

1961年 東京生まれ 1987年 ソフトウェアエンジニアとして浜松の楽器メーカーに就職。 1997年 インターネット掲示板の普及で障害者のためのパソコンボランティア活動を知り、参加。 2002年 退職し、地域でパソコンボランティア活動や、自治会活動などボランティア活動を進める。同じく、福祉施設のWebサイト開発やパソコン教室を開始。 2003年~2015年 パソコンボランティア養成のための講座及び、視覚障害者向け音声器ソフトを使ったパソコン講座を主宰。400回近い講座を企画&開催。 NPOと連携し、障害者とともにテレワークで仕事をする環境づくりを行い、10名ほどのチームでCMSをカスタマイズした大規模なサイトを開発したり、小規模なWebページの制作技術指導、技術者養成コースを開催したりした。 現在は、移動困難な方はバーチャルで、移動可能な方はリアルで集える「サポーターサロン」を主宰。

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リターン

3,000


お礼のメールをお送りします

お礼のメールをお送りします

・デンマークより、お礼のメールをお送りいたします。

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年9月

10,000


会員制ブログでの情報発信をします

会員制ブログでの情報発信をします

・デンマークより、お礼のメールをお送りいたします。
・「個人の尊厳を守る」というテーマで日々感じたこと、考えたことを会員制のブログ(及び、メール配信)で発信します。

申込数
31
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年9月

3,000


お礼のメールをお送りします

お礼のメールをお送りします

・デンマークより、お礼のメールをお送りいたします。

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年9月

10,000


会員制ブログでの情報発信をします

会員制ブログでの情報発信をします

・デンマークより、お礼のメールをお送りいたします。
・「個人の尊厳を守る」というテーマで日々感じたこと、考えたことを会員制のブログ(及び、メール配信)で発信します。

申込数
31
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年9月
1 ~ 1/ 5

プロフィール

1961年 東京生まれ 1987年 ソフトウェアエンジニアとして浜松の楽器メーカーに就職。 1997年 インターネット掲示板の普及で障害者のためのパソコンボランティア活動を知り、参加。 2002年 退職し、地域でパソコンボランティア活動や、自治会活動などボランティア活動を進める。同じく、福祉施設のWebサイト開発やパソコン教室を開始。 2003年~2015年 パソコンボランティア養成のための講座及び、視覚障害者向け音声器ソフトを使ったパソコン講座を主宰。400回近い講座を企画&開催。 NPOと連携し、障害者とともにテレワークで仕事をする環境づくりを行い、10名ほどのチームでCMSをカスタマイズした大規模なサイトを開発したり、小規模なWebページの制作技術指導、技術者養成コースを開催したりした。 現在は、移動困難な方はバーチャルで、移動可能な方はリアルで集える「サポーターサロン」を主宰。

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