初参戦の韓国プレミアは「準優勝」でシーズンを終了しました!
こんにちは!TOKYO DIME代表の岡田です。
【プレーオフ結果報告】
8/10にソウルロッテワールドタワーにて行われたプレーオフファイナルにてTOKYO DIMEは惜しくもファイナルで敗戦し、シーズン準優勝という結果にて終了いたしました!
これをもちまして韓国プレミアへの挑戦は全て終了し、本プロジェクトは無事に完了いたしました。
プレーオフの詳細な戦評はこちらに記載しておりますのでご参照ください。
(悔しさがまだ隠せない表情。。関係ないけど右のわんこ可愛かったです。)
【活動報告】
まずは、改めましてご支援頂いた皆さまに感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。
このクラウドファンディングを通じて新たに「SHIBUYAロゴ」が誕生したり、本年度の応援フラッグを作成することができたり、こうした目に見える応援の形はDIMEの選手たちにとってこの上ないモチベーションになりました。
(選手と支援者様のSNSアイコンが織り交ぜたSHIBUYAロゴ!すごく好評でした。)
韓国プレミアではレギュラーラウンド8回+プレーオフの合計9ラウンドを行いました。
DIMEグループから総勢13名の選手たちが韓国プレミアに参加し、序盤戦はプロサーキットに挑戦中のオリジナルメンバーに代わってOSAKAおよびHACHINOHEのDIIMEメンバーを中心に大会に臨み、リレーのたすきを繋ぐような形で、最後はオリジナルのTOKYOメンバーが責任を持ってプレーオフを戦いました。
(シーズン途中から応援フラッグがクラファンで作ったものに更新されました!)
優勝できればベストシナリオでしたが、そこはホームの韓国トップチームMUSSO(韓国ナショナルチーム)も譲れないものがあったと思います。
大変悔しいですが最後まで分からない熱戦を繰り広げ、FIBA大会グレード「ブラウン(レベル8)」の大会で準優勝という結果には胸を張って良いと思います。
(お前らだけの力でこの場所に来れたんじゃないぞ!と檄を入れているシーンです。)
また、日本チームとしてWILLとセカイエも韓国プレミアに参戦して見事にセミファイナルに進出。日本チームは揃ってベスト4に残り、日本の3x3のレベルの高さを韓国でも証明出来たことを誇りに思います。
両チームとも現地では一緒に行動させてもらい、試合中はバチバチの関係ですが試合後は仲良く談笑しており、とても良い関係で切磋琢磨出来たと思います。大変お世話になりました。
(名物、タピオカミルクティーをご馳走になったようです。笑)
そして、ラウンド8では海外では初となる応援ツアーも企画させて頂き、日本から11名の方にご参加頂きました。
急な会場変更により屋外での開催になってしまったにも関わらず、参加者の皆様が「3x3観戦が楽しかった、韓国に来て良かった、これからもっとDIMEを応援したい!」とおっしゃってくださったことに胸をなでおろす気持ちでした。
(3x3観戦は初めてという方も。僕が横でルール説明や選手情報の解説をしながらご観戦頂きました。)
(ちゃっかりKOREA3x3の大会運営スタッフにもDIME Tシャツをプレゼントして着てもらいました。笑)
個人賞としては、長谷川智也選手が開幕ラウンドでMVP、藤髙宗一郎選手がラウンド3でMIP、杉本天昇選手がラウンド4でMVP、ラウンド5でMIPをそれぞれ獲得し、韓国のファンの皆さんにも名前を覚えられるほど毎回大人気でした。
【韓国プレミアに参戦して得たもの】
僕なりにTOKYO DIMEおよびDIMEグループがこの韓国プレミア参入で得たものを考えてみました。
1.世界挑戦への意識向上
選手たちは、韓国の選手と対戦が出来たことは本当に楽しかったし素晴らしい経験になったと言っています。
3x3は世界に直結している競技であり、常に海外への意識を持たなくてはなりません。
この韓国プレミアを通じて、韓国プレイヤーたちの勝利へのメンタリティや強靭なフィジカル、泥臭いリバウンドやルーズボールなどを肌で体感し、チームとしても選手個人としてもその意識がより強く持てたことは大きな収穫でした。
2.選手たちのFIBAポイント獲得
韓国プレミアのFIBA大会グレードは「パープル(レベル7)」であり、ここでの戦績が個人のFIBAランキングを押し上げました。
特に岩下達郎選手、松脇圭志選手、杉本天昇選手らは韓国プレミアでの活躍によって国内ランキングがぐっと上昇しました。
オリンピックを目指す選手たちにより良い環境を提供していきたいというTOKYO DIMEのミッションを一定程度果たすことが出来たかと思います。
3.DIMEグループの絆がより強靭なものに
これは思いがけずこうなったのですが、当初予想よりもオリジナルのTOKYO DIMEメンバーがFIBAの海外プロサーキット(ワールドツアーマスターズおよびチャレンジャー)に数多く参戦することが出来ております。
そのため、出場するメンバーが不足しておりましたが、OSAKAやHACHINOHEの選手たちの力を借りることで、前半戦と中盤戦を乗り切ることが出来ました。(もともと想定していたものの、これほどたくさん出場してもらうとは思っていませんでした。)
普段は3グループ一緒に合同練習はしているものの、国内プレミアではそれぞれ別チームとして試合をするため、このようなミックスチームは単純に「ワクワクする」でしょうし、結果としてDIMEグループの絆をより深めることが出来たと思います。
ファンの皆さんにとっても、色々な組み合わせを見ることが出来て面白かったのではないでしょうか??
そして、このクラウドファンディングをきっかけにOSAKAおよびHACHINOHEの両オーナーよりお申し出があり、公式ユニフォームのパンツ前面にロゴを掲載することによってスポンサーとしてご支援金を頂きました。
また、それぞれの選手たちの遠征費を各チーム側にご負担頂きました。(誤解されがちですが、OSAKA DIMEおよびHACHINOHE DIMEはそれぞれ別個独立した法人によって経営されております。)
これには心底助かりました・・・!クラウドファンディングで資金を集めましたが、それ以外の大部分は自己負担なので。OSAKAの河野矢オーナー、HACHINOHEの杉山・八木オーナー、本当にありがとうございました。
4.DIMEを応援してくれる「輪」がより大きくなった
クラウドファンディングを始めた頃、SNS上で「お金がないからって無計画にクラウドファンディングに頼るな」とか「ファンからお金を騙し取るな」などと、とんでもない意見を浴びせてくる方がいましたが(ただし超少数派)、、、
そもそもクラウドファンディングの一番の目的は、広く多くの方にプロジェクトを知ってもらう為のものだと思います。
また、応援の輪を可視化する効果があり、応援する人もお祭りに参加する気持ちで支援してもらえますし、そもそもしっかりとリターンのある「買い物」ですから、決して寄付でもなければ押し付けでもなく、ましてや物乞いでも無いわけです・・・。なので、僕は毎年一度か数年に一度はクラウドファンディングでプロジェクトを立ち上げています。
結果的に、TOKYO DIMEの挑戦によって韓国プレミアの存在を知った方もいるでしょうし、支援してくれた方々や情報の拡散をしてくれた方々(情報拡散だけでも大きな支援です!)のおかげで単に挑戦するよりも何十倍の効果があったと思います。
そして、「DIMEの応援の輪」がより大きく広がったと確信しております!
※余談ですが公式キャラクター「ワニィ」の背番号は「02」ですが、みんなで「輪に」なって応援しよう、という意味が込められています。知っていましたか?笑
(みんな、応援ありがとにぃ〜〜!!)
今後も定期的にクラウドファンディングを活用し、TOKYO DIMEの夢を多くの皆さんと共有していきたいと思います。
5.日韓を繋ぐスポーツの素晴らしさを再認識
皆さんご存知の通り、昨今の日韓における政治的情勢があまりよくありません。
残念ながらそれによって中止となるスポーツイベントや遠征などがあったと聞く中で、今回韓国プレミアの運営本部の方々が色々な配慮をしてくださりました。
僕はこの数ヶ月の間に6回韓国を訪れましたが一切のトラブルもなく、「ニュースではよくやってるけど気にしないで」と声をかけてくれたり、実際の報道から受けるイメージとそれを見ている韓国の人たちの認識は別なんだろうなと感じました。
タクシーの運転手さんにも「カムサハムニダ!」と声をかければ、嬉しそうに「オー、アリガトウ!」と返してくれます。
また、3x3会場にいる人たちの雰囲気はバスケ愛に包まれており、韓国人ファンの方が日本チームの選手たちにサインや写真を求めるシーンもたくさん見ました。
こうした経験を通じ感じたことは、スポーツがそういった政治的な摩擦を解決する架け橋になることが出来るだろうということです。これは実際に現地で肌で感じてこなければ、分からないことだと思います。
今回たまたまこのような時期に重なってしまいましたが、こうしたスポーツのパワーを再認識出来たことも今回の参戦の収穫でした。
【収支報告】
皆さまからご支援頂いた資金は、全額を韓国プレミア遠征費のために使用させて頂きました。
不足分は自己資金およびスポンサー様からの支援金によって賄うことが出来ました。
【リターンの発送状況】
リターンにつきましては、全支援者の皆さまの元へお届け済みです。
(万が一、まだ届いていらっしゃらないという場合はメッセージにてご連絡ください。)
【今後について】
本プロジェクトの更新はこちらにて終了とさせて頂きますが、今後は日本のプレミア終盤戦、そして海外プロサーキットが残っております。韓国プレミアで得た経験を国内リーグや海外挑戦に還元する最高のタイミングだと思います。
クラウドファンディングにご支援頂いた皆さまにつきましては、今後も「渋谷から世界へ!」のスローガンのもとで世界に挑戦するTOKYO DIMEおよび選手たちを応援して頂ければ幸いです。
改めまして、この度はご支援ありがとうございました。
TOKYO DIME 代表
岡田優介 2019.8.16