介助犬・聴導犬と暮らせる人を増やす。必要な車両を買い替えたい

盲導犬と介助犬・聴導犬仕事内容は当然ですが

見た目も全く異なります

 

 

盲導犬はユーザーを誘導するために

白いハーネスを着用しているのは

お馴染みの姿だと思います

画像：日本盲導犬協会

 

このハーネスで盲導犬だよ！と周囲の人に

知らせる役割もしています

 

 

介助犬・聴導犬もスーパーや電車など

公共の場にでる時は周囲の人に

「介助犬・聴導犬」だと分かるよう

ケープ（胴着）を必ず着用します

 

 

 

当会は小さな団体のためケープは

全てお手製です

 

今日はこの8年間の介助犬・聴導犬のケープ

（仕事着）の歴史をご紹介します

 

 

 

１代目ケープ

とにかく他団体の見よう見まねで作成

 

聴導犬プリントもどこに発注すればよいか

分からず大きな工場にお願いし

縫製は私の母が担当

 

結果は生地が伸びなくて聴導犬表示が小さい

シワになりやすいなどの課題が見つかりました

 

 

 

 

2代目ケープ

アメリカの介助犬ほとんどこの形のケープを

着用しているのでそのデザインを採用

 

結果は10,000頭を超える介助犬が

活躍しているアメリカと違い

この形のケープ＝介助犬・聴導犬の

イメージがない日本では表示が小さすぎる

洋服を着せているペットと間違われる確率が増え

遠くから警備員が走ってくる回数が増える

 

犬の毛が付きにくい生地を重要視しすぎて

着用数回で生地が解れてしまうという

散々な結果となりました

 

 

 

3代目ケープ

ここで素敵なご夫婦と出逢います。

Tシャツなどをプリントしている個人店のご夫婦が

ケープのプリントを引き受けてくれました

 

私の細かい注文にも対応してくれ

協会のロゴ・介助犬・聴導犬表示が見やすい

デザインに仕上がりました

 

また同じ松山市の義肢を製作している方が

ケープの縫製をボランティアで引き受けてくださいました

 

 

なかなか評判が良かったですが

生地の耐久性を重視し過ぎて毛が付きやすい

そしてベルト部分が半年で切れてしまう課題がありました

 

 

 

4代目

伸縮性の高い生地を見つけ

表示プリントはご夫婦にお願い

縫製は3匹目聴導犬のユーザーさんが

ケープの縫製を買って出てくれました

 

 

 

完成し昨日届いたケープ達

当会の聴導犬ベル・シェリー・チャンプ。

介助犬ジュリ。訓練生のエマ・ハンナ

皆が身につける仕事着には

たくさんの人の善意と愛が

詰まって今日に至ります

 

 

早くこのケープ着た姿を

皆さんにお披露目できる日がくることを

ドッグフォーライフ一同、心待ちにしています