プロジェクト概要

 

下剤90粒を1度に飲む毎日。高校1年生から6年間続いた過食症を完治しました。

 

はじめまして。「○○ 修学旅行〜わたしだって、変われる〜」を企画・運営している、修学旅行実行委員長の野邉(のべ)まほろと申します。

私は、島根県の離島・隠岐の島で生まれ育ちました。高校の時から島を出て、進学校へ入学。部活や慣れない寮生活、難しい勉強。始めは新しい環境にワクワクしていましたが、疲れが出たのか、突然1週間にわたり原因不明の高熱に悩まされました。復帰したときには授業の内容が全く分からなくなっていて、焦りや不安から、やけ食いをするように。成長期と重なり体重は一気に増えました。

 

インターネットで「簡単」「すぐ痩せる」「ダイエット」と調べると、下剤が良いと書いてある記事を見つけました。軽い気持ちで下剤を手にし、最終的には1度に90粒を飲むように。激痛によりトイレの床で気絶をして朝を迎えることも度々ありました。

そんな日々から6年。大学4年生の夏に、私は過食症を完治しました。そして現在は社会人になり、毎日楽しく働いています。もう完治して3年経ちますが、過食も、下剤も、今日まで1度もありません。人と一緒にごはんを食べて、笑って「ごちそうさま」と言える毎日が、今の私には当たり前に訪れています。

 

 

そんな私は、今回7人のメンバーと一緒に「 ○○ 修学旅行〜わたしだって、変われる〜」という企画を実現するため、クラウドファンディングに挑戦することにしました。

 

過去の私自身と、今同じように摂食障害に悩む女の子のために。少し長くはなりますが、今回の企画に対する想いを文章にしたので、ご一読いただけると幸いです。

 

 

 

見た目では分からない。「普通の自分」と「過食症のわたし」、2つの自分を使い分ける日々に居場所はなかった。

 

「摂食障害患者」と聞いて、周りの人の顔を思い浮かべる人は少ないかもしれません。

 

ですが、かつての私のように、誰にも気づかれないところで、摂食障害であることを隠しながら生活している子たちが、実はたくさんいるんです。見た目は「普通の女の子」。自分から名乗り出なければ、一緒にご飯を食べている彼女たちが、「ご飯おいしかったね」と言い別れたあと、自分の指やフォーク、医療用のチューブを使って、食べたものを全て吐き出しているなんて、気づかないと思います。

この3年間、100人弱の摂食障害の女の子たちに直接会い、毎日全国各地の摂食障害の女の子たちとSNSを通して連絡をとり続けてきました。ほとんどの子が、学級委員長をしていたり、ダンスをしていたり、モデルをしていたり。今日も「普通の女の子」として過ごしている子たちばかりです。

髪の毛は綺麗に染められていて、お化粧もしている。instagramだって、綺麗に並べられた食事の様子がたくさん並んでいます。でも見えないところでは、家に帰って一人で嘔吐したり、下剤を飲んでいるんです。

 

友人や家族には、この苦しさを共感してもらえないと勝手に決めつけて、自分一人で殻に閉じこもって。同じ悩みをもつはずの「摂食障害患者」にお会いしても、なんだか違うと思ってしまう。誰にも相談できず、いつも一人で大量に過食し、一人で泣き、先の見えない現実に、ただただ、絶望する毎日。摂食障害だった当時の私も、どこにも居場所を感じることができませんでした。

 

 

過去はやり直せない。だけど、「普通に食べる」ができない私たちが失ったものを「修学旅行」という形で取り返したい。

 

高校生の頃の私がいつも思っていた、「同じように、摂食障害で悩みながらも、前向きに頑張っている同世代の子に会いたい」という願い。今回、この企画を通じて当時の私が欲しかった「友達」に、私がなろうと考えました。それが、「○○ 修学旅行〜わたしだって、変われる〜」です。

 

修学旅行企画を行う さる小 

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実施時期:2018年10月7日(日)〜8日(月)

会場  :泊まれる学校 さる小 

参加者 :摂食障害の当事者及び完治者の女性50名


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◆ 修学旅行に込めた想い。

 

一見「摂食障害」と聞くと、「食べること」だけが難しくなる病気だと認識されます。ですが、「食べる」ができないと、人との関わりさえ遠ざけてしまいます。

 

例えば女の子同士で遊びにいく際も、カフェに行ったり、旅行をしたり、必ずそこに「食べる」は付きまとってきます。摂食障害のときは、食事にいっても体重ばかりに集中して楽しむことができませんし、食事をすると、結果的に吐いたり下剤を飲むことになります。そのため、徐々に人と会うことを避け、孤立していきます。そんな彼女たちに、友達と一緒に食べたり遊んだりする楽しみ、ワクワク・どきどきを思い出してほしい。

 

そう思った時に、どんなイベントがいいのかとても悩みました。ただ、当時の私が来たいと思えるのは、「摂食障害患者」であることをできるだけ意識せずに、「同世代の女の子と同じ悩みについて話せる空間」でした。

 

そこで考えついたのが、今回の「修学旅行」です。料理教室や食事会ではなく旅行にすることで、「食べる」に集中しなくてもいい空間にする。1泊2日という時間の中でゆっくり友達になってもらい、夜寝る前に「悩みのひとつ」として摂食障害について相談しあう。そういうイベントにしたいという思いから修学旅行を企画しました。

 

◆ クラウドファンディングに挑戦する意味。

 

今回は、その修学旅行の運営費をクラウドファンディングで集めます。

 

私自身、島根という場所で摂食障害を経験したからこそ、地方の女の子たちに今回の機会を届けたい気持ちがとても強いです。医療機関も少なく、自助グループ(当事者同士が集まる会)も多くはありません。何より、周りに同じ病気の子が少ないからこそ、自分が摂食障害だと気づかない子や、周りに相談できない子も多くいます。私自身もそうでした。

 

同じように苦しんでいる地方の女の子たちが少しでも来やすいように、支援金は交通費負担にも一部使わせていただきます。

 

また、今回参加してくださる女の子の多くが、両親や友人にも摂食障害であることを言えず、一人で抱え込んでいます。今回、みなさんから支援をいただく際のコメント欄には、女の子に向けたメッセージを書いていただこうと思っています。

 

当日修学旅行のしおりなどにみなさんからいただいたコメントを記載し、彼女たちに届けたいと思っています。応援してくれる人の多さを伝えることで、修学旅行が終わってから、周りの人たちへ相談できる一歩を踏み出すきっかけを作りたいです。

 

 

治療方法は教えられない。だけど、同じ悩みを抱える友達と一緒に少しだけ前に踏み出す勇気を届けたい。

 

この修学旅行では、摂食障害のワークショップや、講演会は一切しません。キャンプファイヤー、運動会、温泉。朝はヨガをして、メイクもします。

今回のイベントは、治療をするためのイベントではありません。私たちが目指すのは、ただただ、楽しい修学旅行です。

 

私たち摂食障害に苦しむ女の子たちは、摂食障害になったことで、たくさんのものを失ってきました。諦めたものもたっくさんあります。「体重」「体型」に囚われてきたせいで、見えなくなったものだって、本当はたくさんあるんです。

 

だからこの日だけは、「摂食障害」を自分から脱ぎ捨てて、全力で「女の子としての自分」を友達と一緒に楽しんでほしい。そして、「友達と遊ぶのってこんなに楽しかったんだ」「私ってこんなに笑うんだ」という、忘れてしまった気持ちを思い出して欲しいと思っています。

 

3年前にも、わたしは摂食障害の子を集めた「女子会」を開催しました。コンセプトは、「お気に入りの服をきて、世界で一番イケてる女子会をしよう」。


イベントの参加が確定した女の子たちのSNSの内容は、日に日に変わっていきました。イベントに向けて新しい服を買った。ネイルをした。マッサージにいった。今まで、嘔吐の報告や過食の嘆きに使われていたタイムラインが、自分自身を楽しむ彼女たちのキラキラとした投稿で埋め尽くされました。


今まで体重や体型に囚われ、痩せることでしか自分を好きになれない、自信がもてないと思っていた子たちに、新しい「自分の楽しみ方」「好きなこと」「自信のつくり方」を見つけてもらうきっかけにもなってほしいです。

 

 

今回修学旅行の告知をしたところ、摂食障害で悩む女の子たちから、本当に多くの声をいただきました。

 

「もう治らないんじゃないかと諦めていた。だけどやっぱり諦めたくないから、もう一度頑張るきっかけがほしい。けじめの修学旅行にしたい。」

「摂食障害のことが頭から離れなくて、学校のイベントはどれも楽しめなかった。今回はおもいっきり楽しみたい。」

「人と食べることが難しくて修学旅行に行けなかった。もう一度修学旅行があればとずっと思っていた。修学旅行にリベンジしたい。」

 

そんな声から、修学旅行の名前は「○○修学旅行〜わたしだって、変われる〜」としました。「○○」の中には、ひとりひとり言葉を埋めてもらおうと思っています。そして、「そんなあなたにちゃんと変われるよ」って、背中を押したい。

 

今、本当に多くの女の子が大きな大きな一歩を踏み出そうとしています。それぞれにいろんな過去があって、この修学旅行へ覚悟と勇気を持って参加してくれようとしています。その勇気を、私は応援したい。彼女たちが、大切な人たちと一緒に笑いながらごちそうさまと言える日が一日でも早く訪れることを願って。

 

みなさまからの温かいご支援をお待ちしています。

 

運営チーム8人で頑張ります!

 

 ご支援の使い道 

 

◆参加者・運営交通費

 440,000円

◆バス代

 201,000円

◆コンテンツ費

 69,560円

 (BBQ、キャンプファイヤー、プロジェクター、運動会グッズ、マイクなど)

◆運営参加費

 80,293円

◆手数料

 183,600円

◆備品・税金など

 50,746円

 

合計 1,025,199円

 

 

 お問い合わせ先


本プロジェクトにご協力いただける方、取材希望の方、ご質問がある方はお気軽にお問い合わせください。


「○○修学旅行〜わたしだって、変われる〜」実行委員
Mail:syugakuryoko.fordgirls★gmail.com
(★を@に変えてご連絡ください)

ご参加を希望の方は以下の応募フォームよりお申し込みください。
https://goo.gl/forms/4O7BKyJB0Wdjourv1

 

+  公式サイト

  


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