プロジェクト概要

 

毎日「おいしく、安心な」ものを食べられるように、調査を行っています。

 

はじめまして。一般社団法人農民連食品分析センターの八田純人と申します。私たちは、1996年に農業者や消費者の募金により設立された、世界的にも珍しい科学分析施設です。募金で活動する科学分析施設としては、日本最大の施設にあたります。

 

これまで輸入食品の残留農薬や、遺伝子組み換え食品の実態調査など、さまざまな分野で調査や情報を提供してきました。15年ほど前に、中国産冷凍野菜から残留農薬が多数検出され、社会問題になりました。私たちは、この問題の摘発調査を最初に実施し、法律改善にまでつなげました。

 

設立以来、行政でも、企業でもない、消費者や農家さんに寄り添う立場で、独立した検査活動を行っています。募金を中心に運営をしているため、決して潤沢な調査資金や設備をもっているわけではありませんが、食の安全を守る砦として、開かれたラボとして、誇りを持って活動をしています。

 

ゲルマニウム半導体検出器導入記念

 

海外で、鶏卵から違法使用農薬が検出されました。


2017年7月、EUで流通される鶏卵、鶏肉の大規模な殺虫剤フィプロニル(fipronil)の汚染事件が発覚しました。殺虫などの駆除を引き受けていたオランダの業者が、養鶏場での使用は認められていないこの農薬を、こっそり使用したことが原因とされています。

 

殺虫剤フィプロニル(fipronil)とは、フェニルピラゾール系農薬に分類される殺虫剤です。私たちの身の回りでは、主にゴキブリ駆除用やペット用殺虫剤などとして普及しています。

 

フィプロニルの一日摂取許容量は、0.00019mg/kgとされています。(厚生労働省:動物医薬品評価書(案):フィプロニル第二版)この数値だけで比較をすると、農薬の中でも、少量で影響を与える恐れのある成分と言えます。

 

主な毒性症状は、軽度の意識障害、悪心、嘔吐、発汗、関節の動きへの障害、筋肉のけいれん、頭痛、めまい、などが事例として報告されています。((公財)日本中毒情報センター:保健師・薬剤師・看護士向け中毒情報

 

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私たちの身の回りで行われる農薬散布や、家庭用フィプロニル剤の適切な利用の範囲内なら、このような症状に繋がる残留や汚染は起きないと考えられます。しかし、今回のように不適切な使用が行われた場合においては、注意が必要となる場合もあります。

 

実際、今回EUで見つかった鶏卵では、残留量が1kgあたり0.0031mg〜1.2mgのものが見つかっています。このレベルの残留であれば、中毒症状を起こすことはありませんが、例えば、この1kgあたり1.2mgの検出が認められた鶏卵を体重10kgの子供が1個つ食べただけで、一日摂取許容量を超えてしまうのです。

 

卵はお菓子など、多くの食品に使われているため、この事件の際には、それらも販売中止になりました。そしてその影響は、EUの国々だけにとどまらず、スイスや香港などにも広がり、鶏卵の大量廃棄や養鶏場の一時閉鎖、汚染鶏卵を使用したと考えられる商品の回収指示などが出される事態になりました。

 

幸い、幸い、日本は鶏卵の自給率は98%程度と高い水準にあるので、今回の影響は受けずに済みました。(農林水産省:知ってる?日本の食料事情)厚生労働省によれば、汚染鶏卵の日本への輸入は、存在しないことを照会済みだとのことです。(2017年10月13日時点、厚生労働省:食の安全に関するQ&A

 

輸入された鶏卵の安全性はわかりましたが、日本国内で生産される鶏卵の安全性は…?

 

私たちは事件発覚後、国産鶏卵について、問題となっているフィプロニルをはじめ、農薬378成分について調査を実施しました。検査対象は、私たちの施設周辺の商店から購入できた8製品です。

 

その結果、いずれの製品からもフィプロニルや検査対象にした農薬378成分に該当する検出は認められませんでした(農民連食品分析センター:調査レポート)。


しかし今回、検査ができたのは8製品だけにすぎません。この調査数では、国内の
鶏卵の実態を反映するデータとは言えないのが現状です。募金で活動する私たちの
力だけでは、調査できる範囲には限界があります。国産鶏卵を、安心して食べられる情報を増やすために、もっと広い範囲での調査を行いたいと考えています。


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情報を増やすことは、消費者と生産者どちらも守る事につながります。

 

私たちは、問題のある鶏卵や業者をあぶり出すために調査を行っているわけではありません。

 

鶏卵価格の低迷、飼料の高騰、衛生管理、鳥インフルエンザの脅威―。日本の鶏卵生産に関わる農家の苦労は、大変なものです。そうした厳しい情勢の中でも生産者は、違法な行為に手を汚すことなく、真剣に卵を生産する様々な苦労を積み重ねていることを私たちは知っています。


だからこそ、この調査は、生産者と消費者がともに、これからも安全で安心な国産鶏卵を届け、食べられる、そんな未来に繋げていくための、情報を増やすことを目的としています。


私たちは皆さまと一緒に、新しい食に関わるデータをまとめたいと思っています。お力をお貸し下さい。

 

  

 

 

今回のプロジェクトでは、皆さまの身の周りにある「鶏卵」の残留農薬を検査します。

 

①プロジェクト成立後、弊社へ卵を郵送してください

 ・郵送の方法:割れないように包んで宅配便で発送

 ・必要数:4個以上

 ※購入店のレシートなどは大切に保管しておいてください。

 

②サンプル到着後、弊社で検査を行う(7~10日間)

 ・残留農薬378成分一斉分析

 

③検査結果の報告

 ・弊社社印が押印された報告書および成績書をお届けします

 

④今回の調査レポートの報告

 ・今回、調査した全ての鶏卵についてのデータをまとめたレポートを発送します

 

 

この調査結果によって…

 

▷消費者の方が、普段食べている鶏卵をこれからも安心して食べることができます!

▷鶏卵生産者さんが、生産する鶏卵の残留農薬についての安全性を伝えることができます!

▷卵を提供するお店が、卵に対するこだわりに加え、お客さまに安心の食材を使っていることを伝えることができます!

 

 

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食の安全・安心は、国や行政、生産者や食品製造業者と消費者が「一緒に」つくっていくものだと考えています。

 

私たちは20年以上、食を囲む全ての人たちが、その未来について受け身ではない向き合い方を増やしたいと活動してきました。

 

安心・安全を国や行政、生産者や食品製造者に任せるのではなく、消費者自身で確認をし、考えることが必要だと思います。国民の食の砦として、私たちの科学分析施設は役割を果たしていきます。

 

自動代替テキストはありません。

 

▶▶▶リターン▶

 

▷5000円

・農民連食品分析センター施設見学ツアー

(今回の調査に使用するLC/MS/MSおよびGC/MSのほか、放射性セシウムの測定器、遺伝子組換え作物の検査機などの見学ができます)

・手作りミニミ二ポット「WalPod」

(スタッフ手作りの素焼きポットです。エアープランツの鉢植えやアクセサリとしてご利用ください)

・サンクスメール

・今回の鶏卵調査の結果をまとめた報告書

 

▷10000円

・鶏卵調査1サンプル

※送料はご負担をお願い致します。

・サンクスメール

・今回の鶏卵調査の結果をまとめた報告書

 

▷30000円

・下記の中からお好きな調査1つ 50%引き 
(ネオニコチノイド系農薬検査・遺伝子組み換え作物検査・グリホサート残留農薬)

・鶏卵調査1サンプル(報告書・成績書付き)

※送料はご負担をお願い致します。

・サンクスメール

・今回の鶏卵調査の結果をまとめた報告書

 

▷50000円

・「遺伝子組み換え食品を検査するワークショップ」開催(1回10人まで)

※交通費は別途ご負担をお願いします。

・サンクスメール

・今回の鶏卵調査の結果をまとめた報告書

 

▶▶▶資金使途▶

 

いただいたご支援は、鶏卵検査の費用、報告書作成費用として大切に活用させていただきます。

 

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