無実の人は無実に！冤罪について語り合うラジオ番組の継続を！

再審・えん罪事件全国連絡会の事務局長をしている瑞慶覧(ずけらん)淳(あつし)といいます。再審・えん罪事件全国連絡会は、1973年に4月、冤罪で苦しむ人々を救うと作家の松本清張氏、作家の佐野洋氏、評論家の青地晨氏らの呼びかけで結成されました。以来、「無実の人は無罪に」のスローガンに、冤罪事件の真相を広め、裁判支援、在獄者の処遇改善運動に取り組んでいます。

冤罪事件の犠牲者とその家族が、無実の声を社会の人々に届けるには、警察、検察、裁判所、そしてマスコミ報道でつくられた予断と偏見という社会の大きな壁によって、非常に困難なことです。

一方、こうした厳しい状況の中で、足利、布川、東電「OL」、東住吉冤罪事件が再審無罪を勝ち取りました。さらに、袴田、大崎、松橋(まつばせ)事件と相次いで裁判のやり直し（再審開始）決定が出され、以前に比べて冤罪事件への社会的関心も高まってきていると思います。テレビでも、「９９．９」という冤罪をテーマにしたテレビ番組が好評のようです。

ぜひ、冤罪当事者や弁護士、元裁判官などが出演し、冤罪についてリアルに語る「塀の中の白い花～ほんとに何もやっていません」のラジオ放送に期待しています。その実現にむけて多くの方の応援をお願いします。